目覚ましは5時だったんだけど、4時に目が覚めちゃった。
シャワーを浴びてパジャマを洗濯。
すぐ干せば9時すぎには乾くはず。
ぼくの乗るバイヨンヌ往きのバスは
10時半にターミナルを出発するので
9時50分くらいにアパートを出れば
じゅうぶん間に合うのです。
パッキングもほぼ完了。
朝食をつくって、残り食材を詰め、
部屋履きや洗面道具を仕舞ったりすればいい。
こうしてきちんと事を進めれば進めるほど、
仲間との旅の終わりの切なさが、
ひしひしと胸に来るんだよー。
「現地解散」は慣れているはずなんだけどなあ。
俺Tunes(脳内)、中島みゆきを流すのはやめなさい。
せめてムーンライダーズにしてくれ。
とたんに「蒸気でできたプレイグランド劇場で」がかかる。
やばいやばい。
ともあれ、やることをやらねば。
米を炊く。
リゾットは何度かつくったけど、
ごはん(つまり白米)を炊いてみようと思ったのでした。
かるく研いで(リゾットは研ぎません)水に浸し、
鍋で沸騰して13分。
いつもの方法で、うむ、うまくできました。
きのうのスープをさらに調味して、
たっぷりめのバスクとうがらし(辛くない)を入れて
カレー風に。
ごちそうさまでした。
これで食材を使い切りました。
調味料はぼくがバイヨンヌに持っていきます。
米は、見た目は日本ぽいけど、
やっぱりちょっとぱさぱさしている。
油と相性のいいお米なんだと思う。
ここのキッチン、使いやすかったなぁ。
でもやっぱり包丁と俎板は自分のがいいな。
トング、菜箸、あとチーズおろしも。
カトラリーは、こういうアパートでは
超能力じゃなくて曲がっちゃいそうなくらい
ペナペナなのは仕方ないですね。
でもほんとうによく整ったアパートでした。
友人を見送る。
ひとりはタクシー乗り場まで荷物を運びつつ。
ひとりは玄関でサヨナラ。
また東京で。
そして荷物の最終確認。
鍵は置いていけばいい。
オートロックのドアを閉めれば終わり。
あっけないものだなあ。
さよならドノスティア/サンセバスティアン。
またね、アディオス!
ではこれからバスターミナルに向かいます。