海外在住でなかなか会えないシンユー帰国。
丙午会、それなりのトシゆえにか、お互い忙しく、
約束はいつも成り行き、というのが通例なのだが、
今回はうまい具合に予定が合いました。
昼、ビストロで2時間ほどしゃべる。
目を見てリラックスしてしゃべれるというのは
じつはぼくにしては珍しい相手なんだよなあ
(意外と思われるかもしれませんが
ぼくは人の目を見てしゃべるのが基本的に苦手です)。
だからともだちなのか。
この人は経営の世界の冒険児みたいな感じで、
ぼくとはまったく違う世界に
(これまでの人生も、いまの仕事も)生きているんだけど、
世界は網の目なので意外なところでつながったりもして。
もちろんまじめな話もしますが、
そればかりでは、もちろん、なく、
基本的にどうでもいいようなことばかりを
おおげさな身振り手振りで笑いながらしゃべっている。
たぶんまわりはうるさかったと思う。すみません。
でも、いまこうして書くと、そういう時間って、
とてもpreciousなものに思えてくる、
‥‥なんて言うにはやっぱりくだらない話が多すぎるよな。
でも、これでいいのだ。そういうものなのだ。
次の約束はしないで別れた‥‥はずが、
ひとつ、仕事につながったら面白いなというアイデアが出て
その件のミーティングをかねて
また近々ゴハン行こ、ということに、
すぐにメールで決まったりして、
この思いつくままにいい加減にという行動が、
小学生っぽいわれわれ。
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二十歳のころからの仲間と仕事の打ち合わせ。
ぼくより年長のひとを
くんづけしてはもうしわけないようなものだけど
当時のままの呼び方って変えられないんです。
じつはこうして仕事をいっしょにするのは初めてだけど、
なんとか生きて、好きなことを軸に仕事できてて、
おたがい、よかった。
あいかわらず歯はないし、
当時みたいな(80年代の45rpmみたいな)格好で来たので、
あいかわらずだね、いつもそういう格好なのと訊いたら、
ほんとはこのごろ普段はスーツ的だったり
ジャケットだったりするんだけど、
きょうはわざとこういう格好をしてきたんだよ、と。
歯はインプラントしようと思って抜いて
諸事情によりそのままなんだって。
考えてみればぼくのほうだって
あの頃から十数キロ太、といいつつ
中身はなにもかわってないんだな。
なおそこに居合わせたみんながほぼ近所に在住というのも
なんだか、よかった。
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先の海外在住シンユーがふたたび
さらに海外在住の友人を連れて青山来訪、
居酒屋のようなそば屋で談合。
3人集まれば中華、といきたいところだが、
彼ら中国語圏の巨大都市が基盤なので、それは勘弁だという。
そりゃそうだよね。
で、かつおの刺し身だとか、谷中生姜だとか、だし巻きだとか、
そういうおじさんものをつついてビール。
密度濃く、たのしく話して、ぱっと解散。
つづきはまた来日時に。
しかしなんだろう、やっぱり、小学生ぽい集まりだと思った。
そうか、「また明日ね」が言いたくなる感じなんだな。
そうもいかないよね。
次の日まで、元気でいてください。
次回はわが家の「あかおに食堂」へどうぞ。