インセプション、
祝日の夜、最終回が満員。
ひとりなんで席はとりやすいけど
残ってる1人席はだいたい
ペアとペアにはさまれることになり、
どちらかが「おしゃべり」なんてなさってると、もう。
今回は左隣の中年ご夫婦がよくお話しになられてました。
それはともかくインセプション。
面白く観ました。
クリストファー・ノーラン監督さすがだと思う!
確信的な不親切さも暗さもOK。
エンディングロールが出たとき満員の場内あちこちで
「うわぁ‥‥」と溜息がもれました。
ぼくも「えっ、えっ、えっ」と前のめり。
「も、もう一度観ないと」と言ってる声も聞こえた。
ただ、役者が。
「ダークナイト」のヒース・レジャーはやっぱり
別格中の別格だったんだなと思う。
ものすごく人生背負ってる人の役を
この人にやらせるのは‥‥。
そこに奥行きが出たら、名作になったろうなあ、
なんて思ったら、ここらへんすべて演出でしょう説も。
というのはノーラン監督、
主役は最初から彼だけを考えてたそうです。
だとしたら、わざとなのか。
ところでこの映画、よく知らずに行ったんだけど、
ぼくの苦手な「閉塞感」が濃密に支配していて、
前半、空間的な意味ではない、閉所恐怖におそわれました。
逃げ場がない感じとか、精神的な行き止まり感、
追いつめられかたに、かなりまいった。
しかも空調がやけに高目設定だったので、
息がくるしくなっちゃって、ダメかも、と。
でも理性で「ま、ダメなら出ちゃえばいい」と思ってるうち
どんどん面白くなってきたんで大丈夫になったんですけど。
すごく好きとはいいにくい映画だし、
自分ランキングにも入りにくいんですけど、
こんな僕でもしっかり面白かったというのが感想です。
●
NODA MAP「ザ・キャラクター」。
こちらも内容知らずに行ったんだけど、
ぼくはとても面白かった。
世評は賛否両論みたいですね。
毎回のことだけど「なぜ、いまこのテーマ?」
っていう疑問は、かすかに残るというか、
(串田さん・勘三郎さんのコクーン歌舞伎は、
そこがとてもよくわかるのに比べるとなおさら)
野田さんにとってもこのテーマ(実在したカルトが題材)って
このくらい時間が経たないとできなかったことなんだと
ちょっと驚いたりもしたりして。
でも、テーマと時代性はさておき、
演劇ってこうだよな、こういうもんだよな、
っていう快感のある舞台でした。
青さもふくめて「一丸」の感じ。
ことばは、難解なところもあるんだけど、
どういうわけかすっと入ってくる。
出演者、とくにメインキャストのひとたちは
もうほんとに鍛え抜かれててすごい。
宮沢りえさん、ほんとうに凄い役者になったんだなあ。
あと田中哲司さんがとてもよかった。
調べたら丙午だそう。おお同い年。ちょっと嬉しい。
祝日の夜、最終回が満員。
ひとりなんで席はとりやすいけど
残ってる1人席はだいたい
ペアとペアにはさまれることになり、
どちらかが「おしゃべり」なんてなさってると、もう。
今回は左隣の中年ご夫婦がよくお話しになられてました。
それはともかくインセプション。
面白く観ました。
クリストファー・ノーラン監督さすがだと思う!
確信的な不親切さも暗さもOK。
エンディングロールが出たとき満員の場内あちこちで
「うわぁ‥‥」と溜息がもれました。
ぼくも「えっ、えっ、えっ」と前のめり。
「も、もう一度観ないと」と言ってる声も聞こえた。
ただ、役者が。
「ダークナイト」のヒース・レジャーはやっぱり
別格中の別格だったんだなと思う。
ものすごく人生背負ってる人の役を
この人にやらせるのは‥‥。
そこに奥行きが出たら、名作になったろうなあ、
なんて思ったら、ここらへんすべて演出でしょう説も。
というのはノーラン監督、
主役は最初から彼だけを考えてたそうです。
だとしたら、わざとなのか。
ところでこの映画、よく知らずに行ったんだけど、
ぼくの苦手な「閉塞感」が濃密に支配していて、
前半、空間的な意味ではない、閉所恐怖におそわれました。
逃げ場がない感じとか、精神的な行き止まり感、
追いつめられかたに、かなりまいった。
しかも空調がやけに高目設定だったので、
息がくるしくなっちゃって、ダメかも、と。
でも理性で「ま、ダメなら出ちゃえばいい」と思ってるうち
どんどん面白くなってきたんで大丈夫になったんですけど。
すごく好きとはいいにくい映画だし、
自分ランキングにも入りにくいんですけど、
こんな僕でもしっかり面白かったというのが感想です。
●
NODA MAP「ザ・キャラクター」。
こちらも内容知らずに行ったんだけど、
ぼくはとても面白かった。
世評は賛否両論みたいですね。
毎回のことだけど「なぜ、いまこのテーマ?」
っていう疑問は、かすかに残るというか、
(串田さん・勘三郎さんのコクーン歌舞伎は、
そこがとてもよくわかるのに比べるとなおさら)
野田さんにとってもこのテーマ(実在したカルトが題材)って
このくらい時間が経たないとできなかったことなんだと
ちょっと驚いたりもしたりして。
でも、テーマと時代性はさておき、
演劇ってこうだよな、こういうもんだよな、
っていう快感のある舞台でした。
青さもふくめて「一丸」の感じ。
ことばは、難解なところもあるんだけど、
どういうわけかすっと入ってくる。
出演者、とくにメインキャストのひとたちは
もうほんとに鍛え抜かれててすごい。
宮沢りえさん、ほんとうに凄い役者になったんだなあ。
あと田中哲司さんがとてもよかった。
調べたら丙午だそう。おお同い年。ちょっと嬉しい。