某日、ひさしぶりに弁当男子。
某日、根津美術館前の「宮川」で上天丼。
前にも食べたことがあるはずなんだけど
こんなにおいしかったっけ?!
海老2尾、メゴチ(たぶん)、小柱と葱のかきあげ、
烏賊、茄子、ヤングコーン、ズッキーニ、たまねぎ、
しめじ、みょうが、かぼちゃ、さつまいも、ピーマン、
が、のってる。すごい。
タレもうまくて、あまりにうまいんでゴハンがすすみ、
タネがたっぷり残ってるのにゴハン完食しちゃった。
おずおずと「あの、ゴハンだけ一膳、
いただいてもいいでしょうか」と言ったら、
「炊き立てがあがるから、
ちょっと待っていてください」と。
しばらく待ったら、タネをすこしよけてごはんをよそい、
揚げ玉というか揚げかすですね、をぱらっと振って
タレをまわしかけてくれた。
うれしい‥‥。しかもその分の料金、とらないし。
味噌汁は赤だしで、具はわかめとたまご。
山椒を振ってあるのがまたいい。
おしんこもおいしい。まいった。
マイ天丼ランキング暫定ナンバーワンになりました。
携帯しかなかったんで写真がいまいちなのは勘弁ください。
朝、牛筋を下ごしらえしながらつけてたTVの
NHKのドキュメンタリーで
「技術は人の支援でなくてはならない」
というテーマをやってた。
つまり、現代の科学技術は、
その100%を実用化するのではなく、
人間が人間らしく生きていくための補助としてあるべきで、
ゆえに、「技術のすべてを、あえて使わない」選択肢が、
いま、とられているのだそう。
自動車の衝突防止プログラムも
人間が危険と判断できる12.5メートルという距離より
先にブレーキするしくみは、じつはできるんだけど、
あえて、とらないそう。
それがあると「どうせ自動運転で停まるから」って
なっちゃうというんですね。なるほど。
人は信用できない、というところにたっているのが流石。
そして科学技術は常に最先端を実用化、
と思い込んでいたので、ちょっと目からうろこでした。
●
同じくドキュメンタリーか紀行番組かで
オスマントルコの兵士軍団イエニ・チェリのことをやってた。
彼らのこと、よく「奴隷」と称されるんだけど、
その言葉、のちの農奴であるとか
近代の人種差別的な奴隷制度の奴隷と混同されちゃってて
さっぱりわかりにくくなってる。
ようするに階級社会の問題で
「最初から働かなくていい人」と
「雇われて働いている人」のちがいと考えれば、
現代のサラリーマンがオスマントルコのイエニ・チェリであり
ローマ時代の奴隷であるわけだというロジックが成立する。
‥‥と、そんな論旨があるのを思い出した。
もちろん「サラリーマンは現代の奴隷である」
なんて言う人は今いないと思うけど。
何が言いたいのかというと、
そろそろ訳を替えたほうがいいんじゃないの、
ということです。
●
下北沢で芝居を観る。
男子はだまってなさいよ!(というカンパニー)の公演、
「男子天才バカボン」。
出演が松尾スズキ、荒川良々、皆川猿時、とくれば
これはもう大人計画だろうと思って行ったんだけど、
じつにゆるい‥‥あの、なんというんでしょう、
いいとかわるいとか言いようのない、ゆるい舞台でした。
ある意味「これで金とるのってすごい勇気」と思う。
けなしているんじゃなくて、ストレートにそう思う。
ちょっと面白いなと思ったのは
バカボン役が荒川良々だったこと。
いっけん、適役なんだけれど、
自由にやらせているぶん、彼のもっている、
もう目を背けたくなるような「純・悪」とも言うべき
わるいところが、どろどろにじみでるバカボンになった。
笑顔のまま相手が死ぬまで叩くみたいな感じ。
かなり怖い。
原作ではバカボンってやさしさと無垢の
象徴なはずなんだけどなあ。
いっぽう松尾スズキさんのパパはじつに「そのもの」。
ママの釈由美子さんは、ちょっと足りない感じながら、
なるほどと思える配役ではあった。
それだけに、バカボンの「悪」がきわだってました。
特筆すべきは今野浩喜(キングオブコメディ)。
あのなかにいて、あきらかに異質、怪優というのが凄い。
ある意味皆川猿時の「ウナギイヌ」より怪しい。
そして謎なことに、出演男優たちの多くが
ものすごい胸毛の持ち主。
そんな胸毛率の高い集団っていますか。
終わって同行の編集女子(ワハハ時代から仲良し)と
焼き鳥、中ジョッキ4杯。
たいへん混雑している焼鳥屋。
下北沢の活気におどろく。
なんか景気がいい感じがするんだもの。
某日、根津美術館前の「宮川」で上天丼。
前にも食べたことがあるはずなんだけど
こんなにおいしかったっけ?!
海老2尾、メゴチ(たぶん)、小柱と葱のかきあげ、
烏賊、茄子、ヤングコーン、ズッキーニ、たまねぎ、
しめじ、みょうが、かぼちゃ、さつまいも、ピーマン、
が、のってる。すごい。
タレもうまくて、あまりにうまいんでゴハンがすすみ、
タネがたっぷり残ってるのにゴハン完食しちゃった。
おずおずと「あの、ゴハンだけ一膳、
いただいてもいいでしょうか」と言ったら、
「炊き立てがあがるから、
ちょっと待っていてください」と。
しばらく待ったら、タネをすこしよけてごはんをよそい、
揚げ玉というか揚げかすですね、をぱらっと振って
タレをまわしかけてくれた。
うれしい‥‥。しかもその分の料金、とらないし。
味噌汁は赤だしで、具はわかめとたまご。
山椒を振ってあるのがまたいい。
おしんこもおいしい。まいった。
マイ天丼ランキング暫定ナンバーワンになりました。
携帯しかなかったんで写真がいまいちなのは勘弁ください。
朝、牛筋を下ごしらえしながらつけてたTVの
NHKのドキュメンタリーで
「技術は人の支援でなくてはならない」
というテーマをやってた。
つまり、現代の科学技術は、
その100%を実用化するのではなく、
人間が人間らしく生きていくための補助としてあるべきで、
ゆえに、「技術のすべてを、あえて使わない」選択肢が、
いま、とられているのだそう。
自動車の衝突防止プログラムも
人間が危険と判断できる12.5メートルという距離より
先にブレーキするしくみは、じつはできるんだけど、
あえて、とらないそう。
それがあると「どうせ自動運転で停まるから」って
なっちゃうというんですね。なるほど。
人は信用できない、というところにたっているのが流石。
そして科学技術は常に最先端を実用化、
と思い込んでいたので、ちょっと目からうろこでした。
●
同じくドキュメンタリーか紀行番組かで
オスマントルコの兵士軍団イエニ・チェリのことをやってた。
彼らのこと、よく「奴隷」と称されるんだけど、
その言葉、のちの農奴であるとか
近代の人種差別的な奴隷制度の奴隷と混同されちゃってて
さっぱりわかりにくくなってる。
ようするに階級社会の問題で
「最初から働かなくていい人」と
「雇われて働いている人」のちがいと考えれば、
現代のサラリーマンがオスマントルコのイエニ・チェリであり
ローマ時代の奴隷であるわけだというロジックが成立する。
‥‥と、そんな論旨があるのを思い出した。
もちろん「サラリーマンは現代の奴隷である」
なんて言う人は今いないと思うけど。
何が言いたいのかというと、
そろそろ訳を替えたほうがいいんじゃないの、
ということです。
●
下北沢で芝居を観る。
男子はだまってなさいよ!(というカンパニー)の公演、
「男子天才バカボン」。
出演が松尾スズキ、荒川良々、皆川猿時、とくれば
これはもう大人計画だろうと思って行ったんだけど、
じつにゆるい‥‥あの、なんというんでしょう、
いいとかわるいとか言いようのない、ゆるい舞台でした。
ある意味「これで金とるのってすごい勇気」と思う。
けなしているんじゃなくて、ストレートにそう思う。
ちょっと面白いなと思ったのは
バカボン役が荒川良々だったこと。
いっけん、適役なんだけれど、
自由にやらせているぶん、彼のもっている、
もう目を背けたくなるような「純・悪」とも言うべき
わるいところが、どろどろにじみでるバカボンになった。
笑顔のまま相手が死ぬまで叩くみたいな感じ。
かなり怖い。
原作ではバカボンってやさしさと無垢の
象徴なはずなんだけどなあ。
いっぽう松尾スズキさんのパパはじつに「そのもの」。
ママの釈由美子さんは、ちょっと足りない感じながら、
なるほどと思える配役ではあった。
それだけに、バカボンの「悪」がきわだってました。
特筆すべきは今野浩喜(キングオブコメディ)。
あのなかにいて、あきらかに異質、怪優というのが凄い。
ある意味皆川猿時の「ウナギイヌ」より怪しい。
そして謎なことに、出演男優たちの多くが
ものすごい胸毛の持ち主。
そんな胸毛率の高い集団っていますか。
終わって同行の編集女子(ワハハ時代から仲良し)と
焼き鳥、中ジョッキ4杯。
たいへん混雑している焼鳥屋。
下北沢の活気におどろく。
なんか景気がいい感じがするんだもの。