中野へ劇団HOBOの第2回公演を観に行ってきました。
「ほぼ日」でも応援した劇団です。
それぞれちゃんと活躍する場を持っている役者たち、
もちろんいいトシのいいオトナたちが集まって、
「劇団」として立ち上げた。
同じくらいの高い技量と、同じ志を持っているという
「仲間」だから、舞台の上にひろがる空気が、まず、いい。
一公演かぎりのカンパニーにありがちな、
おれがおれがという「巧いだろ合戦」にならない。
押し・引き、絶妙。チームワーク抜群。
その「ああ、いい劇団だなぁ」というムードのなかで
かなり味わい深い話が、とても地味に展開していくのです。
地味だけど飽きない。良質なホームドラマみたいだ。
もっともこのごろのTVだと
ここまで地味な話は放映されないか‥‥。
前にも書いたけど、観終わったあとの気分は
おもしろい落語を観たあとの気分に似てます。
旗揚げ公演「喧嘩農家」は、ちょっとひりっとする、
ある意味現代的なストーリーだったんだけど、
今回の「明日の幸福論」は、昭和の長屋が舞台で、より落語的。
そして下敷きにしているのが太宰治。
ペーソス、という以上に愉快なところがあるから、
悲喜劇、ということになるのかなぁ。
最初「貧の意地」っていうテーマだと聞いてたんだけど、
そういうふうには思わなかったな。
なんていうんだろう「ただ、そういうものがたり」として
しみじみ、美味いお茶をいただきました、
という感じがしました。
あと、身内びいきじゃなくて言うんだけど
ポカスカジャンの省吾くんは
役者の技量や経験としては
圧倒的にみんなのほうが上のはずなのに、まったく遜色ない。
ほっ。
自分たち用に書いてるから、
「役がぴったり」なのはあたりまえかもしれないけど、
それ以上に省吾くんってものすごく
現場に出たときのカンがいいんだと思う。
「ポカスカジャン 確実に出す 馬鹿力」というか。
もちろん褒めてるんですよ。
劇団HOBO、どうか迷わずに、そのまま、
このペーソスたっぷりの世界を行ってほしいなぁ。
応援するつもりで難を言えば、
タイトルとチラシで損しる気もする。
ところでこの公演、まだ残席あるそうです。
3月7日までやってます。
「ほぼ日」でも応援した劇団です。
それぞれちゃんと活躍する場を持っている役者たち、
もちろんいいトシのいいオトナたちが集まって、
「劇団」として立ち上げた。
同じくらいの高い技量と、同じ志を持っているという
「仲間」だから、舞台の上にひろがる空気が、まず、いい。
一公演かぎりのカンパニーにありがちな、
おれがおれがという「巧いだろ合戦」にならない。
押し・引き、絶妙。チームワーク抜群。
その「ああ、いい劇団だなぁ」というムードのなかで
かなり味わい深い話が、とても地味に展開していくのです。
地味だけど飽きない。良質なホームドラマみたいだ。
もっともこのごろのTVだと
ここまで地味な話は放映されないか‥‥。
前にも書いたけど、観終わったあとの気分は
おもしろい落語を観たあとの気分に似てます。
旗揚げ公演「喧嘩農家」は、ちょっとひりっとする、
ある意味現代的なストーリーだったんだけど、
今回の「明日の幸福論」は、昭和の長屋が舞台で、より落語的。
そして下敷きにしているのが太宰治。
ペーソス、という以上に愉快なところがあるから、
悲喜劇、ということになるのかなぁ。
最初「貧の意地」っていうテーマだと聞いてたんだけど、
そういうふうには思わなかったな。
なんていうんだろう「ただ、そういうものがたり」として
しみじみ、美味いお茶をいただきました、
という感じがしました。
あと、身内びいきじゃなくて言うんだけど
ポカスカジャンの省吾くんは
役者の技量や経験としては
圧倒的にみんなのほうが上のはずなのに、まったく遜色ない。
ほっ。
自分たち用に書いてるから、
「役がぴったり」なのはあたりまえかもしれないけど、
それ以上に省吾くんってものすごく
現場に出たときのカンがいいんだと思う。
「ポカスカジャン 確実に出す 馬鹿力」というか。
もちろん褒めてるんですよ。
劇団HOBO、どうか迷わずに、そのまま、
このペーソスたっぷりの世界を行ってほしいなぁ。
応援するつもりで難を言えば、
タイトルとチラシで損しる気もする。
ところでこの公演、まだ残席あるそうです。
3月7日までやってます。
ペーソス好きのかた、ぜひ!