小倉充子さんと行った京橋の「京すし」。
すしの旨さもさることながら
小倉さんと、店主である
岡田“江戸の火消しになりたかった”親(ちかし)さん
のおかげで、江戸の「体験」をしたような気分に。
こういうお店で時間をすごすとというのは
とっても大人になった気分。
43歳でよかった。
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食いしん坊の女性ふたりを連れて「ピアット・スズキ」。
何度行っても、ほんとうに好きだなぁ。
いろんな国でいろんなものを食べてるけど
ぼくは世界一好きだ。鈴木さんの料理。
そしてここは強く強く思い出すことのある場所。
忘れ得ぬ時間を過ごした店。
そんなお店で心を許しすぎると泣いてしまうので
そのあたりは冷静に。
こっそり行ったわけじゃないんだけど
ここに行くときは必ず誘う胃袋の相棒にバレて怒られた。
「ずるい! なんで誘わないんだよー」と。
すまない。次回は一緒にいきましょう。
あまりにも旨いので二人で行くと家族にナイショで
悪いことをコソコソしているような気分になるのが面白い。
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荒木町「やまちゃん」。
築地の場内で働いているご主人。
副業というには見事すぎるほどの、魚料理の居酒屋。
完全にひとりでなさっている。
そしてずいぶん飲んで食べたのにもかかわらず、
びっくりするくらい安い値段。
築地の場内で仕入れること、
ひとりでまかなっていること、
自分の「手におえる」ことだけをやっていること、
(複雑な料理はしない、そしてメニュー数はすくなめ)
無理なことは断ること、
(ちいさなお座敷もあるけど、カウンターのみで営業)
という基本方針で、安さを実現しているのかも。
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久しぶりに「マンジャ・ペッシェ」のランチ。
はじめて生ハムを頼んでみたら、
ものすごくおいしいのでびっくり。
飛び魚の燻製のスパゲッティもすばらしかったです。
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週に1回くらいだけど晩酌をするように。
なぜかというと三谷龍二さんの木の皿に
チーズと生ハムを乗せたいから。
それが見たいから。
器が生活を変えるってアリですか。アリでしょう。
赤ワインは高橋禎彦さんのグラスで。
ちなみに生ハムは松屋銀座の
シャルキュトリーコダマさんの切り落とし。
口に入れて噛むと「うほほほほほ」と奇妙な声が出る旨さ。
切り落としはサイコロみたいなブロックが多いので顎が疲れるけど
それがまたいい。高いけど安いし。
松屋銀座はチーズ売り場もすごいです。
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その松屋銀座の「りょくけん」のスタンプが貯まったので
農家直送の野菜が送られてきた。
のぶき、わらび、みず、という山菜がたっぷり。
調理したことない(わらびは水煮で買ってた)ので
ちょいと楽しみ。
いまわらびのあく抜き中。