午前中は部屋にいて、
午後からランチに出かけた。
もちろん誘ってもらったのである。
誘われなければ自炊で満足しちゃうし、
自炊では食べられない
(こともないけど、超絶面倒な)ものを
腹いっぱい食べられるので嬉しい。
頑なに自炊に拘ってるわけじゃないです。
出かけたのはモスコバという
部屋から地下鉄で5駅、都心に行ったところにある
Pescetto という食堂。
モスコバは市が若手のブランドやデザイナー、
ショップを誘致してファッション地区にしたいと
市が考えているそうなんだけど、
うまく行っているかどうかはよくわからない。
そういうムードもなくはない。
そう聞いたからそう見えるだけかもしれない。
でもわりと品のいいエリアである。
食堂と呼んだのはまさしく食堂と呼ぶにふさわしいからで、
こういう街中にあるのが不思議なくらい、
海辺の町にありそうなつくり。
入るとすぐ左手に冷蔵ショーケース、
そこにぎっしりとキャッチオブザデイが並んでいる。
向こう側に愛想も威勢もいい兄ちゃんたちがいて、
客はこれをこれくらいこう調理してと
(焼くか揚げるか的な程度だけど)
相談して、先にお会計。
定食があったので、勝手がわからないのと、
おススメに違いないとの判断で、
それを組み合わせて4人でシェアをすることにしました。
席にはフロア担当の兄ちゃんがコップやカトラリー
(機内食みたいにパックになってる)を持って来てくれる。
レシートの番号で呼び出されたら
クチーナのデシャップまで取りに行く。
ただし呼び出しはイタリア語なのでそこが弱るが、
デシャップで張っていれば大丈夫だよね。
今回はイタリア語を話すYさんがいたので頼りきりました。
とても腹が減っていたので、
というのも昨晩は例の肉屋だったので
起床がやや遅くなり、
朝飯をたらふく食べたらランチ行けないじゃん!
とフルーツだけでガマンしていたのです。
イカとエビのフリット、
タコとジャガイモのサラダ
(と言い張るが、これはオカズだ)、
エビの串焼き。
ズッキーニやウイキョウや青菜、
えーっと名前忘れたな、北のほうの苦い野菜、
そういう付け合わせもいっぱい。
オステリアやトラットリアやリストランテとは違うけど、
いい素材をさっと調理。
ぼくはこういうものが好み。
皆さま仕事中なのでワインはナシ。
しみじみと、
次回ともだち誘ってゆっくり来たいなあ、なんて思う。
でも52にもなると同世代のともだちは
いろんな責任があってぼくみたいにフラフラしていない。
ごはんの好みがあうだけじゃダメなんだよなあ。
ちょっと不調を抱えていたりもするし、
誘いたくてもあの世にいたりするし。
(来てくれないかな? こっちから行くのは困るけどさ。)
満腹になって帰宅。
皆さんは休憩してまた仕事に行くそうだ。
最後の晩なのでと夕飯も誘っていただくが、
食材がたんまりあるのでパス。
夕方までは部屋を片付け、
ひと段落したので
量り売りのワインを飲みながら
生ハムやサラダをつまんでいたら
だいぶ満足してしまった。
最後の胃の隙間はゆで卵とフルーツ。
……食材ちっとも減らないじゃん!
そんな一日でした。