5時半起床。もうちょっと寝るかどうしようか、
と思いつつ、iPhoneを見ると、
メールボックスに急ぎの連絡が入っているじゃないの。
こういうことは四の五の言わずすぐにやるべきなので、
飛び起きて作業。そして朝食前に終える。
「あさめしまえ」というのは実は効率がいいです。
今回のミラノでの自炊第1回は、
まあとうぜんですがパスタ。
RUMMOのリングイネを茹で、
アスパラガスとマッシュルーム、にんにくを
オリーブオイルで炒めて、ゆで汁を入れて乳化、
茹で時間完了の1分前にフライパンにリングイネを移し、
塩とこしょうで味をととのえつつ仕上げる。
山盛りの、すりおろしたパルミジャーノをのせて完成。
途中でもう一味ほしくなり、
昨日のサン・ダニエーレをのせてみたら、
ひゃあ、おいしい。
ミラノに着いて翌朝、いい感じの光のなかで、
自炊をしてこれを食べているわけで、
もうそれだけでご馳走なわけです。
ほんとうにおいしいのかどうかは、
このさいもう、どうでもいい。
いや、ちゃんとおいしいとは思うんだけど、
もし失敗しても、これは、ご馳走なんだと思う。
そのまま昼までぐたぐた。
目的がないので、これでいいのだ。
ドゥオモのPECKで高級食材を買うとか、
かの食のデパートEataly Milano Smeraldoに行くかと
迷っていたら、月曜日って休みか、
あるいは営業が午後遅くからというところも多いみたいで、
方針を変えて徒歩圏内で探すことに。
あらかじめね、地図をですね、 オンラインのGoogleマイマップで、つくっていたのです。
ミラノ在住のYさんに協力してもらい、
近くのいい総菜屋とか八百屋とか
巨大スーパーの位置は把握済み。
カラのリュックに、小さなタンピコをひとつ入れ、
財布と携帯とWi-Fi、
老眼鏡(これが悲しい)にハンドタオル。
暑いから半ズボンにスニーカー、上は麻の白いシャツ。
まず同じ通り沿い(ブエノスアイレス通り)にある総菜屋。
ここでパンチェッタの塊とサンドイッチ購入。
このパンチェッタすっっっっっっっごく、おいしいのよ!
と、たぶんマダムはイタリア語でそう言ってました。
「そこまで明るくなくっても」と思うくらい明るい。
そのあまりの明るさに、そうだここはミラノだった、と、
なんでかカルチャーショック。
だいたい「おいしいもの」の店の人は愛想がいいけど、
パリあたりだと、とんでもなく頑固なおじさんとかいるから、
イタリア人のこういうところ、いいなあ。
続いて横道に入り八百屋を目指す。
Yさんが大好きという八百屋さん、
もちろんここもイタリア語しか通じないので、
ジェスチャー大会で買い物。
「酢」がどうにも通じなくて、
ほらほら、レモンみたいにすっぱくて、
瓶に入ってて‥‥ということまで通じたものの
出てきたのはバルサミコ。
ワインビネガーがほしかったんだけど、
でもおいしそうだったので購入。
ほかに青菜とトマトとフルーツと唐辛子も購入。
最後に大型スーパーへ。
ぼくは「腹ぺこで大型スーパーに行く」と、
とんでもないことになるのだが、
忘れていたわけではなく、
「どうなるのかちょっとやってみよう」と思いまして。
こちらのスーパーはカートがそもそもでかいので危険。
それでも小さめ(でもキャスターはついている)のを引っ張って、
パスタ生ハム鶏肉豚肉牛肉、
ワインビネガーのかわりにレモン果汁(これにした)、
コーヒーに紅茶にブラッドオレンジジュース、
チーズ牛乳バター、卵、瓶入りポモドーロソース、
ツナ缶とスパイス(ローズマリーとクミン)、
そしてちょっとよさげな白ワイン1本。
リュック満杯、タンピコ満杯。
部屋が近くてよかった‥‥。
戻ってきてサンドイッチを食べて、
いまこうしてブログを書いている夕方です。
もう1日が終わりかけている!
このあと夜遅くに、先に日本を発った知人が
アムステルダムからミラノ入り。
深夜のバールで集合予定なので、
それまでゆっくりしているつもりです。