最終日。もちろん朝パスタ。
なぜなら、余り物を調理してしまわないといけないから!
ハムやサラミの切り落としをつかったペペロンチーノを食べ、
ダリオが用意してくれた甘いパンも食べる。
多いよ。
ダリオに教えてもらいたいことがあった。
それはエスプレッソの淹れ方。
ポットと豆はあるので、てきとうに淹れてみたのだが、
どうしてもダリオの淹れる味にならない。
とろりとして甘く、後味がすっきりした、あのコーヒー。
水の量、豆の詰め方、火力。
コツといえばそんなものなのだが、
いろいろな組み合わせで試してみたが、
どうにもうまくいかないのです。
ダリオに訊くと、たいそう喜んで
(料理人ですからね)
「これはイタリアの舞台俳優の
Eduardo De Filippoによる淹れ方なんだ」
と。そしてそのコツとは、
●水はたっぷり入れてよし
●豆はふんわりと、たっぷり
スプーンで山をつくる
●しっかり容器を締めて
●弱火でじっくり淹れる
以上。シンプル。
しかしわれわれは
「豆はダンパーでぎゅっと押すんじゃない?」
「水は半分くらいでいいはずだ」
「高温で一気じゃないか」
などと、すべて間違っていた。
うむ、これでマスターしたぞ。
さて今日は最終日。
あすの早朝にPalermoを出なければならないのだから、
やりたいことがあったらやっておかねばならない。
ということですぐ近所の州立考古学博物館へ。
えっ、なぜ入場無料? と思ったら、
盛大にリノベーション中。
といっても工事をしている気配はなく、ただ立ち入り禁止エリアが
たくさんあるだけなんだけど、見られるのはほんの一部。
それでも「シチリアの料理の歴史」という展示が見られて、
これはたいへんに満足でした。
紀元前6世紀から1日3食だったんだって。
つづいてサン・ジョヴァンニ・デリ・エレミティ教会。
12世紀の建造物で、かなりイスラム風。
こう、全体に湿気があるエリアで、
「じくじくした」空気があったんだけれど、
もともと泉が湧いていた場所に建てられたと聞き納得。
ちいさくて静かな建物でした。
旧市街をぶらぶら歩いて帰宅。
昼はジャンクに、ビールを飲みながらポテチとチーズ。
ほろ酔いでふたたびふらふら街に出る。
写真がないんだけれど、何をしていたかというと、
めずらしく買い物をしておりました。
朝のエスプレッソ教室で、
エスプレッソポットがほしくなったのです。
それから、ふだんお土産を買わないぼくですが、
今回はちょっと買いたくなったりもして、
なーにがいいかなーと、そんな気分で散策。
Palermoには「ラ・リナシェンテ」というデパートがあって、
そこの家庭用品売り場でこれを買いました。
ほかにもいろいろ買ったけど内緒。
さて、うろうろしてたらとっぷり日が暮れた。
昼が軽かったので、腹もすいた。
しかし明日早朝出発、
酔っぱらってしまうとパッキングができないからと、
各自先に荷物をつくっておくことにする。
ようやくごはん。
もうほとんど材料がないので、
カチョ・エ・ペペをつくりました。
リクエストにより胡椒もチーズもバターも倍。
だいぶローマ風に近づいたことは近づいたけど、
いやはやほんと、ワルいもんですねえ。
アーティーチョークも茹でておいたので、
ハムといっしょにつまみに。
ワインおいしいなあ、ごくごく。
ほぼ食べ終わった頃にダリオが帰宅、
手に新鮮な野菜を持っている。
「食べる?」と言われたら、
「食べる食べる!」ですよ。
つくってくれたのはじつにシンプルなサラダと、
焼き野菜。
「材料がいいから、味付けはシンプルでいいんだよ」
と。
こういうところはとても気が合いますね。
いやはや、うまかった!
これもマネさせてもらうことにしようっと。
歌をくちずさみながら就寝。
「すばらしい日々」とか「SOMEDAY」とか。
やめろよ切ないじゃないか。グー。
なぜなら、余り物を調理してしまわないといけないから!
ハムやサラミの切り落としをつかったペペロンチーノを食べ、
ダリオが用意してくれた甘いパンも食べる。
多いよ。
ダリオに教えてもらいたいことがあった。
それはエスプレッソの淹れ方。
ポットと豆はあるので、てきとうに淹れてみたのだが、
どうしてもダリオの淹れる味にならない。
とろりとして甘く、後味がすっきりした、あのコーヒー。
水の量、豆の詰め方、火力。
コツといえばそんなものなのだが、
いろいろな組み合わせで試してみたが、
どうにもうまくいかないのです。
ダリオに訊くと、たいそう喜んで
(料理人ですからね)
「これはイタリアの舞台俳優の
Eduardo De Filippoによる淹れ方なんだ」
と。そしてそのコツとは、
●水はたっぷり入れてよし
●豆はふんわりと、たっぷり
スプーンで山をつくる
●しっかり容器を締めて
●弱火でじっくり淹れる
以上。シンプル。
しかしわれわれは
「豆はダンパーでぎゅっと押すんじゃない?」
「水は半分くらいでいいはずだ」
「高温で一気じゃないか」
などと、すべて間違っていた。
うむ、これでマスターしたぞ。
さて今日は最終日。
あすの早朝にPalermoを出なければならないのだから、
やりたいことがあったらやっておかねばならない。
ということですぐ近所の州立考古学博物館へ。
えっ、なぜ入場無料? と思ったら、
盛大にリノベーション中。
といっても工事をしている気配はなく、ただ立ち入り禁止エリアが
たくさんあるだけなんだけど、見られるのはほんの一部。
それでも「シチリアの料理の歴史」という展示が見られて、
これはたいへんに満足でした。
紀元前6世紀から1日3食だったんだって。
つづいてサン・ジョヴァンニ・デリ・エレミティ教会。
12世紀の建造物で、かなりイスラム風。
こう、全体に湿気があるエリアで、
「じくじくした」空気があったんだけれど、
もともと泉が湧いていた場所に建てられたと聞き納得。
ちいさくて静かな建物でした。
旧市街をぶらぶら歩いて帰宅。
昼はジャンクに、ビールを飲みながらポテチとチーズ。
ほろ酔いでふたたびふらふら街に出る。
写真がないんだけれど、何をしていたかというと、
めずらしく買い物をしておりました。
朝のエスプレッソ教室で、
エスプレッソポットがほしくなったのです。
それから、ふだんお土産を買わないぼくですが、
今回はちょっと買いたくなったりもして、
なーにがいいかなーと、そんな気分で散策。
Palermoには「ラ・リナシェンテ」というデパートがあって、
そこの家庭用品売り場でこれを買いました。
ほかにもいろいろ買ったけど内緒。
さて、うろうろしてたらとっぷり日が暮れた。
昼が軽かったので、腹もすいた。
しかし明日早朝出発、
酔っぱらってしまうとパッキングができないからと、
各自先に荷物をつくっておくことにする。
ようやくごはん。
もうほとんど材料がないので、
カチョ・エ・ペペをつくりました。
リクエストにより胡椒もチーズもバターも倍。
だいぶローマ風に近づいたことは近づいたけど、
いやはやほんと、ワルいもんですねえ。
アーティーチョークも茹でておいたので、
ハムといっしょにつまみに。
ワインおいしいなあ、ごくごく。
ほぼ食べ終わった頃にダリオが帰宅、
手に新鮮な野菜を持っている。
「食べる?」と言われたら、
「食べる食べる!」ですよ。
つくってくれたのはじつにシンプルなサラダと、
焼き野菜。
「材料がいいから、味付けはシンプルでいいんだよ」
と。
こういうところはとても気が合いますね。
いやはや、うまかった!
これもマネさせてもらうことにしようっと。
歌をくちずさみながら就寝。
「すばらしい日々」とか「SOMEDAY」とか。
やめろよ切ないじゃないか。グー。