仕事を終えてダッシュで羽田へ。
深夜便でシャルル・ド・ゴールへ向かいました。
疲れがかなり溜まっていたので、
寒くて気圧のかわる機内で体調を崩すんじゃ、
という心配があったのだけれど、
まあ到着間際に頭痛がおきたものの、
なんとか大丈夫でした。
前の席の大きな顔の関西芸人氏が、
「席にUSB電源あらへんの! マジか!
最低やな! ‥‥あかんわー。
地獄や! 地獄やで!」
と言って困らせていた。地獄って。
そのあと静かだったからいいけど。
ともあれごはんもおいしくて
地上でも機上でもいろいろ親切にしてもらった。
JAL大好き。
そして席のモニターで航空機誘導員が手を振るなか
機体がじりじりと乗降口に近づいてゆく画像を見ると、
ああ旅に出てよかったと、まず思う。
Bienvenue a Paris! と言われているような気持ち。
* * *
空港のバゲージのところで
同行のたかしまてつをさんと合流。
疲れもなさそうでよかった。
頼んでおいた迎えのクルマに乗る。
6時台はまだ仄かに暗いが、道はけっこう混んでいた。
ドライバー氏、何度か本部とやりとりし
一方通行での行きかたを探る。
無事モンマルトルの北側の
なかなか品のよい住宅地にあるアパートに到着。
ここは日本の人が運営している
「パリを暮らす旅」のサイトで見つけた部屋なので、
出迎えも日本人スタッフ。
心強い!
こういうパターンでは
前にポルトガルでひどい目に遭ったからなあ。
部屋は0階と1階(日本でいう1、2階)のメゾネット。
0階にキッチンとリビングダイニング、トイレ。
1階にシャワーともうひとつトイレがあって、寝室が2つ。
歴代宿泊客が置いていったのか、オーナーの趣味なのか、
インテリアがいろいろカオスな状態になってはいるので、
ホテル的な清涼感が好きな人には向いてなさそうだが、
「人んちを借りる」感じが面白い。
荷物を解いて、まず近所に買い出し。
腹が減ったのでなにか食うものをと、
ちょっとよさそうなブーランジュリーでサンドイッチ、
そしてけっこう規模のでかいスーパーマーケット
「Champion」で安いワインとトマトを買う。
カルフールが経営しているところなので、
たかがしれている、と言えば言えるけど、
さすが農業国の底力がある感じがする。
ハムやチーズ、ヨーグルトなんかの品揃えがすごい。
これは、あれだな、
ニューヨーカーやパリジャンに
「豆腐・納豆好き」の人がいたとして、
東京に来てピーコックに入ったら
「豆腐すげー! 納豆キタ!」と興奮するようなものだ。
「そこまで喜ぶ? もっといいものは探せばあるよ」と
地元民としては言うだろうが、
異邦人を興奮させるには十分なポテンシャル。
でもまあ、これは「それはそれ」。
食いしん坊が伊勢丹新宿店で食材や調味料を見ると
うれしくて卒倒しちゃいそうになる、みたいなことが
パリでもしたいわけで、
近々ボンマルシェのグランデピスリーに行ってくるつもり。
昼からワインとサンドイッチ、ひじょうにおいしい。
飲みすぎないように2杯程度でやめて、
近所を散歩することに。
ちょうど降ったにわか雨がやみ、
空気も道もなんだかきれいになっている。
悪くない。
歩いて歩いてサクレ・クール寺院も拝観。
異教徒にはザッツ観光地だけれど、
人が集まるところならではの迫力ってすごい。
求心力みたいなものがあるのかな。
たかしまさんは時折スケッチブックと色鉛筆を出して
ささっとメモをとるみたいに絵を描いていた。
男はつらいよを歌ったり、
「あれは『モンマルトル歩こう会のみなさんですよ!』」とか言って、
せっかくのパリを昭和っぽく言うのはやめてくださいとたしなめられつつ、
近くのラマルクコーランクール(覚えにくい)駅で
NAVIGOに1週間分のチャージをすませておく。
ICチップつきのSuicaやPASMOみたいなもので
これでメトロもバスもトラムも乗り放題。
顔写真が入るので記念にもなる。
通勤定期としてスタートした当初は市内在住者向けで、
パリに郵送先住所がないとつくれなかったけど、
いまは旅行者でもつくれる
[NAVIGO Decouverte]っていうのができた。
旅先で靴を買うとまた戻ってこられるよっていうけれど、
また来たときに使えるこのカードにも、そんな気分を感じる。
なにより、受け入れられてる感じが嬉しい。
夜はサンドイッチの残りと、
安いバイヨンヌの生ハム、国産チーズ、
トマトのサラダと赤ワイン。
まだ火を使った調理をしていない。
赤ワインは4ユーロのも6ユーロのもひじょうにおいしい。
くやしいくらいおいしい。
がぶがぶ飲んだらしたたか酔っぱらって(家飲みは酔う)
東京の同僚からの「おはし完売」のニュースによろこびつつ、
8時過ぎに就寝、4時までたっぷり睡眠。
二日酔いナシ。
深夜便でシャルル・ド・ゴールへ向かいました。
疲れがかなり溜まっていたので、
寒くて気圧のかわる機内で体調を崩すんじゃ、
という心配があったのだけれど、
まあ到着間際に頭痛がおきたものの、
なんとか大丈夫でした。
前の席の大きな顔の関西芸人氏が、
「席にUSB電源あらへんの! マジか!
最低やな! ‥‥あかんわー。
地獄や! 地獄やで!」
と言って困らせていた。地獄って。
そのあと静かだったからいいけど。
ともあれごはんもおいしくて
地上でも機上でもいろいろ親切にしてもらった。
JAL大好き。
そして席のモニターで航空機誘導員が手を振るなか
機体がじりじりと乗降口に近づいてゆく画像を見ると、
ああ旅に出てよかったと、まず思う。
Bienvenue a Paris! と言われているような気持ち。
* * *
空港のバゲージのところで
同行のたかしまてつをさんと合流。
疲れもなさそうでよかった。
頼んでおいた迎えのクルマに乗る。
6時台はまだ仄かに暗いが、道はけっこう混んでいた。
ドライバー氏、何度か本部とやりとりし
一方通行での行きかたを探る。
無事モンマルトルの北側の
なかなか品のよい住宅地にあるアパートに到着。
ここは日本の人が運営している
「パリを暮らす旅」のサイトで見つけた部屋なので、
出迎えも日本人スタッフ。
心強い!
こういうパターンでは
前にポルトガルでひどい目に遭ったからなあ。
部屋は0階と1階(日本でいう1、2階)のメゾネット。
0階にキッチンとリビングダイニング、トイレ。
1階にシャワーともうひとつトイレがあって、寝室が2つ。
歴代宿泊客が置いていったのか、オーナーの趣味なのか、
インテリアがいろいろカオスな状態になってはいるので、
ホテル的な清涼感が好きな人には向いてなさそうだが、
「人んちを借りる」感じが面白い。
荷物を解いて、まず近所に買い出し。
腹が減ったのでなにか食うものをと、
ちょっとよさそうなブーランジュリーでサンドイッチ、
そしてけっこう規模のでかいスーパーマーケット
「Champion」で安いワインとトマトを買う。
カルフールが経営しているところなので、
たかがしれている、と言えば言えるけど、
さすが農業国の底力がある感じがする。
ハムやチーズ、ヨーグルトなんかの品揃えがすごい。
これは、あれだな、
ニューヨーカーやパリジャンに
「豆腐・納豆好き」の人がいたとして、
東京に来てピーコックに入ったら
「豆腐すげー! 納豆キタ!」と興奮するようなものだ。
「そこまで喜ぶ? もっといいものは探せばあるよ」と
地元民としては言うだろうが、
異邦人を興奮させるには十分なポテンシャル。
でもまあ、これは「それはそれ」。
食いしん坊が伊勢丹新宿店で食材や調味料を見ると
うれしくて卒倒しちゃいそうになる、みたいなことが
パリでもしたいわけで、
近々ボンマルシェのグランデピスリーに行ってくるつもり。
昼からワインとサンドイッチ、ひじょうにおいしい。
飲みすぎないように2杯程度でやめて、
近所を散歩することに。
ちょうど降ったにわか雨がやみ、
空気も道もなんだかきれいになっている。
悪くない。
歩いて歩いてサクレ・クール寺院も拝観。
異教徒にはザッツ観光地だけれど、
人が集まるところならではの迫力ってすごい。
求心力みたいなものがあるのかな。
たかしまさんは時折スケッチブックと色鉛筆を出して
ささっとメモをとるみたいに絵を描いていた。
男はつらいよを歌ったり、
「あれは『モンマルトル歩こう会のみなさんですよ!』」とか言って、
せっかくのパリを昭和っぽく言うのはやめてくださいとたしなめられつつ、
近くのラマルクコーランクール(覚えにくい)駅で
NAVIGOに1週間分のチャージをすませておく。
ICチップつきのSuicaやPASMOみたいなもので
これでメトロもバスもトラムも乗り放題。
顔写真が入るので記念にもなる。
通勤定期としてスタートした当初は市内在住者向けで、
パリに郵送先住所がないとつくれなかったけど、
いまは旅行者でもつくれる
[NAVIGO Decouverte]っていうのができた。
旅先で靴を買うとまた戻ってこられるよっていうけれど、
また来たときに使えるこのカードにも、そんな気分を感じる。
なにより、受け入れられてる感じが嬉しい。
夜はサンドイッチの残りと、
安いバイヨンヌの生ハム、国産チーズ、
トマトのサラダと赤ワイン。
まだ火を使った調理をしていない。
赤ワインは4ユーロのも6ユーロのもひじょうにおいしい。
くやしいくらいおいしい。
がぶがぶ飲んだらしたたか酔っぱらって(家飲みは酔う)
東京の同僚からの「おはし完売」のニュースによろこびつつ、
8時過ぎに就寝、4時までたっぷり睡眠。
二日酔いナシ。