そうか、趣味という趣味がないと思っていたが
「朝ごはん」は趣味かもしれない。
つくるのも楽しいし食べるのも楽しい。
朝の光がいいから写真を撮るのも楽しい。
そのことを考えればどんなにつらいことがあっても
明日ちゃんと起きようって思うものだ。
そう、人生はかなしくせつなくつらいことばかり。
たまにいいことがあるけど、
それとは別に確実ないいこととして迎えたい朝、
だからこその元気な朝ごはんである。
なんてね。
こうして写真をアップするのは
じつは写真の練習を兼ねてのことです。
というのは前回から料理の写真、
撮り方を変えました。
とある写真家のかたに教わって、
窓からの光がこうで、ならばお皿はこう置いて、
これこれこういうふうにして、こう撮る、
というレクチャーを(かんたんバージョンで)受け、
それをやってみている。
教わったのはもう一段階プロっぽい仕掛けがあって、
それは光をやわらかく全体にまわすための手間として必要なんだけど、
それには「道具」が必要。
大手カメラ店で売ってるしAmazonでも買えるとは思うんだけど、
その「道具」を使うことが、日常の朝ごはんを撮るという行為に
じつにそぐわない感じがするものだから躊躇、
それをせずにどうにかならんものかと
いろいろやっているところです。
でもたぶんそのうちその道具を
なんとか生活にそう形で導入する気がする。
ということで朝ごはん、数日分。
△釜あげ桜えびと、たけのこ、長ねぎのかき揚げ風。
△釜あげしらす。 好物。大好物。これさえあれば。
△バナナとヨーグルトに杏ジャム。
こういうものはごはんの前に食べたほうがいいらしいですよ。
このうつわは、プラハ在住のshinoさん作。
△スクランブルエッグ。牛乳を入れてふっくらと。
(でも皿を食器棚に取りに行ってるあいだに
ちょっと火が入りすぎた!)
△まぐろの血合いを、いわゆる「ツナ」にした。
コンフィの下ごしらえ同様、オリーブオイルとハーブで
低温でじっくり煮た血合いを、ほぐし、
白ワインビネガー、マヨネーズ、塩、こしょうで味付け。
刻んだねぎを散らしました。
お米には合わない。パン用です。
△トースターではなく、160度のガスオーブンで10分ほど焼いてみた。
もうちょっと温度高くして時間短くしてもいいみたい。
△今朝のごはん。パン食はめずらしい。
きのうお米を準備せずに眠っちゃったから。
さて、前述のツナにしたまぐろの血合いはまだたくさん
オイル漬けにした状態で冷蔵庫で眠っているし、
いっしょにオーブンで加熱した鶏もも、
前回、慶一さん幸宏さんにお出ししたものを
さらに改良(だと思う)したつくりかたで仕込んである。
△加熱の終わった状態。コンフィのもと、というかなんというか。
なにが改良かというと、加熱温度。
100度のオーブンの中で
加熱温度を80度くらいにすべく
巨大な鋳鉄琺瑯鍋(業務用のSTAUB)に
食材を入れた野田琺瑯の深型バットを入れ子にして、
あいだに水を流し入れ、湯煎してみた。
これならぜったい食材が100度ってことにはならないはずだ。
(80度なのかどうかはわからないんですけど。)
生っぽく見えるけど、2時間加熱したからたぶん大丈夫。
冷蔵庫で保存できるので、
改めて表面をこんがり弱火で焼き付けて食べる予定。
またレポートします!
ていうか朝からコンフィかよと自分につっこんどこう。
ところで今日の写真の反省:
ピント浅すぎ、ホワイトバランス揺れすぎ。
プログラムオートじゃダメかも。