4日。起きたら雨。
起きたといっても5時くらいなので
真っ暗なんだけど、雨。
念願のグッゲンハイム・ビルバオに行くのに行くのに
徒歩10分、濡れちゃうなあ。
ま、いっか。
記念写真、晴れた元旦に撮っといてよかった!
9時に出てぷらぷら(濡れながら)歩き
グッゲンハイム前のホテルのカフェで
カフェコンレチェ(カフェオレ)と軽食。
おいしい。
思うんだけど、コーヒー、やったらおいしい。
それにひきかえ紅茶を飲んでる人は皆無。
スーパーにも、ろくに売ってない。
買ってみたけど不味い。
圧倒的にコーヒー文化、
それもエスプレッソ文化です。
10時になったのでグッゲンハイムへ。
受付で英語のオーディオガイドを貸してくれる。
(ほかに、バスク語、カスティーヤ語、フランス語が
あるみたいでした。)
このガイドがすばらしい。
というか、展示そのものがまずすごい。
3Fはグッゲンハイム財団の
パーマネントコレクションからの企画展なんだけど、
「20世紀美術を概観」とかじゃ、ないんですよ。
かなり狭いテーマに絞って、
(たとえば今日観たのは「CoBrA」とか!)
時代背景から作品から芸術家の考えまでを
オーディオガイドがしっかり説明してくれる。
だから「好き・嫌い」ではないところで
じっくり観ていられるんですね。
ある意味お勉強ぽいところがあるので、
そういうのが苦手な人には勧めないけど、
「そうだったんだ!」っていう発見が好きなら大丈夫。
2階は企画展。やってたのは
「ブランクーシとセラ」。
まったく接点のなさそうなブランクーシと
リチャード・セラの二人を
同じ部屋で同じテーマで展示するという
こりゃもうキュレーターの面目躍如、アイデア満載の展示。
いったいどこに接点があるのかというと
ふたりの「思考と制作過程(純化の過程)」で、
それを、実物を前にリンクしていく。
1点ずつじっくりオーディオガイドを聞きつつ観る。
ぼくは全部を理解してないんだけど、
それでもできるかぎりの平易な言葉で
わかりやすく説明をしてくれているのはわかった。
1Fはグッゲンハイム・ビルバオのコレクションからの、
これまた冒険的な展示。
東ベルリン出身のゲオルグ・バゼリッツの連作をまとめて観ました。
中のカフェ(ただし、いちど展示室を出ないとならないのが
ちょっと不便)で2度お茶と軽食をとりつつ、
腰が痛くなるまで観て思ったのは
「ほかのグッゲンハイムも観たい‥‥」ということでした。
NYとベニス、アブダビとベルリン?
世界進出をくわだてる美術財団というのもおもしろいなあ。
◆
くたびれたのでデパートにちょっと寄って帰宅。
帰宅っていうか帰宿。
米と、パルミジャーノ・レッジャーノを買ってきたので
リゾットをつくることにする。
米は500gで90円くらい。安い。
オリーブオイルでにんにくとたまねぎと米を炒め、
刻んだトマトを入れてさらに炒め、
熱したスープを入れて18分くらい炊く(っていうか煮る)。
焦げないよう必死にかき混ぜつつ
胡椒とパルミジャーノレッジャーノで仕上げ。
たいへんおいしくできました。