Bon Voyage

ぼくは航海図を描いたり
船をナビゲートしたりすることは
不得手というか経験が少なすぎると思うので
そのこと自体では、沸かないんだが、
それが得意であたらしい航海を前に
ワクワクしてぱぁっと明るい顔をしているのを見るのは
じつに幸せなことなんだと思った。
仕事のことだけじゃなく、
人生の旅もそんなふうに行けばいいと心から願う。

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「髪、伸ばしてみたら～？」
と、最初言われたときは
まったくもって聞き流していたのだが、
きのう飯食ってて、あらためてもういちど言われた。
「伸ばしてみたらいいのに。
　オールバックとかにしてみたら？
　ヒゲはそのまんまで。似合うと思うよー」
そんなふうにあらためて言われると、
やってみてもいいような気にならないでも‥‥ない。
だいたいこの年齢になって
真っ正面からなにかを提案してくれるというのは
それだけでありがたい。いやほんと。
「あるいはソフトモヒカンとか！」
なるほどね。それはちょっと想像できる。
この体型で顔でヒゲでオールバックは
メキシカン（あるいはチャイニーズ）マフィア、
あるいは格闘技のセコンドっぽくて
それも悪くないかもしんない。

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ウィキペディアで「オールバック」を検索すると
「オールバックの有名人」に、細木数子の名が。
たしかに。

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それはともかく、問題は汗だ。
ぼくはたいへんな汗っかきで、
ちょっと代謝があがると、すぐ汗になる。
そうすると髪がべたべたしてほんとに気分が悪い。
だからこの「タオルで一気に拭ける」
うんと短い髪形を選んでいる、というところはある。
もちろんそれだけが理由ではないのだが、
この髪形、「もう、いいんじゃないか」と思わないでもない。
友人に剃っちゃったのがいるんだが、
それもある意味「もう、いいんじゃないか」だと思う。
伸ばすのと一緒だと思う。

さて、その汗問題についてもアドバイスをもらった。
医師に聞いた話によれば、
いつもだらだら出ているような汗は
やっぱり「よくない汗」で、かんたんにいうと、
からだが汗のかきかたを間違っているのだそうだ。
（たしかに、自分も、いい汗とは言いがたい。
　それは体でわかっている。）
やはり「かくべきときにかく」
「かく必要のないときはかかない」のがよいと。
そのために何をすべきかというと、
１日２回、きっちり汗を出す習慣をつけるとよいと。
「朝、風呂に入り、しっかり汗をかく。
　そして、有酸素運動をして、きっちり汗をかく」
これを週５回、しなさいと。

朝風呂は習慣化すれば大丈夫そうだが、
有酸素運動週５、は、どうすればいいんだろ。
週２のジムにプラスするのはできる。
あと３は、そこらへん走る？
それがいちばんのバジェット（時間も予算も）案だよなあ。

そこから始めて、汗のかきかたが変わったら、
髪形問題をもいっかいちゃんと考えよう。
汗から自由になれば、
ほんとに伸ばしたいと思うかもしれないし。

４４にもなってあいかわらず
「自分は変わらなければならない」と思っているんだが、
ひょっとして何か成長するんだろうか、そのことで。
そういうことの助けになるといいんだけど。