草月ホールの「HOT HOT PSJ! 3 〜最終章
ゲスト祭り!!〜本物とは限らない〜」に行ってきました。
もしかしてホールでポカスカジャンの公演を観るのは
すごく久しぶりかもしれない。
ゲストが、梅ちゃん、DJオショウ、
安齋肇とフーレンズ、清水宏、久本朋子、
coba、桜井秀俊(真心ブラザーズ)という、
異色かつ豪華、しかも多いので、
ポカスカジャンで満腹になりたい気持ちが満足できなかったら
どうしようなんて思っていたんだけれど、
心配することなかった。
見事、じつに見事。
それぞれちゃんと「+ポカスカジャン」になってて、
ぜんぶおもしろかった。
ゲストがいる意味もちゃーんとあったし、
出てるみなさんも楽しそうで、見ていて気持ちがいい。
安齋肇さんと省吾の「愛くるしいズ」、よかったなぁ。
久本朋子さん(久本さんの実妹)の歌、はじめて聴いたけど、
いい選曲をしていい場所で歌っていったら、
みんなが聴いてみたいような歌い手になると思う。
いまは「歌でプロになってもいいんですか」という喜びからか
表現がちょっと(かなり)過剰なんだけども。
あと、cobaさんって人、
ずっと、キャラクター先行で、
器用でちょっとスノッブでナルシストな人?
としか思っていなかったのだけれど、
アコーディオンを弾き始めたときの音の厚みにびっくらこいた。
左手(ボタン)の表現、ものすごい技術があってこそなのがわかる。
しかもアレンジに、ピアソラとポカスカジャンを組み込んでました。
さらに、本物のゲストが出ない部分は
ワハハのセクシー寄席や、てるやくん、などなどが
モノマネともなり切りとも言えないようなゲストになって
次々としょうもないことをするという、
「~本物とは限らない~」の部分ですが、
これは、いつものどーしょーもないワハハ・テイスト。好き好き。
そしてポカスカの3人だけになるところは、
メンバーが「誰か」を演じてゲストとして参加するという
(たとえば玉ちゃんが尾崎豊になるという、あのパターン)、
これは、ポカスカジャンのネタのなかでも
ぼくはかなり好きなところなので
それがたっぷり見られて満足です。
3時間のステージ、笑った、踊った、声出したー。
玉ちゃんの「アジアの台風」って、
最初披露したときは、恥ずかしい思い出としてだったように思うけど
いまや、すばらしくいい曲にしか思えません。
時代が追いついたよ、玉ちゃん!
それからのんちん、歌、そんなに上手かったっけ。
や、上手いとは思ってたけど、そこまでとは。
省吾くんは、ステージでもいじられてましたが、
要所要所で、じつに省吾くんらしくてよかったです。
ポカスカジャンとは、遅かりし青春をいっしょに過ごしたという
(青い言い方ですけど)気持ちがあるので、
こうしてすばらしいステージを観ると、
じんわり長持ちする嬉しさがこみあげますです。