「咳が残りますよ」と言われた風邪は
はたしてその通りになっているのだが、
その、風邪が抜け切らない感じとともに、
妙な「のぼせ」感にさいなまれて2週間。
ぽーっとして、汗ばんで、
頭痛とはちがう「頭重」とも言うべき
なんとも不愉快な症状が続いておりました。
頭を揉むと気持ちいいんだけど、
頭のてっぺんがいつも熱くて、じっとり汗ばみ、
湯気が出ている気がする。
首筋もじっとりしている。
おかげでちょっと苛々する。
外出すると、冷えて気持ちがいいくらい。
もう風邪の終りだからと処方された
ツムラの葛根湯を飲んでいるのに、
おかしいなぁ、なんでかねぇ、
席替えしてすごく温かい席に座ったから?
おなじく風邪引きの同僚は
「そろそろ薬を飲むのをやめて治す」
なんて言ってるし、
こんなに長引いているのってなんだか妙。
なんて思いつつ、
ふと、ウィキペディアで「葛根湯」を調べてみた。
「強い発汗作用があるので通常汗をかきやすいものには不向き。」
えっ。
まさしくそうなんですけど。汗かき。
しかも
「咳や喉の痛みには余り効果がない。
口渇があるような明らかな熱証の場合には用いてはいけない。」
ありゃ‥‥。まさしく、まさしくまさしく!
咽喉が渇き、ずっとお茶を飲んでいるような2週間ですよ。
ちなみに医師からは、咽喉用に西洋薬も
処方されているので、咳に効かないというのは納得するものの、
最近かかりはじめたばかりの医師は
ぼくが「汗かき」で
「ふだんから体温が高いタイプ」であることは知らないわけだ。
もしかしたらぼくはその「葛根湯が合わないタイプ」
なんじゃないだろうか。
で、実験。
朝は飲んじゃったけど、
昼食前の空腹時に飲む葛根湯をやめてみました。
ついでに西洋薬もやめてみる。
それで午後がどうなるか。
汗ばむかんじとか、頭重とかなくなって、
咳はあいかわらずなら、正解だ。
ぼくは葛根湯が向いていない。
で‥‥すばらしく快適。汗かかない。
さすがに咳は残るものの、
頭が重い感じとか、やけに汗ばむ感じとか皆無。
ふつうにかなり温かい事務所なので
みんなけっこう社内では薄着なくらいなので
動き回って汗ばむのはいいとしても、
座っているだけでじんわり汗、
みたいなことはなくなった。
加えて、頭もよく働くし、機嫌も良くなってきました。
葛根湯、合わなかったんだ‥‥。
はぁ、びっくりした。
漢方を出す西洋医というのは
とてもいいと思うんだけれど、
こちらも自分の体質を掴んで相談しないと
いけないんだなー。