神宮前のイデーが閉店するというので
めちゃくちゃなセールをやっていた。
28万の食器棚が5万。
ほんとは食器棚はもっと吟味して、
たとえばTRUCKの、でっかいのなんて、とても欲しいんだけれど、
この幅は、いまの部屋にはそぐわないし、
値段も値段なので、なかなか踏み切れずにいた。
そんななか、そういうものを見つけたのも、縁でしょう。
買いました。
ちなみに今使ってるのは「とりあえず」大学生協で、
大学入学時に買ったもの。
18歳のときのことですから、
えーっと、25年前! ‥‥のものなんでした。
カラーボックスに、ちょっと引き出しと仕切りがついてるような、
それはそれは安っぽいものなんだけれど、
そんなふうに妙な物持ちのよさがあると
TRUCKの食器棚を買うのは、
さらに25年後とかになっちゃうんじゃないか。
えっ、68歳?!
ということで土曜日、届いた食器棚をセッティング。
前日から片づけておいたおかげで、
わりとさくさくとできました。
その古い大学生協の食器棚、どうしようかと思ったんだけど、
捨てずに使うことにしました。
TRUCK買うまでね。
新しい食器棚は食器と備蓄系の食糧庫にして、
古い食器棚は、キッチンツール系専用に。
そもそも、フライパンだの鍋だのを入れてたし。
以前、食器棚を置いた場所にあったアルミの安ワゴンは、
はみださせたまま、可動式の調理台として使うことにしました。
そもそもそういう目的のものだろうし。
で、食器棚。
フィンランドのアラビアの
(たぶんそれがいちばん多い)皿やカップ、ボウル、
伊賀の土楽の陶器いろいろ(これもかなり多い)、
あと作家もの。
三谷龍二さんの木の器、浜野マユミさんの染付、
高橋禎彦さんのグラス、shinoさんのキュビズムな器、などなど。
その作家の多くは「ギャラリー介」の
井上さん経由で知った人。
いずれもほんとうに使いやすく、そして美しい。
なにより、ぼくの、好み。
かえすがえすもギャラリー介がなくなったのは惜しい。
漆は少ない。乾漆の汁椀2客(これは、いいものです)と、
静岡の井川の「めんぱ」。
あれれ? おせち用に買ったお重もあったはず。
あれは、どこへ行ったんだろう?(見つからず‥‥)
そして集めるともなく集めてきたものたちも。
たとえばデミタスカップ。
イリーが若手アーティストに書かせたシリーズだとか、
チェコの兵士シュベイクものだとか、
ベルギーで買ったタンタンのとか、
あと「のらくろ」もある。
さらに、フランスのJOKER(というジュースメーカー)のグラスだとか、
当然のようにたくさんあるデュラレックスとか、
チェコで買ってきた手磨きのゴブレットだとか、
そういうものがわんさか。
結果、入りきらないでやんの!
結論は、でっかい食器棚の入る家が欲しい、ということですな。