TKによると、短期間の減量は楽なんですわ、だそうだ。
試合前の計量のための減量は、
飲まず食わずのトレーニングで汗かいて、
着替えるたびに体重計に乗って
トータル3キロ減ったらその日の練習は終わり、
そのあとの飲み食いは2キロまで、にしておけば
「1日、マイナス1キロじゃないすか」。
まぁ、たしかにそうだ。
「それを1週間やれば7キロ減るでしょう」。
うむ、そりゃそうだ。
‥‥おい!!
格闘家おそるべし。
そのおそろしい指導をつづける格闘家に
「わっ! たけいさんが小さくなった!」
と二度見して驚かれたので、
どうやら減量も順調らしいです。
脂肪肝確定、高脂血症、このままじゃやばいっすよ、
という通知にびびり、
胃カメラ検査の予約だの、3ヶ月後の再度の血液検査だの、
さんざんな予定を組まされて、
こりゃ早いうちに手を打たないと、
先々病気になってから食事制限じゃ、
たまったもんじゃない! と
5月16日にダイエットを始めました。
べつに体重を落としたいわけではなかったんだけど、
体脂肪率は落としたい。血液もきれいにしたい。
なにより肝臓を健康にしたい。
でも「体重維持して中身をきれいに」というのは
そうとうな筋力トレーニングと食事制限をせねば無理。
それは(やったことあるけど)たいへんなので、
それなりの自己流にダイエットを続けております。
・タニタのインナースキャンに毎朝乗る。
・体脂肪率、体重、内臓脂肪レベルをグラフにつける。
・食事は完全に「朝型」に。ここでは基本的になんでも食べる。
・昼夜は、脂質と炭水化物をとらない。でも空腹がつづかないようにする。
・たまに食べるごちそう(取材とか会食)は、参加しても、
なにかひとつだけガマンする。
朝、かなりしっかりちゃんと食べるというのは、
炊き立てのごはんも食べるし、
お肉も野菜も果物も食べるということです。
お肉も、なんでもオッケー。
肩ロースでも、霜降りでも、ばら肉でも、鶏ももでも、
なんでも食べていいことにしてます。あと野菜たっぷり。
ただし調理に「油」を使わないようにする。
直火焼きか、蒸しものにするか、鍋にするか、のいずれか。
油を使わないのは野菜も同じ。炭水化物も同じ。
油炒めとか、もちろん揚物とかはNG。
だから、パスタが食べられない!
それがちょっと残念。
で、同時に弁当をつくる。
これはもうメニューに迷うだけ迷ってくたびれたので、
毎回同じ。週5日、まったく同じ。
皮をとった鶏胸肉の直火焼き1枚。
これはとうがらし、にんにく、しょうがと塩でマリネしてある。
あと味付けしてない蒸し野菜。それも青菜中心。
たとえば小松菜、スティックブロッコリ、オクラ。
ほかにもほうれんそうやアスパラガスや、
わりと色が濃くて蒸してもそんなにカサが減らないような野菜。
芋類は、やめてます。せいぜい、人参。
これをでっかい弁当箱にぎっしり詰めて、昼夜半分ずつ食べる。
足りない感じなら、ゆで卵とかところてんを買ってきてつける。
お米やパンやパスタは食べません。
間食は、りんご1個とか、ゼロカロリーのゼリーとか、
コカコーラゼロとかスプライトゼロとか、そういうもので、
空腹にならないようにしております。
義理のあるかたからのいただきものくらいは
ちょっと口にしてもオッケー。
和菓子1個とか、大丈夫。
ケーキは「ちょっとだけ」味見程度。
食べる取材とか、打ち上げとか、そういうときは参加するけど、
いつもより一口少なく、とか、
せめて炭水化物を食べない、
デザートをパスする、など、
「うん、ひとつだけ我慢できた」という気持ちを
保つようにしております。
そうすると「あぁ‥‥食べちゃった」という後悔がすくない。
じっさい、この1ヶ月、けっこうな会食が3回あったし
料理の取材も2回あったし、
自主的にイタリアンのコースも1回食べてます。
で、なんとなく少しずつ減ってきて、
けさ量ったら体重がマイナス5.4キロ、体脂肪率がマイナス3.1%。
最初なんとなく立てた
「体重70キロ以下、体脂肪率17%台」という目標は達成。
でも、もうちょっとやろうかなというところです。
自分では変化が分かりにくいんだけど、
ある時「眉が太くなった」と思いました。
たぶん顔の肉がちょっと減ったぶん、
もともと太くて濃い眉毛が目立ってきた、
ということなんだろうなあ。
埋もれていたんだろうか。脂肪に。
TKのところでは、減量した選手が
「急に、あごが、しゃくれた!」
みたいな変化が見られて楽しいそうです。
(もともとしゃくれてたのが、目立っただけですね。)
あと、正座ができるようになった(肉ざぶとんが薄くなった)とか
ストレッチでハラが邪魔にならないとか、
そういう面でもわりといい感じです。
あと、肝臓が健康になったのか、
風邪っぽいかんじがなくなりました。
やっぱり免疫に関係する臓器だもんね。
くたびれてたのでしょう。
それから、たいへん、トイレが、快適。
皆まで言いませんが、こりゃ楽だ。
明らかな変化が、じつはそれです。
快適快適。
ただ、体重を落としたら、
ジムで、いつもの重量が上がらない。
それが悔しいところではあります。