人間ドックでバリウム飲んで検査したところ、
胃に潰瘍瘢痕(治ったあと)があり
レリーフ集中(なに、それ?)があり
確実に萎縮性胃炎があり、粘膜異常が三箇所あると出て、
内視鏡(胃カメラ)検査を受けましょうと言われまして。
2年前は胃炎、去年も胃炎、というので
じゃあ‥‥受けるか、と、予約をして1か月。
飲んできました、胃カメラ。
べつにふだん胃が痛いなんてことはまずないし
(ちょっとしくしくした時期が、数年前に一度ありますが)、
どっちかっていうと丈夫なほうで、
なんでもおいしくいただけるんだから、
潰瘍だの胃炎だのって言われてもなあ‥‥とも思うけど、
姓名判断は「腹部の病は必ず発症」だし、
潰瘍瘢痕ってことはさ、
あれの可能性もあるわけでしょう。
どどどどうしましょう。
‥‥つまりは気が弱いので、病気のほうが検査よりヤだ、
というわけです。
まぁ、あんなもんは太いさぬきうどんてなもんだ、
しょうゆ味がすると思えば、おいしいかもよ?
などと、自分をだましていたものの、
それは無理でした。しょうゆ味じゃないし!
肩に痛い痛い筋肉注射をされ
(胃の動きを止めるようです)、
なんか飲んでから、ゼリー状の麻酔薬をふくみ、
さらに咽にスプレー式の苦い麻酔をして
口にマウスピースですか、はめられて横になって、
天井を見つめるうちに、
やっぱりやめとけばよかったーと後悔しました。
あんなに苦しいとは思わなかった!
同僚のYMSTさんが
「ものすごく苦しんでいたら
看護士さんが手をにぎってくれました」
と言うのを、なにをそんなおおげさな、
と思っていたことも反省します。
だれでもいいから、にぎってて! と思う。
にぎってなんか、くれないけど。
しょうがないからベッドの縁をつかんでました。
ほんとに苦しいんだもん。
いやでもどんどん入ってくるし
入ったあとも、ぐりんぐりん回すし、
なんか変な液体いれるし。
精神的なものもあるんだろうけど、
咽に異物ですから、体も心も
「死ぬ〜〜」って思うんじゃないのかなあ。
そりゃもう抵抗します。
女医さんは「わかい人ほど、つらいのよねえ」
っておっしゃいますが、ぼかぁ、若くないです。
あるいはそれお世辞? やだなあもう。
誰かが「ウエルカム、って思ってるとあんがい楽」
と書いてた(泉麻人さんかなあ)のを思い出して、
途中から「カモーン」って思おうとしたけど無理。
むりむり!
涙とよだれを垂れ流して終わりました。
「じょうずに、できましたねー」
って言ってくれたけど、それコドモ扱い?
でも、あれなんですってね、
直腸の内視鏡はさらにすごいんだってね。
それ考えたらね。
で、検査の結果は?
「異状ありません」でした。
え。いや、あったらもっと困りますが、
そんなに、なにも、ないんですか。
「ええ、なんにもありません」。
あ、そうでしたか‥‥ありがとうございます。
うーむ?! じゃあ人間ドックの、
バリウム検査はなんだったんだ?!
と思わないでもないですね。
いいんだけどね、なきゃないで。