いけね、11月最終週からぜんぜん更新してませんでした。
えーとその間にやったことというと‥‥を、ざーっと。
・インフルエンザの予防接種。
痛いの嫌いなんで、打とうとする女医さんに
執拗に話しかけて気分を紛らわせる。
「動かない! もっと力抜いて!」
と怒られつつ終了。だって痛いんだもの。
・「御田町 桃の木」発見。
同僚は角煮丼、ぼくは麻婆定食。
すごくおいしい。すごいなこの店。
最近出来たんだけど、初めて行った。
事務所移転につきたぶんもう来ることがない。
残念だなあ。
・オークションで落札したレンズ到着!
たいへん状態のいいレンズでまんぞくまんぞく。
梱包も丁寧、値段も適正。いい出品者に巡り合いました。
・フィルムカメラは、えーとフィルムが800円、
現像&CD焼きが1000円として、
1シャッター50円ですね。
どっちもいいところがあるので、
デジタルとアナログを行ったり来たりだ。
・そのレンズをつけて散歩しながら写真。
こんな感じに撮れました。
・事務所引っ越し。
ワハハ本舗の手ぬぐいでハチマキをして軍手をはめていたら
「談志みたいですね」と言われ、
PLAYのボーダーのロンTは
「佐川急便みたいですね」と言われる。
‥‥トイレで鏡を見て納得した。
・トータルワークアウト最後の三田店。
レギュラー的には最後のトレーニング。
なんかさ、中学卒業して高校に行くみたいな気分。
最後の部活な気分。
いやぼくは体育会ではなかったんで
「たぶんこんな感じ」というのを
40を目前に味わっているだけなんだけどね。
でも‥‥よく通って、よくやりました。
2001年9月にオープンしてから
週3回、多いときは4回、少なくても2回、
つまりはまる4年‥‥ざっと600回は来たんだな。
さすが会員番号6番だ。
「おそらく三田店にいちばん通った
お客様だと思います」と
担当トレーナーのアワヅくんが言ってくれた。
はなむけだね。どうもありがとう。
またスピードトレーニングをしに、たまに来るから、
はやくスピードが担当できるようになりなさい。
相棒は遅刻してきたのだが、
なんとか一緒に最後のトレーニングができてよかった。
ぼくがパリに行っているあいだ、やつは八ケ岳だそうだ。
滑って落ちないように。
最後のマッサージを受けて、
ロッカールームへ向かおうとしたら
かかった曲が「Hello, Good bye」でした。
・コム デ ギャルソンのクリスマススペシャルの
紙袋かわいい。
・ぶらぶら歩いて裏原宿の香港系のサンドイッチ屋で
サンドイッチとタルトを買う。
照明が綺麗だったので店の写真を撮らせてもらったら
「わぁ、いいなあ、CONTAXですね!」と
店員の女性にほめられる。
わあありがとう。もう一コください。
そういえばこのカメラは
香港取材のためにレモン社で買ったんだったと思い出した。
・担当しているサカキシンイチロウさんに誘っていただき
上海蟹を食べに行く。
フィルムで撮ったらものすごくおいしそうに撮れた!
・大貫妙子さんのクリスマスコンサート。
一年ぶりにいろんな人に会う。
「毎年やる」ってそういうことだな〜!
・前に書いた「いなくなってしまった人」だけど
誰にも何も言わずにいなくなったそいつに、
唯一連絡のとれる方法で
ぼくが、そいつが消えてさみしがっていると
伝えてもらった返事を10日ぶりにきいた。
返事は「俺もさみしいと・・・」という、
一行のメッセージだった。
それはもうとりかえしのつかないことで、
ぜったいにもとには戻らない種類のことだ。
ぼくにもどうにもなんにもできないことだ。
そんな感傷とは別にトレーニングは進む。
ちょっと泣いたけど、
涙と筋肉はまったく関係がないみたいだ。
たぶん君が知っているよりぼくは
ずっと重いものを持っていられるようになりました。
・K−1エクササイズ開始。
あのう、人殴ったことないんですけど。
いいんですか。いいんでしょうか。
初日は左ジャブだけで1時間。
滝のような汗をかく。
・会社引っ越し。
3日目、昼飯に出ようと会社を出て左に歩き
やっぱりあっちの店にしようと踵を返したら
目の前にWさんがいた。
青山に勤めたら見かけたりして、
と思わないでもなかったけど、
まさかこんなに早くおめもじかなうとは。
あわわわわわわ。
ほんもの。
Wさんというのはあのデザイナーさんです。
ぼくが大好きな服のデザインはほとんどそのかたなのです。
‥‥あのかたの御尊顔など誰も知らないと思いますが
私にはわかる!
目があったらどうしよう!
準備できてます! 何の!
しかしWさんは全身あのかたのデザインで固めた私など
(見て見て! 全身! あ、帽子と靴は違う!)
まったく目に入れず(青山ではめずらしくないしな‥‥)
深くなにかを考えておられるような
哲学的に難しい顔をなさって青山通りを渡って行かれた。
あんなデブが着てるなんて‥‥もっとサイズ小さくしよう、
などと思われなかっただろうか。
デブには売るなと、
コルソコモで檄を飛ばしたりしてないだろうか。
ううむ。
ともあれ「一生ついていきます、定価で買います」と
堅く心に誓った冬の日でした。
・北斎展。北斎というひとは
世の中にたいして何かがつんと言ってやろうとか
コンプレックスがどうのとか
そういう主張のまったくない人だと思うんだけど
とにもかくにも量と技術と発想がすごい。
ものづくりとしての絵画、に、
とことん興味があった人なんだと思う。
そして、仕事はじゃんじゃん受け続けた。
クリエイターとして不本意とかそういうことは
たぶん言わずに、じゃんじゃん描いた。
そのなかに表現してみたいものや新しい発想を
どんどん埋め込んでいった。
あるシリーズはすべて50ミリ標準レンズで、
立ち上がったときの視点からの画角だし
あるシリーズは短冊の比率でトリミングされている。
あるシリーズはありえない高度から描き、
あるシリーズは一筆書きである。
仕事の中に楽しみを見いだしている。
ほんとうにすごい。
蕭白みたいに「嫌いだ」とか
応挙みたいに「好きだ」とか
そういうふうに感情で見れないんだけど、
すごい、ほんとうにすごい、と思う。
ペンネームをばんばん変える「自分のなさ」もすごい。
晩年なんて「画狂老人卍(まんじ)」ですよ!
仮面ライダーか!
・しかし膨大な点数を、膨大な人の波のなかで見たので
ほんとうにくたびれてしまい、
「ゆあたり」みたいになりつつ、
神田須田町の「勝漫」。
特ロース定食。やっぱりうまい‥‥。
カキフライも食べたかったけど断念。
・アン・サリーのシークレットライブに行く用事。
たぶん、彼女の歌を聴くと、
体調がよくなるはずだなと思ったら、
ほんとうによくなってしまった。
汗が出てきて、息が苦しいのも、頭が痛いのも、なくなった。
やっぱりそうか、この人の歌声には何かある。
生声に限りますけど。
・義理を果たす系の集まりに顏を出す。
自分が所属する場所の集まりならば平気だし
仲が良く、かつ、ほっといてくれる人々の
なかにいるのは快適なのだけど、
いわゆるこういう「さあさあ、お知り合いを増やして」
みたいなかんじの集まりはほんとうに苦手だ‥‥。
そんなところで名刺交換してうまれる人間関係が
上等なはずないじゃないか、なんて思っちゃう。
集まっている人たちは楽しそうなんだよなあ。
最後はダンスまでしてまるでアメリカ人の集いみたいだ。
こういうのをすべて上っ面なものなのだと思ってしまうのは
やっぱり私が生粋の日本人で商店街の子だからか?
祭りは顔なじみでやるもんだ。
ああ、下町にはない人間関係の作り方だなあ。
すっかりくたびれたので「商店街の人」と話がしたくなり
‥‥カバンを買ってしまいました。
・矢野さんのコンサート。
行く予定のうちひとりが、交通事故でキャンセル、
またひとりは飛行機が欠航で東京に戻れずキャンセル、
またひとりはガス漏れ警報が爆発警告を出して
おおさわぎになり遅刻、
またひとりは時間通りに来たものの財布を紛失。
結果、みなさん大丈夫だったんですけど、
(財布はモスバーガーにあったし爆発もしなかったし
交通事故で怪我人はでなかったし飛行機も飛びました)
どたばたした日でした。
さてあっこちゃん。
本編もすばらしかったんだけど、
アンコールのゲストが忌野清志郎氏。
デュエットでの「ひとつだけ」は
ぼくは「ヘンタイよいこ白昼堂々秘密の大集会」で
かれこれ‥‥ええと22年前? に、
この組み合わせを見ている。
ムーンライダーズを初めて見たのもそこ。
22年を一気に凝縮したデュエット、
ぼくが泣かないわけがない。
滂沱。
・カメラをオーバーホールに。
高いんでびっくり。38000円て!
それにしても、京セラのサービスセンター、
有楽町の交通会館に移転してたんですけれど、
スタッフも客も「老人会」そのものでした‥‥
若い女性スタッフは「いまどきこんな!」という
清楚なおかた。ここは東京なのか‥‥
まじめな地方公務員のようではありませんか。
ああ、ほんとうに、もうコンタックスは
現役ではなくなったんだと
あらためて実感。
たぶんキヤノンやニコンのサービスセンターは
こうじゃないと思うんだよなあ‥‥
隣の「コンタックスサロン」を覗いたら、
なにやら写真展をやっていて、
受付におばあさんが。
中にたくさんの御高齢のみなさんが。
「わたしたちのクラブ展なの。見てらして!」
あーうー。あれは未来の自分か。
写真はともかく(みなさんお上手)、
よくわからないけどなんとなく陰気になったので
そそくさと有楽町を立ち去り、表参道に戻って
クア・アイナのハンバーガーをどか食いしました。
東京は広いな。
・フィリップ・パゴウスキーのサイト発見!
・年末進行に入り、仕事がのっぴきならないことに。
いつも中腰になっているさなか、
ノー残業デイって‥‥。
しかしありがたく早く出て
かなり(うんと)久しぶりにえいやっと
オステリア・ナカムラに行き、
前と同じすみっこの席でもそもそと食べる。
牡蠣のオイル漬け、鴨のローストのサラダ、
砂肝のソテー、豚のテリーヌ、
ペペロンチーノ、うずらのラグー、
頬肉の煮込み、エゾ鹿のグリエ。
「ああ、胃が小さくなったなあ」
と言ったらマダムに「は?」と返されました。
ここの料理は、ちょっと焦すくらいの
強気で男性的な調理ながら、じつに繊細。
ザッツ男の料理なれど女性受けがすごくいい。
ぼくはここの料理が好きだという女性は
とてもかっこいいと思う。
格闘とか好きじゃないですか? と
カウンターの見知らぬ女性客に聞きたいくらいです。
あ、プリンもうまかったです。
年内に相棒(胃袋の)と「スズキ」に行きたかったけど
たぶん無理。来年にしようね!
・雨宮塔子さんのエッセイを読んだら
文章がとても好みだったので嬉しくなる。
・編集者のみなさま年末進行いかがですか。
ぼくは、なかなかたいへんです。
それでもなんとか変則的にワークアウト。
「胸と腕だけ」「肩と背中だけ」「K−1」を
週に1回ずつやっております。渋谷近いからね。
ゴリちゃんの「プログラム・フォー・たけいさん」は
正解のようで、案外早く変化が来ているような気がする。
あいかわらずS気質のゴリちゃんで
あいかわらずM気質のわたくしである。
M気質というのはこんだけワークアウトしてるのに
(してるからいいんだもん、とかなんとか言っちゃって)
夜中に青山の「しまだや」で
「かつどん」と「もりそば」を
両方食べてしまったりすることも含まれる。
ああ駄目な僕!
ところでこの店はカレーうどんが絶品です。
肉カレーうどんがおすすめです。とろとろで。
それをあきらめてもりそばにしたんだからえらいでしょう。
・トリロー先生のトリビュートコンサート@博品館。
畠山美由紀さんという人の歌声に惚れる。
ハナレグミの達者ぶりに驚く。
慶一さんの司会ぶりはやっぱり好きです。歌も好きです。
トリロー先生の楽曲はたいへん好きです。
そしてこれを演るひとは
コメディのセンスがないとできない、
というのが、よくわかった。演劇的センスというべきか。
ぼくも歌いたい。でもカラオケにはないみたいですね。