●アロマテラピー
縁あって、初めてアロマテラピーというものを受ける。
フランス式の、 スポーツ・アロマテラピーというもので、
医学‥‥というより薬学的なアプローチから
カウンセリングによってその人にあった
エッセンシャルオイルを配合、1時間半ほどかけて、
全身をトリートメントしてくれるというものです。
ぼくのカルテの最重要課題は免疫力の向上。
ワークアウトをしていて体はできているのに、
なぜか風邪をひきやすいんですと言ったら、
じつはプロスポーツ選手でも、
活性酸素のため、風邪をすぐひいちゃう人が
案外多いのだそうです。
いまはアミノ酸やいいサプリメントがあるので
それで予防できるけれど、
もとから免疫力の高い体にしたほうがいいんですよ、と。
ほんとうは夜の10時から2時までに、
熟睡する時間をつくることが、いちばんいいんだけど、と。
ううむ。
せめて週一回でもそれができれば、
スポーツをやっている人なら、
すぐ免疫力は上がるんだそうだ。
毎日曜はそうしようかな?!
ちなみに、そういう日は、エッセンシャルオイルを
お湯にいれて、ゆっくりお風呂にはいると
もっといい、と言われました。なるほど。
さてアロマテラピー。
5種類のオイルを調合。
説明を受けたけれど、
えーっと、なんだっけ?!
どうも日常的に耳にしない言葉ばかりなので覚えられない。
そして施術。ベッドにうつぶせになって、いきなり爆睡。
最初に背中を触られて、
あー気持ちいいもんだなあ、と思ったきり、
体が鉛のようになり、あとは麻酔にかかったみたいでした。
途中、仰向けにされたところで目が覚めたけど、ふたたび爆睡。
途中、じぶんの「んごっ!」といういびきの音で
ちょっとだけ目を覚まし、なんだかはずかしい。
風邪のひきはじめに効くという
「クリマロム」climaromeという
スプレー式の配合エッセンシャルオイル、
それから「ビオバドル」biobadolという
こちらもバス用配合エッセンシャルオイルを入手。
週末にやってみるかな。
●コム デ ギャルソンのためのコム デ ギャルソン展
朝一番で床屋。例によってうんと短く。
パークタワーの地下からロビー階に上がったら
見覚えのあるビジュアルが、
どかーっと大量に目に飛び込んできた。
「コム デ ギャルソンのためのコム デ ギャルソン展」でした。
ああ、今日からだったんだ!
うっかりしていたのでラッキー。
ちょうど始まったばかりの時間だったらしく
まだ人がいない。見ていこう見ていこう。
受付らしきところにチラシが置いてあったので
「一枚いただいていいですか」と訊ねたら
「どうぞ」と言ったのが川久保玲さんでした。
どっひゃーっ!!!
また御本尊が目の前に!!!
あわわわ。こんなチャンスは滅多にない。
挨拶しておかなくちゃ!
でも名乗られても「あんた誰」という話だしな、
ファンだというのは着ているもの見ればわかるし、
‥‥こんにちは! ●●●のところのものです!
それだけ言うのに精一杯‥‥。
「あら、そう。今日はお休み?」
小さいけれど意外とよく通る低い声、
さらに意外なことはにっこりなさっていることでした。
は、はいっ! 休みです!
「どうぞごらんになってね。‥‥あちらから」
と、指さす先は、あ、そこもう僕見たんですけど、
というブースで、でも、御本尊に「あちらから」
と言われたらもういちどあちらからですね。
ハイッ!! と裏声で元気にお返事して
脱兎のごとくそちらにむかいました。
あーびっくりした。
この展覧会はコム デ ギャルソンの本社で行われた
社員のための展覧会を、一般公開しているもの。
これを社員のためにやるというところがすごい。
遺伝子レベルの教育という感じがする。
ちなみに以前は、
コム デ ギャルソンの歴代の作品をマネキンに着せて
いっぽうでGAPを着せたマネキンを並べて
ストリートファッションについての社員向け展覧会を
川久保玲ディレクションで開いたことがあるという。
今回のものは、印刷物だけを壁面に並べている。
ポスター、フライヤー、ショーの招待状、
店舗オープンの案内、新作のおしらせ、セールの案内、
グリーティングカード‥‥。
ブースがいくつか並んでいて、
外周には拡大プリントされたもの。
内側には実物のコラージュ。
大量。
目が眩む。
一貫して世界観に揺るぎがない。
これがすべて川久保玲というひとりの女性を中心とした
クリエイティブ集団から生まれ続けているものだと思うと、
くらくらすると同時に、ただただもう感動する。
いまの日本には川久保玲がいて、
コム デ ギャルソンが新作を毎年発表している。
ああ、今の日本に生きててよかった、と心から思う。
この日ぼくはCOMME des GARCONS SHIRTと
後ろ身ごろの裾にプリントされたポロシャツを着てたんだけど、
それをとても誇らしく思いました。
●乳酸。
25日から29日まで遅い夏休みをとるので
いろいろ前倒しでばたばた。
今日も深夜1時半帰宅でしたけど
途中で1時間半ほどワークアウトに行ってるからな。
でも行かなければ早く終わるかというと
たぶんそんなことはないんだな。
不思議なんだな。
きょうは二の腕の裏側に乳酸を入れる。
トータルワークアウトに行っている人しか
なんのことやらわからないと思いますが
行ってる人は驚いてください!
Bパターンをさんざんやっての最後の3種目。
シュラッグのあとですよ。
プレスダウンで13/10/8/13/13/20回、
ロープで13/10/8/13/20回、
さらにロープでの腹筋を左右30回ずつ。
ぐがぎぐげがご。終わったら前衛舞踏の人みたいに
あるいは岡本太郎の「なんだこれは!」のポーズのごとく
腕がかちこちになっておりました。口もゆがんだ。
なんで二の腕の裏側をこんなにいじめるのかというと
ベンチプレス(胸ですな)をもっと上げたいと注文したら、
こっちも鍛えるとよいですということなのですよ。
じっさい、相乗効果でベンチプレスの重量は上がった。
事故で1年休んでた相棒が
今日からワークアウトにひそかに復帰したということなんで
抜かれないようにやらないとな。
食事制限をやると聞いたが、それではますます、
差がついてしまいそうだ。ウサギとカメだ。
うまいもの食べに連れ出して太らせて
その間にワークアウトするぐらいでないと抜かれる。
カメさんカメさん、うまいもの食べに行きましょう。
はいはい一緒に行きましょう。
‥‥って、一緒に食べに行ってたら意味ないじゃん!
かくしてハラはちっとも凹まない。ていうか太った。
まあ、とにかく、こつこつやりましょう‥‥。
さて伊豆なんだけど、去年に引き続き、雨?!
去年は豪雨で道の排水溝から水柱が上がっていた。
この2年ほどは天候に恵まれず(雨だったり寒かったり)
フィンとか持ってっても使わないんだよなあ。
どうしよう。シュノーケルとマスクだけ持ってくかなあ。
フィンは重たいし荷物になるしなあ。
●夏休み1日目。
朝ごはんは、豆腐ハンバーグに、残り物の味噌汁、
かに玉、オクラとキュウリのスティックサラダでごはん二膳。
食休みののち、ジム。
珍しく「胸だけ」というプログラム。
また乳酸を入れられる。
ベンチプレスで過去最高の重さ、
片方「45ポンド+25ポンド」合計90キロを上げる。
3回だけですけど。よくできました!
そして担当のゴリちゃんが、
ヒルズから、渋谷店に異動と聞かされる。
さまよえるトレーナー、さまよえる客。
ぼくもこれから週末のスピードトレーニングは渋谷だ。
ちょうど来ていたケビンさんに
「また(異動)すか!」と言ったら、
なぜ異動になるかの理由を延々と‥‥
いや、まあ、関連会社なので、仕事として聞いたりして。
しかしケビンさんと喋っていると、
受付の子たちとかが明らかに緊張して、
喋っている僕までもを「あの人はなんなのかしら」
という目で見始めるのがおかしいなあ。
eYeに寄って、旅行用のカバンなんかあったりして、
と思ったらすでに売り切れ。
残っているのは、ぼくよりでかいカバンでした。
残念、使いみちがないな。断念。
明日からの伊豆に向けて、タカシマヤで、オイルだの、
ハンズで、スリッパだの、買う。
オイルは、雨だったら無駄になるな。
(でも、ふだん使えるんですよ、日焼けだけじゃなくて)
ナイキで「ナイキフリー」を買おうか迷ったけど、やめる。
海には向いていない靴らしいので。
あらためてトレーニング用に買うと思うけど。
そしてコム デ ギャルソン・オムに寄ってただ喋る。
川久保さんの「ダメ出しの実際」についていろいろ聞く。
これってけっこうな取材になってる気がする。
自分のなかにメモがたまる。
夜、本当に久しぶりにキラー通りの「ラ・パタータ」へ。
やっぱりちゃんとおいしい。ほんとにおいしいです。
好みで言えば「ピアット・スズキ」に軍配だし、
気さくさで言えば「マンジャ・ペッシェ」なんだけど、
「ラ・パタータ」のプライドというか、
これだけ長く、いつもきっちり完璧に
おいしい店を続けてきたオーナーシェフの土屋さんすごい!
ポルチーニのソテー、花ズッキーニのオーブン焼き、
手長タコといんげんのサラダ、ベルギー産ムール貝、
江戸前アナゴの薫製とカラスミのスパゲティ、
仔牛のカツレツ、ベリーのタルトにチョコレートムース。
スプマンテ2杯に白ワイン5杯、をひとりで。
食いすぎで飲みすぎ。
食べてる最中、仕事のメールと電話が合計6件。
休むのがいかにへたくそか、と、反省。
ま、しょーがないか!
さて旅支度するかな。