●三鷹の森の音楽の夜。
矢野さんの出前コンサートに行ってきました。
「となりの山田くん」の主題歌である
「ひとりぼっちはやめた」に始まり、
「夏休みの子供」「さようなら」「中央線」
「ばらの花」「ニットキャップマン」「太陽のおなら」
「グリーンティーファーム」「ナイトトレインホーム」
「ごはんができたよ」「ラーメン食べたい」
アンコールは「ひとつだけ」。
あああああああ。まいった。
みじかめのライブだったけど、どっぷり、やられました。
至近距離だったし。生声生ピアノのほうが
PAより先に耳に届くかんじ。
直接存じ上げている方ではありますが、
やっぱりピアノに向かって歌う姿は神様。
もう、一瞬一瞬がすばらしくて。
ペダルを踏む音さえ音楽でした。
井の頭のあたりはもう茅蜩が啼いていて
夕暮れの街道は秋の気配。
もう夏が終わるんだ、と実感した日。
(まだまだ暑いけどね!)
そんななか行ったものだから
「夏休みの子供」にやられ、「さようなら」で泣く。
(ムーンライダーズ・バージョンを愛する私ですが)
「ニットキャップマン」でもう降参。
突然アカペラで歌い出した「ごはんができたよ」は
僕が最初に買ったシングル。これまたほんとうに好きな曲。
そしてこの歌詞、「ほんとうにだいじなこと」を
歌っているんだよなあ。
15日はブルーノートだ。これまた楽しみ。
●グーグルマップ
遅耳かもしれないですがグーグルマップ。
http://maps.google.co.jp/
すごいんだね〜。
グーグルローカルも面白かったです。
http://local.google.co.jp/
●投薬で気分が軽くなるということは。
土曜、六本木ヒルズのトータルワークアウトへ。
こないだ発熱×飲酒で
自死する人の気持ちがわかるような
やばい症状になっちゃって、という話を
ゴリちゃん(トレーナー)にしたら
やつも、大阪に異動になって1ヶ月くらいのときに
ともだちはいないしプレッシャーはあるしで
「寝返りの音すら気になって眠れず、床を叩く日々」
が続いたことがあったという。そのときは、
ああ俺はいつ死んじゃってもおかしくない、と思ったという。
この人の繊細さはわかってるつもりだったけど
そこまでだったか! 話がつうじてすごくうれしい。
そしてその話をとある人気格闘家にしたところ
「それは鬱だよ。そういうときは、
鬱に関する本を読むとすごく気が楽になるし、
だいいち薬ですぐ治る。1週間でうんと軽くなって
1ヶ月も飲めば完治するから安心しろや」
と言われたという。
なんかニキビみたいな言われようですね。
でもまあそう言ってもらうと気が楽になる。
そんなコンビはきょうもスピードトレーニング。
いや、いまは明るく楽しくやってます。
鬱のトレーナーに鬱の会員では
フィットネスクラブも暗くてしょうがない。
終わって、トリートメントルーム
(トレーニング後のマッサージをしてくれるところ)へ。
いつもは三田にいるクロイワさんが施術してくれた。
「ずいぶん筋肉のハリが違いますね」といわれた。
きょうは筋肉がぎりぎりまで使われていて、
ハリがいいそうなのでした。
ぼくを追い込める限界を、
このトレーナーはよく知っているということですね。
ぼくも、こりゃ無理だろうということでも、
まあ、こいつが言うんなら大丈夫でしょうと
がんばっちゃったりするのです。
ぼくはそういうふうにして安心と信頼の座標点が
人生の座標軸にちらばるように広がっていくことが
とてもうれしいです。
ところで、精神的な病を治す薬があるということは
「これを、こうすれば」人の精神構造が変わるということを
医学薬学の世界では、実験結果から得ているということだよな。
自死を止める薬があるなら恋をさせる薬があっても
ちっともおかしくないよなあ?
複雑さは想像を超えてますけど、理屈ではできるはず。
できたらつまんないね。
でも理屈ではできる、というようなことは
「できる」うちには入らないんだろうなあ。
それにしてもひとの心はじつはデジタルなのでしょうかね。
●脂身と半ズボンとネルシャツと御本尊。
日曜、料理番組で豚丼みたいなのを見ちゃったものだから
もう豚の脂身が食べたくて食べたくてたまらなくなり
こーんな分厚い脂身を食べに出かけてしまいました。
やんばる島豚だから、脂身もさらさらなんですけど。
でも脂身には変わりないよな。
満腹のまま原宿まで歩いて、とあるショップの名前の入った
Tシャツ(記念品みたいなものですね)を買おう〜、
と行ってみたら、想定外のブツを発見。あわわわわわ。
リーバイス×ショップオリジナルのデニムショーツ。きゃあ。
会社には、穿いていけないというのに、
ぼくのショーツ好きはいっこうに治る気配がなく、
毎夏「いいショーツねえがー」と
ショーツなまはげと化し探しているのだが
でもなかなかいいのってないんですよ。
そんななか、これはいい!
503をぼろっぼろに加工したうえ
尻ポケットが、グアテマラの織物のパッチワークになってる。
きゃわいい。
しかしこれはどこかで見たことが‥‥はっ、
前のシーズンで使ってた布じゃないか。さては余り布だな。
「どうしますチーフ。これ捨てちゃっていいですかね」
「ちょっと待て、それ、パッチワークにして
リーバイスの尻にでもつけたら
どこかの馬鹿が『きゃあ』とか叫んで買うんじゃないか」
「そうですねそうですね一、それでひと稼ぎしましょうね」
「そうだそうだわっはっは」
というような会話がアトリエでなされていないといいのだが、
たとえそうであってもいいのである。かわいいから。
ください。
ちなみに最後の一本であった。わっはっは。
担当のKくんは昼の休憩で不在、
よろしく伝えてねと言っておいたら
あとから携帯に留守電がはいっていた。
「なんか買っていただいたようで
ほんとすみません‥‥ほんとにすみません」
Kくんはどういう加減なのか知らないが
客がものを買うと恐縮するのでおかしい。
「これほんとにかわいいんですけど
お値段はかわいくないんですよねえ」
と何度言われたことか。
「武井さんお買い物しすぎですよ」
と何度言われたことか。
妙な店員です(いまは店長です)。
さらにタカシマヤへ、
お取り置きをお願いしていたネルシャツを見に行く。
この暑いのにネルシャツかよ!!
と思うけど、なにしろ生産数が少ないというので
来たる冬のためにいまのうちに手を回さねばならぬ。
冬が来てからでは遅いのだ!
鼻息を荒くしないとこういうものは買えない。
担当のS女史と、「どつき漫才」のような会話の応酬。
黄色いネルシャツよ、
何ヶ月か押入れで待っておいてくれ、ネルシャツよ。
寒くなったら、いっしょに外に出ような。
散歩の最後は青山ブックセンター本店。
ナチュラルハウスから渋谷方向に歩いていると、
前を歩いているのは大橋歩さんじゃないかなあ。
でもちょっと体形がちがうような。痩せてるし。
でも着てるのが全身コム デ ギャルソン、
それも昔のローブ・ド・シャンブルだし、
やっぱりあのおかっぱ頭は大橋さんのような気がするなあ。
ナチュラルハウスの袋を持っているのも
それっぽいけど、でも日曜にここで買うかなあ、
大橋さんのお住まいは世田谷のほうじゃなかったっけ。
ともかく前に回って確認してそうだったら挨拶しなくちゃ、
とすたすたと追い抜いて見てみたら、
‥‥川久保玲さんでした。
ひゃーっ、御本尊!! めがつぶれる!!
思わず「本日懇志進納してまいりました!」
とか言いそうになりました(うそ)。
●レコミュニに参加。
参加型音楽配信コミュニティ『recommuni』の
招待状をいただいて、参加。
「recommuniは、リアルな友人を起点に
ネット上で友人の環を広げていく
「ソーシャル・ネットワーキング・システム(SNS)」
によるコミュニティと音楽配信サービスを組み合わせたサイトです。
あなたがお薦めする音楽をレコメンドによって人に伝え、
気になった人はそれをすぐにダウンロードして
聴いてみることができる……学校のクラスで音楽話で盛り上がり、
CDを貸し借りしたような音楽コミュニケーションが、
ネット上で時間と空間を気にすることなく、
実現されると考えてください。」
ということだそうです。
ダウンロードは課金制。
まだよくわかっていないんだけど
1曲プレゼントしてもらってごきげん。