勝鬨までは国立競技場から大江戸線に乗って18分、
築地市場の次。東京湾は案外近かった。
同僚の結婚退職のお祝い会というので、
サンセットクルーズに参加したのです。
朝から偏頭痛がして、運動すりゃ治るかなと
プールに行ってガンガン泳いでみたりしてみたけどダメで
(そういう方法がよいのかどうかまったく自信なし)、
これで船に揺られて酒を飲んだら
おそろしいことになっちゃうかな、と思いつつも
ま、いっか。乗船乗船。
お台場の海、すごいことになってた。
渋滞。というか、停泊して食事をしたりするわけだけど、
視界に何十艘も屋形船だのクルーズ船だのが見えるわけです。
すぐ近くに、若い男女しか乗ってない、というか、
たぶん合コン船? ナンパ船?
やけにぎらぎらした、べとべとした、ぬるぬるした感じの船が。
でも聞こえてくるカラオケが「ボンバヘー!」だったから
それなりに年のかたがたのようでした。
まあそれはともかく、潮風に吹かれて揺れながらの2時間、
けっこう楽しいものだった。
このくらいの規模のボートに乗ると
スンバワ島からモヨ島に往復したときや
ヘロン島からダンク島に往復したのを思い出す。
なーんて、感じの悪いことを書いてみたりして。
甲板に出ると、おろしたてのシャツが風でふくらんで、
ぱたぱたという音が気持ちいい。
船室内は、オーナーの趣味が生かされているのでしょう、
ウッディで家庭的な感じで悪くない。
が、なぜかずっとビデオが流れていて、
それが、「リング」のビデオみたいな、
まるで8ミリで撮ったのを、ビデオに焼き直したみたいな
奇妙な映像で。
昭和40年代だと思うんだけど、釣りをしたり、
屋上でポーズをとったりしている人々が映る。
明らかに個人ビデオなんだけど‥‥なにこれ?
ついつい見てしまったんだけど、結局わかりませんでした。
気味が悪かった。ひとりで見たらへんな夢みそう。
ま、それはともかく、夕焼けは美しく、
ジンもうまかった。
夏の海、船の上なら「ラム」といいたいところだけど
頭が痛かったのでジン。なんか‥‥薬ぽいじゃない。
と、こういう方法はやっぱりたぶん間違ってると思うが、
結果、いま頭痛はありません!
ところで、ガムふんじゃったんだよねえ、国立競技場の駅で。
いったいなぜガムをそのまま捨てる人がいるんだろう?
このごろ、平日に行ってるジムで、
ワークアウト終了後、トレーニングシューズを履いたまま
ロッカールームにどかどかと入ってくる人を何度も目撃して、
たいへん不愉快になってるんだけど、
「考えりゃ、わかるだろうに」と思うのです。
ガムだってそうだよな。踏むんだから!
ロッカールームはシャワー後裸足で歩く人がいるんだし
第一「靴のままあがらないで」と書いてあるんだけどなあ。