AirbnbとUberができたおかげで旅が格段にラクになった、
ということを以前書いたと思うのだけれど、
今回の旅はますますそのことを痛感したなあ。
その背景にはインターネットがあり、
iPhone(とWi-Fi)、そしてカード決済の普及がある。
思えばちょっと前までは
空港に行くタクシーをどうやってアパートに呼ぶかは大問題、
言葉のわからない国ではどうしようもなかった。
最終日だけホテルに移動というのが当時出した答え。
でもいまはUberがすぐ来てくれるからなんの心配もいらない。
今回特記すべきは両替をしなかったことだ。
はじめて現地通貨を一度も使わなかったし、
目にすることもほとんどなかった。
現地ではなにしろカード決済が多い。
しかもそのほとんどが非接触決済である。
このことは前年のメルボルンで知った。
オーストラリアがそうならニュージーランドもそうだろうと、
じつに適当な考えだったけど、まちがってはいなかった。
非接触決済というのは近距離無線通信(=NFC;Near Filed
Communication)のことで、日本でいうと交通系で有名なやつ。
デバイスにぴっとかざせば即決済OKというアレだ。
電子マネーのEdyとかWAONとかnanacoとかもありますね。
じゃあ日本のカードをそのまま使えるの? というとそれはまずダメで、
チップの規格がちがい、日本はSONYのFeliCaだけど、
国際基準はType A/Bなのである。
だから日本の非接触決済カードは海外で使えない。
香港やシンガポールだと使えるらしいけど、
ニュージーランドはとうぜんダメである。
まったくもうガラパゴスなんだから。
ということで今回は
国際的なクレジットカードの非接触決済機能を使うことにした。
Mastercardコンタクトレス、あるいは
VisaのpayWave、
アメリカン・エキスプレスのコンタクトレス決済などは
すべてType A/Bである。
さて、今回は3人チーム。
A氏がAirbnbの手配と支払を担当し、
B氏(ぼく)は現地でかかる費用の一切を担当する。
C氏はいっさい支払を行なわず、
A+Bを合算した金額から1/3ずつを負担し
最後に精算する。
いままでだったら、
・クレジットカードの利用明細
・現地通貨に両替したなかから現金決済
これをスプレッドシートに逐一メモしていたんだけれど、
それがけっこうめんどうくさい。
カードにしても現金にしても、
そのときはうっかり財布を分けていなかったので
公私がごちゃごちゃになったのも敗因だ。
それに、旅が終わったらなるはやで精算をしたいから、
利用明細が出るのに時間がかかるのもちょっと困る。
それで今年は「両替をしない」ことと、
「経費専用のカードで決済する」ことに決めた。
それもクレジットカードではなく、
すぐに明細がわかるデビットカードがいい。
これは前年、体験的によかった点だ。
ちなみに前回は銀行のデビットカードを使ったんだけれど、
今回はトラベルプリペイドカードにした。
ぼくはメインにJALカードを使っているんだけれど、
その仲間としてJAL Global WALLETというのができたというので
さっそく申し込んでつくってみたのだった。
あらかじめ現金を(日本円で)入れておいて、
そこから使っていく方式だから、
まあデビットカードのようなもの。
最初に入れた金額から、
最後に残った金額の差が、
3人で現地で必要としたお金である。
Uberの支払などはこのカード番号を登録しておけばいいし、
自分の買い物は別のクレジットカードですればいい。
えらんだカードにはほかにもいろんな便利な機能があったけれど
(たとえば外貨を現金で現地ATM から引きだせるとか、
カード内で両替ができるとか)、
まず非接触決済以外の用途はなかったな。
結果、これはすばらしい。
べつにJAL Global WALLETを使う必要はない?
そのとおり。でもぼくはJALびいきなのである。
ところでWi-Fiだけれど、
海外で知人が使っているのを見て便利と知り、
GlocalMeというのを使っている。
いままでは空港でレンタルをしていたが、
あれはあれで便利なようでいて不便だし高い。
通信会社の海外定額でもいいとは思うけど、
GlocalMeの通信費はそれよりずっと安いです。
ということであけましておめでとうございます。
更新したりしなかったりのブログですけれど、
そして新年にまったく関係ない内容ですけれど、
本年もどうぞよろしくお願いします。