3/31、「清水ミチコ 30th Anniversary
『ひとりのビッグショー』Returns」最終日へ。
3時間ちかいステージを見終わったぼくの感想が
「ああ、いいコンサートだったねー!」で、
同行者の感想は
「いままでちゃんと聴いてこなかったけど、
やっぱり矢野顕子さんをちゃんと聴かなくちゃ!」。
そしてふたりして「音楽って、いいねぇ〜!!」
‥‥って、なにか間違ってるんじゃない?
しかも「ミッちゃんのコンサート」って言ってるし。
まるで「アッコちゃんのコンサート」みたいじゃない?
「清水ミチコのお笑いライブ」のはずなのに。
しかも同行者は下を向いたままiPhoneで
矢野さんを検索しダウンロードしようとしていた。
そこは「清水ミチコ」を検索すべきじゃないでしょうか。
音楽。
けっこう長いことミッちゃんのステージを観てきたけれど、
そんな感想をもったのは初めてかも。
もちろん3時間は爆笑につぐ爆笑、
たったひとりで(唯一のゲストは弟さん)
満員の観客を相手にモノマネとトークで
笑わせ続けるんだけど、
音楽ネタにおいてのミッちゃんは、
昨年観たステージから格段に、
(いやもともとすごいんだけど、さらに)
すばらしくピアノがじょうずになっていたのです。
もちろん、歌も。
そういうことって自然と上手になるわけないから、
どれだけ弾き続けたんだろう、練習したんだろう、
ひとりの時間を、そこにつかったんだろう。
その結果、ミッちゃんのネタは「音楽」としてぼくらの胸に届いちゃった。
もちろん共振するからにはぼくらの思う「音楽っていいなぁ!」と
ミッちゃんの思う「音楽っていいなぁ!」が同じってことだから、
それはとってもうれしいことなのだった。
いやはや、笑っていいのか感動していいのか。両方か。
弟の一郎さんとのセッションは(セッションって!)
しみじみ聴き入ってしまいました。
どんな毒舌のネタでもミッちゃんはいつも
「好きな人だからモノマネしたくなるんです」と言うけれど、
それはほんとうだと思う。
「愛すべき、だめなところ」も含めて、好きなんだと思う。
じゃないとあんなにならないもの。
音楽が好きで好きで好きで好きで、
ほんとうに好きじゃないと、できない芸だった。
「弟は私の芸を『ひやかし芸』って言うんですよ」
と言うけど、そんなふうにモノマネの対象を
「ほんとは嫌いなんじゃないの〜?」なんて思わせるのも
最高の技術をもってしての、ぼくらへの欺きなのかも。
ああ、ミッちゃんすごい。ほんとうにすごい。
たっぷり笑って腹が減ったので
楽屋に挨拶に行く途中で、順番待ちをしながら、
会場の中野サンプラザの近くでなにか食べて帰ろうと
同行者がiPhoneで「中野 グルメ 焼肉」などと
必死に検索をしている横を、
最初に松尾スズキさんが通ったので「おおっ!」と思いつつ、
「ほらほら」なんて言ったら失礼なので知らんぷりをして、
芸能好きの同行者にも黙っていたら、
次に通ったのがなんと「のん」ちゃんで、
「おおおおおおおっ!」と思い、
これは下を向いたままの同行者に伝えたい、と思ったものの、
やはり騒いでは失礼になるだろうと黙っていたら、
あとで「なぜ教えなかった」と本気の頭突きをくらいました。
女子に頭突きをくらったのは初めてだ。
そして同行者が見たのはマキタスポーツ氏だけでした。
もうしわけない。のんちゃんとってもかわいかったです。
帰りに行ったのは台湾料理の「金龍門」。
けっきょくなにも調べずふらっと入ったんだけれど
おばあさんが料理、おじいさんがお運びをしているお店で、
とってもおいしかったなぁ。
いい金曜日でした。
『ひとりのビッグショー』Returns」最終日へ。
3時間ちかいステージを見終わったぼくの感想が
「ああ、いいコンサートだったねー!」で、
同行者の感想は
「いままでちゃんと聴いてこなかったけど、
やっぱり矢野顕子さんをちゃんと聴かなくちゃ!」。
そしてふたりして「音楽って、いいねぇ〜!!」
‥‥って、なにか間違ってるんじゃない?
しかも「ミッちゃんのコンサート」って言ってるし。
まるで「アッコちゃんのコンサート」みたいじゃない?
「清水ミチコのお笑いライブ」のはずなのに。
しかも同行者は下を向いたままiPhoneで
矢野さんを検索しダウンロードしようとしていた。
そこは「清水ミチコ」を検索すべきじゃないでしょうか。
音楽。
けっこう長いことミッちゃんのステージを観てきたけれど、
そんな感想をもったのは初めてかも。
もちろん3時間は爆笑につぐ爆笑、
たったひとりで(唯一のゲストは弟さん)
満員の観客を相手にモノマネとトークで
笑わせ続けるんだけど、
音楽ネタにおいてのミッちゃんは、
昨年観たステージから格段に、
(いやもともとすごいんだけど、さらに)
すばらしくピアノがじょうずになっていたのです。
もちろん、歌も。
そういうことって自然と上手になるわけないから、
どれだけ弾き続けたんだろう、練習したんだろう、
ひとりの時間を、そこにつかったんだろう。
その結果、ミッちゃんのネタは「音楽」としてぼくらの胸に届いちゃった。
もちろん共振するからにはぼくらの思う「音楽っていいなぁ!」と
ミッちゃんの思う「音楽っていいなぁ!」が同じってことだから、
それはとってもうれしいことなのだった。
いやはや、笑っていいのか感動していいのか。両方か。
弟の一郎さんとのセッションは(セッションって!)
しみじみ聴き入ってしまいました。
どんな毒舌のネタでもミッちゃんはいつも
「好きな人だからモノマネしたくなるんです」と言うけれど、
それはほんとうだと思う。
「愛すべき、だめなところ」も含めて、好きなんだと思う。
じゃないとあんなにならないもの。
音楽が好きで好きで好きで好きで、
ほんとうに好きじゃないと、できない芸だった。
「弟は私の芸を『ひやかし芸』って言うんですよ」
と言うけど、そんなふうにモノマネの対象を
「ほんとは嫌いなんじゃないの〜?」なんて思わせるのも
最高の技術をもってしての、ぼくらへの欺きなのかも。
ああ、ミッちゃんすごい。ほんとうにすごい。
たっぷり笑って腹が減ったので
楽屋に挨拶に行く途中で、順番待ちをしながら、
会場の中野サンプラザの近くでなにか食べて帰ろうと
同行者がiPhoneで「中野 グルメ 焼肉」などと
必死に検索をしている横を、
最初に松尾スズキさんが通ったので「おおっ!」と思いつつ、
「ほらほら」なんて言ったら失礼なので知らんぷりをして、
芸能好きの同行者にも黙っていたら、
次に通ったのがなんと「のん」ちゃんで、
「おおおおおおおっ!」と思い、
これは下を向いたままの同行者に伝えたい、と思ったものの、
やはり騒いでは失礼になるだろうと黙っていたら、
あとで「なぜ教えなかった」と本気の頭突きをくらいました。
女子に頭突きをくらったのは初めてだ。
そして同行者が見たのはマキタスポーツ氏だけでした。
もうしわけない。のんちゃんとってもかわいかったです。
帰りに行ったのは台湾料理の「金龍門」。
けっきょくなにも調べずふらっと入ったんだけれど
おばあさんが料理、おじいさんがお運びをしているお店で、
とってもおいしかったなぁ。
いい金曜日でした。