年末年始、1年ぶりの旅をする。
滞在はスペイン側バスク地方であるサンセバスティアンで、
と友人たちと決めたのは夏のこと。
(シチリアに行ったメンバーです。)
マイレージ頼りで往復の飛行機を手配、
友人頼りで宿泊先のアパートをAirbnbで決めたあとは、
かつてない忙しさで考える余裕を失ったまま
ここまで過ごしてしまった。
そして「私はビルバオ経由で帰る予定」とか
「ぼくはロンドンで年越し」などという
友人たちの報せを受けてやや慌てる。
「タケイさんは?」
あわわわわ、なーんにも決めてない!
ぼくらのスタイルはいつも現地集合現地解散。
ゆえに「現地解散」後のひとり旅の部分は
誰かに頼るわけにいかないのです。
出発まであと2週間ちょっとじゃないか。
せめて旅程(滞在地)と宿泊先だけでも決めておこうと、
やっと手配を済ませました。ふう。
往路も復路も、ハブになるのはパリだから
次の滞在地はサンセバスティアンから
パリへの「途中」であるのが望ましい。
じゃあ一気にパリに行くか?
パリならひとりでうろうろするのは最適だし
ミュージアムもいっぱいあるし知りあいもいるし、
楽しく過ごせるのは確実なんだけれど、
いろいろ調べたところ、
いろんな影響で空いているとか
安くなっていると聞いたパリの宿は、
やっぱりひとりでは宿泊費がべらぼうに高く感じる。
部屋ベースだから、2人いれば半額になるんだけど。
それに比べて地方都市は「えっ」というくらい安い。
ざっくり半額以下だ。
ということで、サンセバスティアンから近い
(鉄道やバスで行けるはずの)
フランス側のバスクに行くことに決めました。
フランスのほかの都市に行きたい気持ちもあるしね!
滞在はBayonne(バイヨンヌ)。
ハムとチョコレートの町、
くらいしか知識がないんだけど、
フランスだしバスクだから
おいしいものはあるに決まってる。
宿はAirbnbより先に
街中で手ごろなアパートホテルを安価で見つけた。
キッチンと食材があれば滞在は快適。
でも滞在中の予定はまったくもって未定。
近隣のほかの街をバスで回るとか、するのか自分?
エスペレット(バスクのとうがらし)村くらい
行ってみたい気はするけど、
結局バイヨンヌでハムを食べながら
ぼーっとしているだけかもね。
ちなみに宿泊数を減らして
パリにも数泊、ということも考えなくもなかったが、
それはまた未練が残りそうだし、
どうしても見ておきたい展覧会もなかったので、
帰国前日夜にパリに移動して、
その夜の宿泊は空港ホテルにします。
さて出発までもうひとふんばり、仕事に集中しないと!