日付が変わったところで
てくてく20分くらいかけて歩き、
15年ほど住んでいた部屋のすぐ裏にあった小さな神社へ。
お神酒をいただき、古いおふだを納め、
新しいものを買う。お守りも新調する。
引っ越した先の(今住んでいる)エリアには
立派な神社がいくつかある
(なんたって明治神宮がある!)のだけれど、
初詣はやっぱりここがいいなあ。
ずっと、強い思いを預けているのだ。
メインバンクみたいなものですね。
今回もたっぷり預けてきました。
東京で過ごす年末年始は久しぶり。
年越し蕎麦を食べるのも久しぶりだったし、
紅白歌合戦を通して観るのも久しぶりだった!
ぼくはけっこう楽しんで観ましたよ。
こうなんだなあ、ああなんだなあ、
これはこれで仕方ないんだろうなあ、などと、
生意気に思うところはもちろんあるんだけど、
それはやっぱり生意気にすぎるよね。
ぜーんぶひっくるめて
「いいじゃない?」で、いいじゃない。
表現者には敬意を。
年越し蕎麦は、家で。
車海老をてんぷらにしました。
てんぷらって簡単でいいよねえ。
人参のかき揚げには、冷凍庫に眠ってたオマールを
刻んで入れてみたけど、それはなんだか合わなかったな。
1日の朝はお節。
基本的に到来物と、伊勢丹で買った黒豆や伊達巻で済ます。
以前、本気でつくったこともあるんだけど、
いっぱいできちゃって食べきれなかった。
到来物のなかには、お母様が老舗の蒲鉾屋さんの
出身だという知人が
わざわざ持ってきてくれた焼き蒲鉾が抜群においしい!
「おれは蒲鉾苦手でさあ」ということだなんだけど、
偶然にもぼくは蒲鉾が大好物でございます。
それから実家から送ってもらった鮎の甘露煮。
自作はなますのみ。かなり酸っぱくつくりました。
うつわに、飛騨の古道具屋で買った輪島塗の重箱を
ちょいとアレンジして使う。
これも1回限りの登板ですね。
もったいないね、あと何回使うんだろう。
「ふだんづかいにするといい」って言うけど、
なかなかしないですよねえ。
雑煮は焼津風。
濃いかつおぶしの出汁にしょうゆ、
具は白菜のみ。角餅の煮餅で、おかかをかける。
ひじょうにシンプルでおいしい。
餅は実家製。和菓子屋だったからとてもおいしい。
この雑煮、人がおいしいと思うかどうかは知らないが、
ぼくにはソウルフードみたいなものなので、
たぶん雑煮は一生これを食べると思います。
ところで新年の初仕事は、キッチンタイマーの分解掃除。
ぜんまいが止まっちゃうので開いて油を差しました。