近所でやっている余宮隆さんの個展に顔を出す。
前に「千鳥」で買って、
とても気に入って使っている鉢があるんだけれど、
それをちょっと大ぶりに、低くしたものがあった。
「前に武井さんがほめてくれたから、またつくったんです」
と、この人はいつも「人たらし」なことを言うんだからまったく。
(もちろん、そう言われるとうれしい。)
余宮さんのうつわは、なにを盛っても美味しい。
「美味しく見える」のではなく、「美味しい」。
器もまた料理の一部だから、
‥‥って、じぶんの料理を棚に上げて言うけど、
食器は、料理ごといただくつもりで選ぶといい。
たまたま胃袋には収まらないだけ、くらいの気持ちで。
余宮さんによれば、鉢の底がぎりぎりまで食卓に近い
(つまり、高台が、低い)のが
ふだん使いの美味しいうつわのポイントだそうだ。
和洋中、朝昼晩を選ばないところもいい。
煮物、揚げ物、焼き物、主菜でも副菜でも、
あるいは冷やし中華みたいなのもいけそうだし、
デザートを盛ってもきれいだと思う。
時間がないのでぱっと蕎麦を茹でてかっこんで、
というときも、余宮さんの器を使うと、
なんだか上等な時間に思えるから不思議なのである。
余宮隆個展 7/12〜7/27
スタイルハグギャラリー
前に「千鳥」で買って、
とても気に入って使っている鉢があるんだけれど、
それをちょっと大ぶりに、低くしたものがあった。
「前に武井さんがほめてくれたから、またつくったんです」
と、この人はいつも「人たらし」なことを言うんだからまったく。
(もちろん、そう言われるとうれしい。)
余宮さんのうつわは、なにを盛っても美味しい。
「美味しく見える」のではなく、「美味しい」。
器もまた料理の一部だから、
‥‥って、じぶんの料理を棚に上げて言うけど、
食器は、料理ごといただくつもりで選ぶといい。
たまたま胃袋には収まらないだけ、くらいの気持ちで。
余宮さんによれば、鉢の底がぎりぎりまで食卓に近い
(つまり、高台が、低い)のが
ふだん使いの美味しいうつわのポイントだそうだ。
和洋中、朝昼晩を選ばないところもいい。
煮物、揚げ物、焼き物、主菜でも副菜でも、
あるいは冷やし中華みたいなのもいけそうだし、
デザートを盛ってもきれいだと思う。
時間がないのでぱっと蕎麦を茹でてかっこんで、
というときも、余宮さんの器を使うと、
なんだか上等な時間に思えるから不思議なのである。
余宮隆個展 7/12〜7/27
スタイルハグギャラリー