台湾旅行の続きを書こうと思っているうちに
なんだか非常に忙しくなって途中になっている。
書きかけではあるんだけれど、途中からつなぐというのは
時間がたっちゃうとなかなかできないもので、
というのも家で座ってパソコンを打つ時間がほとんどない。
というかパソコンの定位置が低めの食器棚(腰高)の上で、
お茶っ葉が入った瓶だとか、藁鍋敷きだとかの横で
立ったままこれを書いているような状態で、
写真のアップくらいだったらこれで十分なのでそうしていたんだけど、
こうして何か書こうとするとちょっと落ち着かない。
テーブルに移ればいいようなものだけど
外付けHDDのコードが短いとかそういう理由で
結局立ったままこれをアップすることになるんだろうな。
どうでもいいか。
さてお問い合わせをいただいたので
コンフィのレシピを載せます。
【骨付き鶏もものコンフィ】
材料:
●骨つき鶏もも肉2本
●塩 鶏の重量の1%
●粒こしょう適量
●にんにく2かけ
●タカノツメ1〜2本(なくてもよい)
●ローズマリー、タイム、ローレルなどのハーブ(お好みで)
●オリーブオイル(あるいは、ラード、または鴨脂)適量
つくりかた:
1)
鶏もも肉は、余分な脂をとり、血のかたまりやすじを取り除き、
塩をすりこんで、冷蔵庫で1日おく。
面倒ならすぐ調理してもいいです。
鶏ももは、ドラムスティックとサイの部分に
切り分けてもいいですし、そのままでももちろん大丈夫。
2)
耐熱容器(ほうろうの深いバットとか、
把手まで同じ素材で出来てる金属鍋とか)に、
もも肉、包丁でつぶしたにんにく、タカノツメ、ハーブ類、
粒こしょうを入れて、オイルを完全に肉が沈む状態になる量、入れる。
3)
フタをせず、火にかける。温度を測って90度をキープ。
これが難しいので(加熱しすぎちゃう)、
ぼくは、オーブンを100度にして(それ以下がない)
フタをはずした状態の鍋を放り込んじゃいます。
そして1時間加熱。
4)
そのままほっといて、冷ます。
オーブンだったらとにかくそのまま常温になるまで。
5)
完成。オイルに沈んだ状態で、冷蔵庫で1週間とか
(たぶん、もっと大丈夫)平気でもつので、
食べるときに取り出して、フライパンであたため、
皮に焼き目をつけて、どうぞ。
塩気は案外じゅうぶんなんですけれど、
お酒のつまみに出すなら、おいしい塩と、こしょうを、
ぱらっと振るといいです。
あんがい、ごはんのおかずにもなります。
【応用編】
◦鴨→ラードとオリーブオイル、あるいはラードだけ、
もっとおいしいのは鴨脂だそうです
◦イノシシ→ラード これはやってみておいしかった
◦砂肝→ごま油で、豆鼓を入れて中華風にしてもおいしい。
自分は好みじゃないけど八角とか丁子をいれてもいいかも?
◦鹿→やったことないけど、ラードが合いそうな気がする
◦残った油でフライドポテトをつくると、また絶品です
‥‥という具合。
コンフィって、やってみるとわかるけど、
「油(脂)で煮る」という聞くだにおそろしい調理法のわりに
仕上がりはあっさりとしている。
唐揚げなんかのほうがよっぽどあぶらっこい。
でもなんだってこんなに手間(というか時間)を
かけるんですかと聞かれても困る。
買ってきた鶏に塩こしょうをしてオーブン200度で12分くらい焼けば
すぐにおいしく食べられるのだから、
わざわざこんなことしなくてもと、
まあそりゃそうなんだけど、
「つくってみたかった」というのでやってみたら
あんがいおいしくてご馳走感と非日常感があって楽しかった、
というだけのことです。
まあ、日もちがするので、
週に一度しか買い出しに行かない身にはたいへんよい、
というのはあるけれど。