連休にシンガポールに行ってきた。
3人でごはんを食べていたら
ひとりが現地集合の友人とラッフルズに遊びに行くという日程と
もうひとりが出張する日程がほぼ同じと判明、
じゃあ出張のあと延泊して
その頃ぼくが行けばみんなで会えるじゃないかと、
思い切って行くことにしたのです。
行かない理由より行きたい気分のほうが勝った。
それで4人が4人、往復の飛行機も旅程も違うという、
個人的グループ旅行。
決まっているのは「ラッフルズで逢いましょう」。
なんというか80年代の景山民夫的だと思う。
さてぼくの旅程、
深夜の羽田便を選んだのは仕事的にも
都内の移動的にもらくちんだったけど、
夜中に出発、日付が変わって翌朝到着、
帰路も夜中に出発、日付が変わって翌朝到着、
つまり
■1日目 羽田発【機中泊】
○2日目 シンガポール着【ラッフルズ泊】
◎3日目 シンガポール着【ラッフルズ泊】
○4日目 シンガポール発【機中泊】
■5日目 羽田着
という、なんと、二泊五日。
まるまる24時間いられるのが1日だけという
なかなかとんでもない強行軍。
連休の羽田便はもちろん満席、
ぎゅうぎゅう詰めのなか
案の定くたびれて到着、
そして出張終わりの同行者はクタクタで、
強い冷房の部屋に入ったら、
いっぺんに風邪引いた。
ぼくも追従して風邪引いた。
頭重いわ咽喉は痛いは熱出るわ、
ほとんど部屋で寝てて、
起きてるとパソコン仕事したりして、
出かけたのは隣のラッフルズシティと
オーチャードのアイオンというショッピングモールくらいのもの。
それも、パンツ足りないから買おうとか、そういう感じ‥‥。
食事は朝はホテル、
あとはラッフルズシティで鼎泰豐(Din Tai Fung)を発見したので
3日間そこで食べた。
おいしいんだもの、鼎泰豐。
飽きない飽きない。
あ、紅茶のTWGでもランチ1回しました。
風邪を引いたのはしかたないが
治らないのは部屋の冷房がきつすぎるのがいけないからだと、
サーモスタットを調整するも温度が上がらず、
最後の日はプールサイドのほうがあったかいよねと
終日そこでごろごろしてたら、かなりよくなった。
調子に乗ってちょっと泳いだりもして、
最後だけはちょっとリゾート旅行ぽかった。
そうしてチェックアウトのためのパッキングをしているとき
「あ、エアコン止めるスイッチ見つけた‥‥」。
とんだ間抜け組!
そうはいっても、ぼくは非常に楽しかったなあと
いましみじみ思う。
向こうはどうかわかんないけど、
ぼくはポルトガル以来の旅行で、
あのときもおなじように無目的に時間をすごすのが楽しくて、
ただ、しゃべったり眠ったり食べたりする、
日常みたいな非日常がうれしかった。
先に調子を崩した同行者が寝ているとき
到着した友人たちとシンガポール・スリングを体験。
甘いのね、あれ。
そして、せっかくだからおしゃれしてごはんを食べましょうと、
4人そろって翌日の
メインダイニングのラッフルズグリルを予約しようとしたら
結婚パーティで貸し切り。
ティフィンルームは朝食で使うからやめよう、
じゃ、ロングバーステーキハウスで、となった。
こちら風邪引き組ゆえ、ちょっと遠慮したのだが
気にしないでくださいなというのでありがたくふたりして同席。
姫はワンショルダーのオートクチュールのドレス。
ひじょうに美しい!
それを囲むおじさん3人、
なかなかおもしろい構図だったと思います。
チャンギ空港でじゃあねと別れて、
羽田についたら元気になってきた。
ジムに行き、コム デ ギャルソンの新作を見て、
食材も買って、と、非日常ではない日常に戻った。
風邪はちょっとだけ咽喉が腫れたが、
それも1日で治りました。