うちにやってきたあたらしいこ、MacBook Air。
ともだちが買ったんだけど
表計算(でおもに使ってる)は
やっぱり11インチでは見づらい、
というので、いままでどおり
大きなMacBookを使うことにしたそうで
「二台あって、片方使わないのは
なんだかかわいそうだから」
というひじょうにありがたい申し出に
ほいほい乗ったわたくしです。
使う、使うよ!
ちっちゃくて出張にほんとに便利そうなんだよね。
うちは黒いMacBookがあって
そのこも大活躍してくれてるんだけど
出張はどうも苦手みたいだから。
そっちは昨年メモリやハードディスクを増設したから
自宅据え置きみたいにして、
あたらしいこはモバイルにしようと思います。
それにしても二台のマックのデータの移行、
いまやWi-Fiが標準なんですね。
USBいらないんだよ。びっくり。
会社の合宿@山中湖。
聞く話す訊く話す聞く話す訊く話す‥‥を重ねて、
たっぷりしゃべり、たくさん耳を傾けました。
東京では、できそうで、できない。
雑事(といってはなんだけど、ふだんの仕事全般)を
いったん絶ち切ること、
山中湖まで往復し、寝食をともにすることが、
今回のミーティングには、
やっぱり必要なことなんだなと感じましたです。
新春早々社長の「暴挙」に感謝。
ところでこれが河口湖だったらワハハ本舗だな。
なつかしいな。無茶なエチュードやったな。
初日夜は全員で焼き肉。
ここのところぼくの食事は
ダイエット教官の指導のもと(笑)
「体に耳を澄ます」というか、
頭や目で考え過ぎずに
胃袋や感情がじゅうぶんと言う声を聴くというか、
そういうふうに食べたいもの、食べる量、
食べる時間を調整してきたので、
こうして「食事の時間が決まっている」
「食べるものが決まっている」、
しかも弊社恒例「けっこうなボリューム」というのは
どうコントロールしようか、ちょっと迷う。
しかしそれを頭で考えて「こうしよう」としては
いくら減らしても意味はないんだよな。
(ここらへんもすべて教官の指導通り。素直な生徒です。)
で、「いちばん快適な食べ方」をしようと、
赤ワインをもらって、手酌でちびちび飲りながら、
ていねいに肉を焼いていきました。
ちょっと「調理」をたのしむ感じで。
偶然同じ卓(4人テーブル)を囲んだのは
同世代前後の中年男たちだったんだけど、
ふだんなら「飲みあげる」「ちゃんぽん」
「よそのテーブルの要らないお肉も処理」
「おもしろがって満腹どころか苦しくなり」
「さらに〆に炭水化物たっぷり」
となりそうなところ(いままでは、そうだった)、
なーんとなくのんびりした自分のペースに巻き込まれたのか、
ぜんたいが「おいしく食べよう」という空気に。
「自分も赤ワインもらおうかな」、
「ゆっくり飲りましょう」
「じゃあこんどはオレが肉を焼きます」と、
ひじょうに紳士的な焼き肉が展開されることに。
これ、たぶん、頭で考えてちょっとカリカリして
「おれ、喰わないからね!」みたいに宣言してたら、
別の感じになってたと思う。
ぼくが、ちょっとおいてけぼりを
喰ったんじゃないかなあ。
武井さんはほっとこう、みたいな。
でも結果、ちゃんと出てくるものはすべて、
無理せず、とてもおいしく食べ終わりました。
ぼくは1種類あたりの量をちょっとずつ減らしたので
満腹手前で食べ終わった。
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さて東京に戻る。
プラハから郵便。
振るとかさかさ音がする。
開けるとシリアルの箱。
コーンフレークス?
と思ったら、ほしりんごでした。
大好物。ありがとう!
あと古道具のティーストレーナーも。
うれしいなあ。
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デヴィッド・リンチがコーヒーをつくっているそうで、
それについてファンがつくったCMというのが
たいへんよくできている。
リンチがつくったのかと最初思っちゃった。
で、じっさいにリンチがつくってるコーヒーというのを
検索で探して、買いました。
以前eBayで買い物するのにつくった
PayPalのアカウントが便利。
そういえばポルトガルのホテルも
それで払ったんでした。
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ブルックス・ブラザーズの輸入セールで
1年以上前かな、に買った
USサイズのシャツ、袖も丈もひどく長くて
(同じタグのシャツ、コルソコモで買ったのはちょうどよかったのに)
「たーりらーりら~ん」な感じになるものだから
近所のリフォーム屋で詰めてもらった。
リフォーム屋に出してから「先にブルックス・ブラザーズに
相談すればよかったんじゃないか?」と思ったがまあいいや。
どっちにしろ有料だし。
一枚は麻のドレスシャツ、これは夏まで着られないが
オックスフォードのブルーの丸襟シャツはすぐに着られる。
うれしいな。
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ライナーノーツ、末尾のSPECIAL THANKSにぼくの名前が。
とてもうれしい。ほんとにうれしい。
ああ、書いててじわじわうれしい。
1/26発売の「ヘイト船長回顧録」です。
よくこういううれしいことがあると
「若い頃の自分に教えてやりたい」
という発言を聞くけれどぼくはそうは思わない。
教えてなんかやらないよーだ。
そんなのは年を重ねての醍醐味ってやつさ。
(これと「占いが好き」というのは
まったく別の話です。)
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ということでようやく週末。
土曜日。
家から青山まで散歩。
通勤路イコール散歩道、
会社のある街イコール遊ぶ街、
というのはしあわせなことなんじゃないか、
などとぼんやり思う。
千駄ケ谷を過ぎ、神宮前三丁目交差点を越えたあたりから
完全に「家の近所」ではなくなって、
ちょっとうれしい「よその街」になる。
外苑前駅の周辺がとくに好きです。
本屋に行ったり、雑貨屋へ寄ったり。
新宿も楽しいけど、やっぱりこの街好きだな。
東京でいちばん、肩に力が入らないで歩ける。
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銀杏並木のセランで待ち合わせしようかなと思ったんだけど
前を通ったらやたら混んでた。
手前のロイヤルガーデンカフェも人がいっぱい。
それはそれで楽しそうだったんだけど
ちょっと先に歩いたらカフェスペイラっていう店が
謎に空いていたのでそこにした。
誰もいない庭の席、
暖房をつけてもらってひざ掛けもらって、
ダウン着たままコーヒー、それからミルクティ。
たくさんしゃべる。
さらに散歩。コムデギャルソンに行く途中、
旧ドリアデのところが、
トーヨーキッチンのショールームになってた。
キッチン!
ガラスごしに、うつくしいシステムキッチンが並び、
おいでおいでと手招きをしている。
同行者もじつはたいへんキッチンに弱い。
うっとりして魂が抜かれたみたいになっちゃうんだよね。
自分でもなぜだかわからないけど、
夢が目の前に現実になって置かれている気がするんですよ。
これ実現するには持ち家じゃないとならないもんねえ。
キャッチコピーに「人生を変えるキッチン」とある。
すばらしい。そうだよ、その通りだよ。
ふらふらとドアをあけ、あまりにすばらしいキッチンたちを
ためつすがめつ蹂躙していたら、
おねえさんがやってきて
「業者のかたですか?」と。
‥‥‥‥ちがいます!!
あの、そんなに現場系に見えますかね。
同行者のせいだねきっと。
ぼくはほら、今を時めく建築士ふうでしょ?
なわけないですね、すみません。
とか、それはどうでもいいんですが、
ショールームすばらしい。
夢のキッチン大集合。
1、2階、堪能しました。
もうほんとにどの子もかわいい。
うちに来るか? と言いたいが、そりゃ無理だよな。
「あのさ、あのキッチン、『買って?』って
言ってなかった?」
「言ってた、言ってた。聞こえた!」
‥‥いかれてますな。
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表参道駅の、なんだっけ、エチカ?
の、ジャン・フランソワでサンドイッチと水を買い、
あとぼくは赤ワインをグラスで買って軽食。
赤ワインやったらおいしかった!
あとバゲットのサンドイッチは東京一おいしいと思う。
ほろ酔いでコムデギャルソン、
ブルックス・ブラザーズ、
ロクシタンをまわって、
ほんじゃねと駅で別れる。
電車に乗る気がしなくて、帰りも歩く。
千駄ケ谷の住宅地のほうへ遠回りしつつ帰宅。
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家に戻って、生ハムを切って、チーズ出して、
赤ワインのボトル、最後の一杯。
2週間くらいあけっぱなしだったわりにまずくなってない。
そしてもう1本、イタリアのビオワイン。
夏の暑いときに家の中で常温のまま
ほっといちゃったんだけど、
ぜんぜんまずくなってませんでした。
いま飲んでます。
いい土曜日です。