二日酔いの頭痛で4時半に起床。
夕べは、お祝いの席の楽しい酒だったんだけど、
立食で手持ちぶさで口さみしいので
ついつい、てきとうな赤ワインをかっぱかっぱ飲んでたのが敗因。
水をたっぷり飲んでさらに2時間ほど眠ったものの、
まぁ、酷くはないが、ちょっとツライという感じの日曜日。
薬は飲みたくないからコーヒーがぶ飲み。
原稿仕事をするつもりだったんだけど、
そんな状況だったので、やめる。
決めた、きょうは休む。
まずは洗濯と片づけ。
掃除機は昨日かけたから、
そこらへんにかかっている冬物を仕舞う。
クリーニングに出すニットが大きな紙袋いっぱいに。
いくらかかるんだろう‥‥。
軽めのジャケット類を表に出したけど、
もう暑いよね?! タイミングを逃したかもしれない。
そんなふうだから「一度しか袖を通してない」ものもある。
「いつか、春の南仏で」なんて
妄想して買ったジャケットとかある。
行く予定はない。
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昼、マンジャペッシェに。久しぶりです。
旧い友人を呼び出して2時間ばかり話す。
とはいうものの、何話したのか覚えてない。
それくらいどうでもいい話ができるのは貴重だと思うな。
と言っておこう。
友人がワインを飲んでいたのがとても悔しい。
二日酔いめ。
でも食欲は大丈夫。
これ自慢なんだけど、携帯で撮ったのに美味しそうでしょ。
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いったん家に戻って、底のはがれかけた靴を持って
神宮前のトリッペンに。
底の張り替え、インナーの交換、そのほか修理できそうなところ
全部やってくださいと言ったら見積もりが2万円超えた。
新しいの買うと4万円だから、ちょっと迷ったけど、
おねがいすることにした。
修理して使えるんならね。気に入ってる靴だし。
いわゆる「どた靴」だけど、とても履きやすいんです。
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夕方、ジムへ。
なんとか頭痛は去ったが、
妙な汗がたらたら出る。
まだ二日酔いは続いているような気がする。
トレーナーに事情を話すも、ぜんぜんかまってもらえない。
「汗流してすっきりしましょう!」とか言われる。
まぁその通りだな。
今週は出張があるから1回しか来れないと言うと
いつもの1.5倍くらいのトレーニングになった。
くーっ。まぁ、コストパフォーマンスは高いとも言える。
ふくらはぎのトレーニングってきついですね。
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中国語と英語とよくわからない言葉の飛び交う
六本木交差点を抜けてミッドタウンへ。
豆腐を買って地下鉄で帰宅。
きょうは手を抜くと決めたので
伊勢丹に弁当を買いに出る。まぐろの寿司を買う。
知りあいっぽい後ろ姿を見かけたんだが見失う。
なんかものすごく真剣に総菜を選んでいたように思う。
メールしてみたら本人だったようです。
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買ってきた寿司をつまみながら
DVD『MILK』の続きを観る。
時間がとれなくて、全編通しで観られずにいたのを最後まで。
ロードショーのとき「いいですよ」と聞いていたのに
なんとなく足が向かなかったのは、
切ないに決まっているから。
この手の切なさって、まともに向き合うのを
ぼくは、ちょっと避けるところがあって。
そしてやっぱり、とても切ない映画だった。
とてもいい映画であるのは間違いないんだけれど、
その、意味とか意義を超えて、とてもとても切なかった。
たぶん人と違うところに感情移入していたんだと思う。
山田詠美が「切ない」の定義を、
涙は浮かんでも、泣くのとは違う、
こぼれても、たった一粒。
そんな風に書いていたのを思い出す。
人の縁とか、運命とか、抗いようのないこととか、
そしていま生かされていることの意味とか、
さらに‥‥まぁ、いろんなことをぼんやり考える。
DVDの特典映像も観る。
ちなみにこれだけ入ってる。
・未公開シーン集(原題:Deleted Scenes)
・ミルクの伝説(原題:Remembering Harvey)
・映画『ミルク』メイキング(原題:Hollywood comes to San Francisco)
・希望への行進(原題:Marching for Equality)
これが、また、全部いい。
脚本家のこと、監督のことがよくわかるし、
ハーヴェイ・ミルク本人のこともよくわかる。
史実監修の「本人たち」もたくさん登場する。
あの妙なリアリティがある演出の秘密もわかる。
こんなふうに、おおぜいの人の思いがたっぷり詰まった映画、
おもしろくないわけが、ないじゃないか。
今のタイミングで観てよかったかもしれない。
特典映像のことだけじゃなくて、
公開当時だったらちょっと理解が浅かったかもしれない。
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とまぁ、二日酔いのおかげで偶然のように
休日っぽい休日になっちゃった。
こんなことなら遊ぶ予定入れておけばよかった、
ってすぐ考えるところがいけないですね。
休まなくちゃね、上手に。
ちなみにこの日記を書いてるいまは
すっかり二日酔いは去りました。