オーブンを買い替えた。
三菱電機の「石焼厨房 RO-EV100-S」。
庫内の三面が石(セラミックス)というのが
面白くって買ったんだけど、
「オーブン事業から撤退しちゃった三菱電機最後の名作」
だから、というのも大きいです。
んでもって、ピッツァを焼いてみた。
生地は、粉からつくろうと思って
なじみのイタリア食材屋に行ったら材料品切れ。
そしたら店のおじさんが「これあげるよ」と、
冷凍のピッツァ生地、といっても平たいのじゃなくて、
肉まんみたいになってる、「こねて醗酵させて丸めた」状態の、
「あとはのばして使ってください」の状態のものを、くれた。
なぜくれるんだろう。売り物だと思うんだけど。
(わーい)
ソースはドライトマトでつくった瓶詰め。
ミックスチーズをしいて、
塊で買ったサラミをスライスしてのせ、
最後にモッツァレラを手でちぎってのせて、
石焼オーブン機能で340度で6分。
わずか6分!(その前に予熱に30分かかってるけど。)
ちなみにピッツァ専用のセラミックスの台がついてるので
その上にのせて焼きました。
仕上がったらピッツァ皿(なぜか持ってた)に慎重に移し、
ピッツァカッター(これは買ってきた)で切って、
あ、忘れちゃいけない生バジルをのせて食べた。
生トマトをのせてもよかったかも。
この食材と調理法から言って、
失敗のしようがないわけなんだけど、
ものすごく旨かった。びっくりしたー。
高温度オーブンすげえ。
しかし狭いキッチンで同時進行的に
ピッツァの生地をのばし(粉だらけになる)、
伊賀牛のカルパッチョと、
アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノをつくるのは
なかなかたいへん。
とくにカルパッチョにするために肉塊をスライスして
肉叩きでのばすのは、かなり危険。
うちの肉叩きは木製で、片方が平たくて片方がぎざぎざの、
「げんのう」的なやつなんだけど、すごく重いのです。
一瞬、肉叩きに肉がくっついて飛んでった。
落ちたけど食った。
ま、カルパッチョって、肉さえ平たくなっちゃえば、
調理そのものはすごく簡単なんですけどね。
いい肉、いい塩、新鮮なこしょう、
新鮮なオリーブオイル、搾りたてのレモン。
あと肉の温度。それがすべて。
3品、ほぼ同時にできたときは汗びっしょり。
やった! そのまま汗だくで食う。
ぼくは料理人になってたらそうとう旨いものをつくったと思うけど、
大量発汗するから駄目だろうなあ。