麻布十番、綱代公園前の麻布珈房に行く。
「めちゃくちゃうまいコーヒー屋見つけたんですよ。
豆を選ぶと、その場で焙煎してくれるんです」
ゴリちゃん、喫茶店のことを言ってるのかと思ったら、
そうじゃなくて、ほんとに豆専門店なんだというんです。
ぼくは最近はコーヒー豆は千駄ケ谷のタスヤードっていう店で
売ってるフレンチローストを買ってたんだけど、
ちょうど切れていたことだし、行ってみるかと、
Googleマップを頼りに出かけました。
麻布十番駅からウェンディーズの脇を入って
パティオ十番を左へ。
1ブロック手前でも流れてくるコーヒー豆の焙煎の香り。
ありましたありました。香りで行き着ける。
そんなに広くはない店内ですが、右手にストレート、
左手にブレンドの生豆サンプルが瓶に入ってて、
それぞれに「こんな感じ」という説明がついてました。
酸味←→苦味のバランスがグラフになってて、
とてもわかりやすいです。
とはいうものの、あまりに数があるので、
何を選べばいいのかわかりません。
あのう、初めて来たんですがと店主らしきかたに話しかけ、
「酸っぱいのは苦手です。
苦いのは平気ですが、そのまま飲んでも
甘みも感じられるブレンドをください」
ということで、すすめてもらって、
ヨーロピアンブレンドというのにしました。
注文してから約7分、焙煎ができるのを待ちます。
でもすぐには飲めない。
「更科堀井」でせいろを二枚食べたりなんだりして、
夜中に家に戻り、ミルで挽いて、
コーノ式のドリップで淹れました。
‥‥うわぁ。なんて香りなんだろう。すごい香りです。
煎りたてのコーヒーって、こういう香りなんだ!
煎りたてってなんでもそうですが
(たとえばほうじ茶。たとえばゴマ)
香りで「新鮮である」ことがわかります。
なんていうんだろう。
熱というエネルギーが封じ込められた、
強い、いのちを感じる香りです。
おいしい。とってもおいしいです。
鮮度のいいコーヒーって、こういうものだったんですね。
初めて知りました。
教えてくれてありがとう。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
エノテカで「パタゴニア産」のワインを見つけて、
チリのワインとあわせて新大陸ワインってことで、
それを手土産に「Dの会」へ。
デブの会じゃないですよ。地名です。
某年長の友人宅での飲み会です。
まわりに、偶然にも天秤座の人々が多いので、
みんなの誕生会も兼ねて、
さらに、家主のクローゼット大整理ということで
放出品持ってけドロボーの会ということで、
食べたり飲んだり貰ったり、の会でありました。
とはいうものの、4時間くらい遅れて行ったので
めぼしいものはあらかた強奪しつくされておりました。
すでに帰った友人イラストレータのOくんは
そうとうの戦利品だったようです。
それでも、残っていたなかから
シャツやTシャツやサマーセーターなんかを貰いました。
仕立てのいいピンクのチェックの半袖シャツや
グリフィンのTシャツ、デニムショーツ、
黒コーデュロイの長袖シャツ、サマーセーター、
スカーフ、ネクタイ。ありがとうございました。
天秤座っていえば、ということで、こいつにも陰膳を。
ここんちで飲み会があったら
こんど誘うねと言ってたんでした。
この席をつくったら、強い風が吹いて、玄関がばたんと鳴った。
来てくれたのかなあ。
なわけないな。でもちょっとそうだといいなと思いました。
さぁ、あすは7時起きで仕事です。