5月に注文した小倉充子さんの浴衣ができました。
2006年に買った「ざる蕎麦」以来2年ぶり、
2枚目の小倉さんの浴衣です。
小倉さんみずから、届けてくださって、申し訳ないです。
ありがとうございます。
あれ? 注文したのと、なにかがちがう。
えーっと、こっちが注文したときの見本。
で、こっちが完成品。
‥‥き、きつねが、たぬきに!
たしかに「ちょっとイタズラしておきます」
とは言われていたけど、
ここまで化かされるとは! 狸だけに。
「最初はね、一匹だけ狸をまぎれこませようと
つくり始めたんだけど、夢中になっちゃって、
“狸の嫁入り”にしちゃった」
と、かわいく笑う小倉さん。
うははははは。
これはいい! とってもいいです。
いちおう、お嫁さんとお女中が狐ですけど、
これも狸が化けたのかもしれません。
その下の狸は、なぜか横綱に化けております。
葉っぱを頭にしているのもいますね。
さらに上のほうには、
じぶんの千畳敷(言わずもがな、アレです)を使って
嫁入り道具を運ぶ狸がいます。
さらにこんなイタズラ。
落語「狸賽」(たぬさい)の狸です。
賽子に化けてるんですね。
正式名称は「迷彩 狸の嫁入り/武井version」だそうです。
オリジナル、ですね。
一点もの、一生もの。
すばらしいなぁ‥‥とってもありがたいです。
素材は上州の綿紬、いい素材なので仕立ては「単衣仕立て」。
秋口まで着られる浴衣になりました。
そうそう、江戸、落語つながりで
志ん朝全集・下、10月発売だそう!
予約しなくちゃ。たのしみたのしみ。