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木曜日の夜、半年ぶりにピアット・スズキ。
ゴリちゃん(元担当トレーナー)の
あたらしい門出を祝うささやかな会を
ぼくができるせいいっぱいで豪華にひらきました。
3ヶ月ぶりに会ったゴリちゃんは
体重がたいへん増え、ふたまわりくらいでかくなって、
もうラグビー部じゃなくて柔道部。
これは‥‥食うだろうなあ。ということで、
「たくさん食べますよ」と宣言し、
初めて「おまかせ」でお願いしてみました。
冷たいスパゲッティは必ず入れて、
最後はがつんとお肉で、
お酒は食前酒・ワインをグラスで白2杯・赤2杯で、
とそれだけが条件。
好き嫌いはないです。
あとは何が出るかなと楽しみに。
メニューはこんな感じでした。
■アミューズ:
オリーブ、ピクルス、
万願寺唐辛子のリコッタチーズ詰め
■冷たい前菜のプレート:
ゆでタコ、焼きイカ、イカげそ団子、
アワビの肝ソース、マグロの赤身のスモーク、
モッツァレラトマト
■温かい前菜:穴子
■冷たいパスタ:生ウニのカッペリーニ
■温かいパスタ:子羊の内臓のコンキリエ
■魚:アイナメのグリル
■肉:子羊の脚のパン粉焼き(5人分)
■デザート:タルトタタン、黄桃のタルト
■食後酒 リモンチェッロ
こうして見ると、かなり和の食材を使ってますね。
でも「伝統的イタリア料理」なんですよねえ。
おもしろいなあ。
肉が5人前というのは、
「きょうの肉はこれでいい?」と、
生肉の巨大なカタマリを手にしたスズキさんを見て、
「まさかそれで1人前じゃないよね」と言ったら
「まさか! これで5人前はあります」と言うので
その2/5を出すのかと思ったら
5/5まるごと、だったというわけです。
ひとり2人前半。
そりゃうれしいけど、
あまりのことに、隣の席のお客さんが
肉を指さして笑ってるじゃないですか。
もちろんいただきました。平らげました。
ひさしぶりに「肉の喉ごし」をたのしみました。するっとね。
いずれも、ほんとうに、とてもおいしかったです。
なんだろう、このお店のこの「いつも、すごくおいしい」加減は。
ぼくは上客ではないですが
来るとよく食べて笑っている面白い客として覚えてくれているらしく、
スズキさんたちがとてもフレンドリーに接してくれます。
ほかのお客さんのセレブ感満載のテーブルと、
この体育会系テーブルは(ぼくは文系ですけどね)
あきらかになにか、空気がちがいましたが、
すっごいメンツ(某有名大物カメラマン夫妻と、
某有名クルマ雑誌編集長らの6人)の
テーブルのみなさんが帰ったあと、
「あー、緊張したーっ!」
と、わざわざ言いにくるスズキさん。
そりゃあ緊張するよねえ。
でもこっちに言いに来るってどうなの。
ぼくは、うれしいですけど。
満腹&酔っ払って帰って就寝、
朝起きて、体重計に乗りましたら、
前日の同じ時間より2キロ増えてました。
あまりの暴食に、
ホメオスタシスも働いてないみたいですね。
(いずれ、戻ると思うけど。)
こころおきなく食べたいので、
この2日間は昼・夜を蒸し野菜にしてがんばったのは、
よかったのでしょうか。よかったよね。
でも、パンも食べなかったんだけどなあ。
この会、ゴリちゃんはすごく喜んでくれたみたいです。
辞めてから、「急に冷たく」なった人もいるらしくて、
彼なりに世間の波にもまれているみたい。
いろいろたいへんなこともあるだろうけど、
20代で独立して、
フリーランスのパーソナルトレーナーとして
(お客さんの自宅でトレーニングの手伝いをする)
仕事をはじめたばかりのゴリちゃん、
ともだちとして、かげながら応援します。
いつかジムを持つようになったら通うからさ。
5月に注文した小倉充子さんの浴衣ができました。
2006年に買った「ざる蕎麦」以来2年ぶり、
2枚目の小倉さんの浴衣です。
小倉さんみずから、届けてくださって、申し訳ないです。
ありがとうございます。
あれ? 注文したのと、なにかがちがう。
えーっと、こっちが注文したときの見本。
で、こっちが完成品。
‥‥き、きつねが、たぬきに!
たしかに「ちょっとイタズラしておきます」
とは言われていたけど、
ここまで化かされるとは! 狸だけに。
「最初はね、一匹だけ狸をまぎれこませようと
つくり始めたんだけど、夢中になっちゃって、
“狸の嫁入り”にしちゃった」
と、かわいく笑う小倉さん。
うははははは。
これはいい! とってもいいです。
いちおう、お嫁さんとお女中が狐ですけど、
これも狸が化けたのかもしれません。
その下の狸は、なぜか横綱に化けております。
葉っぱを頭にしているのもいますね。
さらに上のほうには、
じぶんの千畳敷(言わずもがな、アレです)を使って
嫁入り道具を運ぶ狸がいます。
さらにこんなイタズラ。
落語「狸賽」(たぬさい)の狸です。
賽子に化けてるんですね。
正式名称は「迷彩 狸の嫁入り/武井version」だそうです。
オリジナル、ですね。
一点もの、一生もの。
すばらしいなぁ‥‥とってもありがたいです。
素材は上州の綿紬、いい素材なので仕立ては「単衣仕立て」。
秋口まで着られる浴衣になりました。
そうそう、江戸、落語つながりで
志ん朝全集・下、10月発売だそう!
予約しなくちゃ。たのしみたのしみ。
火水木と夏休み中なんだけど
テレビの設置と寝室の模様替え(魔窟退治)をしていたら
火水がきっちり終わりました。
雑誌の束(やっと持てる重さで1束)を10束、
燃えるゴミを70リットルのゴミ袋で5袋、
燃えないゴミを3袋出しました。
つまりは、テレビ来襲で期せずして大掃除に。
でも冬にやるより、水があったかいし、
運動にもなるし、いいんじゃないか。
しかも夢中になって夕飯食べ損ねたので
心ならずもダイエットに加担。
こういう減らし方はよくないんだけど。
しかし成果あって部屋のあちこちに出現しているプチ魔窟が
すこしずつなくなっております。
難関の一つ、リビングダイニングの魔窟は、
(主に単行本と、CDのせいですが)
収納スペースが足りないので、安い書棚を楽天で注文。
それが届くのが来週以後になるらしいので、ペンディングです。
ほんとはキッチンもどうにかしたい。
大学生協で買った、カラーボックスに毛の生えたような
低い食器棚、がたぴしになりながらまだ使ってるんだけど、
食器だけは、オトナになるにつれて
すこしずついいものが増えている。
ヴィンテージだとか、作家物が、
そこらへんで埃かぶってたりするのは
あまりよろしくない気がいたします。
なんとか今年中に買い替えたいところです。
あと、ほんとは、最後の魔窟が洋服ですが、
これが捨てられないんだよなー。
CDと洋服はなかなか捨てられない。
LPもずっと押し入れに入ってます。
なんだろうな、この感じ。
火水木と夏休み。
火曜にプラズマテレビがやってきました。
42インチ正解。29インチからの移行だと、
それ以下じゃたぶん寂しい。50じゃちょっとでかい。
ブラウン管から比べると圧倒的に薄くなったので
窓がもうひとつ増えたみたいな感じです。
92年製トリニトロン君を引き取ってもらうのは
寂しかったなあ。
最後、しっかり映るんだもの‥‥
でもお別れの時間は迫る。
「ありがとう」と言って、電源を落とし、
段ボールを画面に貼り(そういう指定だった)玄関前に。
プラズマテレビを運んできた佐川急便さんに渡す。
力持ちの佐川さんにかかえられてエレベータに乗って
トリニトロン君は家を出ていきました。
もう引退させてくれよ、と思ってるよきっと、
と、自分に言い聞かせる。
さて、と。
トリニトロン君のいたところは、ひどい埃で、
「デュシャンか!」と、マン・レイ気分で写してみました。
たしかに積もった埃はきれいだ。有機的で。
プラズマテレビのセッティングは、
設置手数料をケチりまして、じぶんでやることに。
だってコードつなぐだけだろう?!
じっさい、マニュアルを読みながら滞りなく。
いまはHDMI端子の時代だそうで、
それが1本あれば、音声と画像が別々のプラグとか、
D端子とか、要らないんですよ! すごいなあ。
じっさい、デジタル接続で観るDVDはとてもきれいです。
ちなみにフルハイビジョンではなく、ふつうのハイビジョン、
ブルーレイディスクではなくふつうのDVDですけど、
デジタル=デジタルの接続ってこんななんですね。
あ! 観ようと思ってた「8 1/2」を
会社に置いてきちゃった!
なんだかこういう画像だと
「オリンピックに合わせてテレビを買い替えた人」
みたいですね。ちがいますからね。
「でも、そういう気持ちもないこともなかったでしょ?」
と言われると、そんな気もしないでもないですが。
実際観ちゃうしねー。
いよいよテレビを買い替えることになりました。
だってまっくろなんだもん。
92年製の29インチトリニトロン、
1年くらい前に紫色になりはじめ、
国際女子マラソンがゾンビ軍団みたいに見えたものです。
という話をご存じのかたは
「まだ買い替えてなかったのか」と呆れることでしょう。
これで物持ちがいい、と、言えるのかどうか。
ただのケチじゃないか。
それでもこのトリニトロン君は
躯体の横を空手チョップ(痛い)すると
あんがいしゃっきりとしたので、そうやって使ってました。
でもだんだん、ただ紫ならまだしも、
紫+黒みたいになって、表情がわからない。
と思えば、よく映ることもあれば、
まったく映らない、ラジオ状態になることも。
昨晩「アメトーク」らしき番組で、ウドちゃんらしき芸人さんが
好きな熟女について熱く語っているのですが
画面はまっくろです。
そのまっくろの向こうでは
やけに盛り上がっていて、やきもきします。
いったい誰がどう好きなんだよと、
べつに熟女に興味があるわけでもないのに(ないですよ!)
やけに集中して聴きながらくたびれはて、
「こりゃ、あかん」と思いましたです。
そういえば買ったまま観てない(観れない)DVDの山もあるし。
で、価格ドットコムで調べて、
42インチに買い替えることにいたしました。
ショップの人はきっと「この人、オリンピックで買い替えだな」と
思っていることでしょう。ちがう、ちがうんだよー!
でもきっかけがアメトークの熟女特集だったというのは
別に言う必要はないわけで、ていうか言いたくない。
だからオリンピック観戦用と思われてもいいです。
からだが大きく運も強く健康自慢の友人が
「とつぜん、三歩も歩けなくなって」
病院に行ったら肝臓を病んでいることがわかり
即入院になったという。
検査の結果、さらに糖尿病がみつかって、そのうえ
「心筋梗塞を起こしたあとがある」ことが判明。
どういうこと?!
心臓の一部分がすでに壊死している可能性があり
心臓カテーテルを入れてくわしく調べてから
その壊死した部分を取るという手術が必要らしいです。
「ゾンビ並の体力だねえ」と軽口。
生きてるうちに病気がわかってよかったです。
しっかり治してください。
そういえばこないだ、こんなことに思い至りました。
「今回の移動(飛行機でヨーロッパ往復)は
ずいぶんラクだったなあ」と。
(ちなみにエコノミークラスの一人旅)
以前、気圧の変化で呼吸が浅くなって頭痛がして
それを気にして苛々し、さらに「狭い」のが怖くなり、
閉所恐怖症のようなことになって脂汗をかきっぱなしで
たいへん苦しかったことがあるんだけど、
(それ以来、安定剤なんかを持って搭乗してます)
あれ、もしかしてデブだったからじゃないか?
今回ラクだったのは7キロダイエットして乗ったからじゃないか?
たぶん、そうだ。
そもそも、デブ・マックス時代は
ふだんでも呼吸が浅かった。
肉が圧迫してたんでしょうか。肺を。
これ、短期間で太った人の特徴かもしれないですね。
ついでに言うとデブがおおらかで呑気だなんていうのはウソ、ウソ!
そう見えるだけ! とくに急に太った人は
体の変化に心がついていっていないはずなので、
すぐカリカリしますよ。
靴ひも結ぶだけで苛々するし(かがめないから)。
だいいち呼吸の浅い人間が呑気なわけがない。
もちろん例外はあるので、
「知ってるあのデブは、ちがう」「おれは呑気だ」
という声もあるでしょうが。
ともあれ「デブはおおらかに見える」だけであって
「デブはみんなおおらか」じゃありません。
同世代以上のともだちが、過剰に太ってると、
おねがいだ、死なれたらこっちがかなわん、
先の人生いっしょに楽しみたいんだから、
ダイエットしてくれよと思います。
こないだジムでばったり合ったら、
ちょっと腹がひっこんでたね、友よ!
あ、ぼくももうちょっとがんばんないといけないです。
ジャケット「Sサイズ」(‥‥大きめにつくってあるので、
ふつうの洋服のMなんですけどね)が入るようになって
たいへんうれしいんですけど、
それではわからない「たるみ」がね。情けない。