二日続けて、ごちそう。
土曜は「オー・グー・ドゥ・ジュール」で
とてもたいせつなかたの、誕生会。
以前とある方に、いちどだけご相伴に与ったお店で、
くっきり記憶に残っていながら、そのあと行っていなかったお店。
というのは、とてもおいしいのだけれど、
ここの「白い」インテリアが
なんだか自分に似合わないような気がして、
ずっと行っていなかったのでした。
でもこの日の主役にはぴったりだったので、
予約して4人で行きました。
正解。大正解。
10500円のコース。
ポロネギのオーブン焼き、
農園のテリーヌに始まり、
あみがさだけのポタージュ、
アカザエビのじゃがいも包み焼き、
牛ほほ肉の蒸し物など、
(もっとあったような気がするけど、飲んで忘れちゃった)
いずれも、こころがきれいになりそうな料理。
チーズもワインも、デザートもおいしかったなあ。
おなかがいっぱいだけど、苦しくない料理です。
パンもすばらしい。
最後にほうじ茶がサービスされるのもうれしい。
楽しい時間。
難点はワインがちょと高めスタートなことかな。
あと1500円くらい安いのから始まるとうれしいなあ。
って、ちょっと生意気な飲ん兵衛の意見でございました。
そして日曜日。
海外に長期出張(短期転勤)になるともだちと、
出発祝いにランチに中華料理を食べようということで
マンダリン・オリエンタルの「センス」へ。
前の日に思いついたので予約がとれなかったのだけれど、
当日の予約客がはけたら
すぐ呼んでくれるということで、順番待ち予約。
あんがいはやく1時半にどうぞという電話。
2時から食べました。
コースにしようかとも思ったけどアラカルトに。
点心に、蒸し餃子、小籠包、揚げワンタン。
それからミル貝の炒め、空心菜の炒め、
豚バラ肉の三種煮込み、チャーハン、デザート。
お酒を飲まないかわりに(きのう飲みすぎた)、
お茶。「最高級」のウーロン茶で、
これだけで3000円という奮発!
ものすごくおいしかったです。
2人で何度ものめるから、高くはないとも言える。
1年以上ぶりに会ったんだけど、
ぼくのともだちのなかでも、きわめて
「目から鼻へ抜ける」頭のよい人で、
話していてとてもたのしい。
かなり深い話を、きわめて軽やかに。
こういう会話ならいくらでも続く。
話が通じるよろこび。
ちゃんと話を聞いてくれるというよろこび。
適当な相づちは打たず、はぐらかしもしない。
そして、感傷のセンスが似ているので、
年に一度しか会わなくても、ともだちなわけです。
ぼくもこの人にとっての、そういう人であるのかなあ、
というのはやや疑問(ぼくのほうが、アホウだからね)。
しかしこの人、「頭を剃っている」のはどういうことなんだろう。
怖く見えるんですけど。怖くないけど。
長期出張、しっかりねー。
タイミングが合えば、遊びに行きます。
行ったことない街なので。
ところで「センス」はさすがにおいしいけど、
ほんとに残念な点がひとつ。
料理の温度。ちょっと冷めてる!
そういう方針なのか、動線の不備なのか、わからないんだけど、
もうちょっとだけ熱々のうちに食べたかった!
うう、もったいない! おいしいのに!
猫舌の外国人向けなのかなー?
ともあれ、土日の2軒とも、会話が楽しいレストラン。
お皿の中身が主役を奪わない、人が主役になるレストラン。
大人のレストランでございました。