おもしろかったなあ、このライブ。
20年ぶりくらいにEXPO(山口優くんと松前公高さん)が
聞けたし、トリのGangpol & Mitという
ボルドーからきた二人組も、とってもよかった。
あと、後半のDJの常盤さんの押しつけがましくない選曲。
ああ、気持ちいい。
こういう「ぜんぶ好きな音」という組み合わせは珍しいです。
もう一生ないんじゃないの。
いや、まだ死にたくないのでまたやってください。
EXPOは、ティポグラフィカを
サポートに迎えていたころに見たきり。
さすがに20年じゃないか。18年くらい前?
(えーと、アンコールでじゃんけんして
楽器を替えてWe're only in it for the moneyを
やったのって、いつでしたっけ。たしか六本木。)
みんなプロの音楽家になったけれど
EXPOとしての音を聞く機会にはなかなかめぐまれなくって
録音物もほとんどないので
(レコードは持ってるけど)
ぼくとしても「なきゃないで、なんとか」なってるわけだけど、
でも、やっぱ、あったほうがいいわ、この音楽。
どんな音楽なのか、
ぼくはうまく説明することばを持たないんですけど、
松前さんのインタビューを読んでもらうといいかも。
そう「だめロボット」な音楽。
人生のBGMとしてなんか選べと言われたら
EXPOをそこに入れたいと思います。
EXPOだけっていうのも困る気がするけど。
ところでゲストミュージシャンの
トロンボーンの廣瀬貴雄さんはたいへんオシャレだった。
シャツの着方、たいへん参考になりました。
全体的に人間のムードとして
「どうもミュージシャンにはかなわない」よなあ。
いっしょに見てた1号さんと
「音楽家っていいよなあ」と
ぶつぶつ言ったりしておりました。
Gangpol & Mitは、サイトにある説明のとおりの音楽。
ここに行くと聴けたり
YouTubeでもいろいろ見られます。
痩せた猫背で長身のフランス人(音楽担当)と
大柄で爆発頭のフランス人(映像担当)のユニット。
ああ、楽しかった‥‥。
爆音というほどではないにせよ電子音は
ちゃんと重低音を響かせて聴くのがいいですね。
ほんとに気持ちよかった。
あとお客さんが全体的に「よわよわ」で、
それもなんだかよかったです。
妙に強気の人ばっかりのライブとか
共感を強要するようなライブって疲れるんで。このごろ。