買ったけど見てないDVD、が、けっこうあって、
「まぼろしの市街戦」もその一枚だった。
「最高だよ? 見てないの?!」と言われて買ったんだけど、
タイトルすら知りませんでしたよ。でも買った。
なかなか見る気にならなくて一年くらい置いといたんだけど、
ふと冬の夜長に思い出したわけです。
で──、これ、すごい、すごい!
くくりとしては反戦カルト映画と言われているけど、
(カルトと言われるのは、まったくヒットしなかったから?)
そしてじっさいに第一次大戦中の
フランスの田舎の村が舞台なんだけど、
戦争映画‥‥じゃないなあ。
邦題がまったく戦争映画っぽいけど、
もちろん軍隊もわさわさ出てくるけど、
‥‥なんかちがう。
ドイツ軍が爆撃を仕掛けたフランスの村に
爆弾を解除するべく英軍の青年が斥候として潜入、
されど住民すべてが避難したその村には
精神病院の患者たちとサーカスの動物が占拠していて‥‥
という、おはなし。
美人患者たちがつくっている売春宿がすばらしかった。
原題は「LE ROI DE COEUR」(心の王様)。
印象が近いのは、なんだろう。
「ホテル・ニューハンプシャー」とかかなあ。
ところで音楽がよかったので誰かなあと思ったら
ジョルジュ・ドレリューでした。なるほど!
ふと映画づいて「ラムの大通り」を
Amazonのマーケットプレイスで注文。
とどくのが楽しみ。
サントラは100回くらい聴いてるんだけど。