プラハと日本を往復している友人宅で
かんと炊き(おでん)の会をやったり
ムーンライダーズのイベントの司会をやらせていただいたり
数年越しで計画していた‥‥わりには突発的に決めた
遅い夏休みのリゾートにも行った、そんな冬の始まり。
四泊五日のフィリピン旅行は、
島がまるごと一軒のホテルになっているところで、
食べて寝て泳いでシュノーケルして本を読んで‥‥
なんてしてたらあっという間に終っちゃいました。
肌の色が落ち着いてきて、
というか背中の皮がぼろぼろとむけてくるのとあわせて
遅すぎた夏休みの思い出もはがれていく。
今回の旅はアメックスで電話一本! で手配したので
(格安航空券ゆえに、出発3日前にようやく
ぜんぶが揃うというバタバタではあったけど)
旅行代理店に行ったりする手間もなかったし
成田空港と自宅間の送迎のクルマも頼んじゃったので、
旅じたいが、そうとう、ラクでした。
「あれ? 旅行ってもっとタイヘンじゃなかったっけ」
と思うのは、過去のものすごい旅(ほとんど仕事)の記憶が
消し切れないからでしょう。
それでも旅は旅。
直前にいろいろ準備したりパッキングする
あのドキドキは変わらなかった。
旅の全容を、おいしいチョコをすこしずつ齧るみたいに
思い出していくと、すこし幸せが戻ってくる。
青い空や緑の匂いや海の風や満天の星や
ウミガメやスティングレーを思い出したり
パエリヤやニース風サラダや
フィリピン料理の強い「うまみ」を思い出して
(でもちょっとしょっぱかったな)、
帰りのパッキングの切なさまでを
ひととおり反芻し終えると、
次の旅はどこにしようかと考えはじめたり。
寝る前に航空会社やホテルのサイトを覗いたりして
ああでもないこうでもないと考えるのがまた楽しいです。
そういえば一昨年の年末はNY、
去年はパリからプラハの旅行をしたんだったっけ。
都会の一人旅というのはまた楽しいもので、
ほんとはブエノスアイレスに行きたいけど、
‥‥そういうわけにもいかないよな。
そういうふうに考えていると
だんだん旅に出ている自分のほうが
ほんとうの自分なんじゃないかとさえ思えてきて、
こうなるともう立派な旅行中毒です。
Traveladdictっていう言葉あるのかな。
そういうような感じ。
しかし現実はそうもいかないわけで、
なにせ現在の預金残高はとてもふつうに働いている
40歳男性のものとは思えない。
Wiiスポーツの体力測定は
ちゃんと年相応に40歳なんだけど、
小学生だってお小遣い貯めてもうちょっと持ってるよな。
年末進行のさなか、
年始の休暇が8日まであることを考えつつ、
さあどう過ごしたもんだろうか。
1月2日に出発しても7日間の旅はできるわけだよな。
ふむ。