平成なんちゃら年度の所得税滞納、と言われて
朝一番で新宿区役所へ。
たしか書籍の印税をもらった年のやつ。
「払わないと差し押さえるからな」
という内容の強気の手紙は、さすが歌舞伎町にある役所ですな。
差し押さえるったって、なんにもないんだけどなー。
で、トコトコとお金をもって行ったらば、
払い込みカウンターでその「手紙」を見た窓口のお兄さん、
「これは、隣のカウンターへどうぞ」。
隣のカウンターに行くと、ちいさな人が出てきて、高い声で
「(裏声)これは隣のテーブルへどうぞ!」。
隣のテーブルはパーテーションになってて、
なんか「面談」な雰囲気。
あのう、税金の未納分を払うだけなんだけど〜。
と思いつつ待ってたら、鬼瓦のような顔をしたおっさんが登場。
ものすごくドスの効いた声で
「武井さんね、あなたはね」
と、どうやら滞納について責めるつもりらしい。
ははぁ、この区では、「払わねえぞオラァ!」という人も、
きっと多いので、「払わないと言いに来た人」として扱われると、
その対策としてこういう強面さんが出てくるのね。
おもしろいので話を聞こうと思ったんだけど時間もないので
「あのう、(金額を指して)これを払えばいいんですよね?
お金もってきたんですけど‥‥」と言ったら、
突然相好を崩し、2オクターブ高い声で
「あ、そう! 待っててね! いま領収書切るから!」。
‥‥現金ねー。
なんだかはんぱにへんな利子がついてて
もったいないなーとも思ったけど、
ケンカしてもしょうがないし、
なんか信用をなくすハメになってもいやだし、
ということでニコニコ払ってきました。
ねんのため確かめたところによると
「いわゆる信用情報とは、関係ない」そうです。
ちかれた。