4月18日。
40歳になると健康診断も
わかものとは違う場所に隔離されちゃうのね〜ん。
しかし検査内容は、39歳までのそれとほぼ変わりなく、
違う点は、「超音波エコー検診」(だったかな?)という
ぱんつをぎりぎりまで下げさせられて(ヒップハング)、
おなかにあたたかなゼリーをぬるぬると塗られ
アンメルツみたいな形状のカメラで
ぐりぐりぐりぐりと内臓の写真を撮るという
なかなかはずかしい検査が加わったことと、
午前中でひととおり検査が済んだら
1200円分の食事券を渡され、
近くの提携店で食事をとって、
2時間後に「解析されたデータを前に」
医師と面談があるということだ。
で、ランチ。
西新宿だったので、「提携店一覧」を
穴があくほど見て、野村ビル50階の
「土佐料理 祢保希」に決定。ねぼけと読みます。
前から行きたかったんですよ。
かつおが好きなんですよ。
グルメ刑事のカンは当たり、
かつおのたたき、たいへん美味。
油をつかった料理もなくて、合格合格。
で、面談。
ぼくは身長のわりに体重があるので
体脂肪率とは関係なく
BMIとやらで「肥満」とでてしまうんだけど、
週3回トレーニングしていることを申請してあり、
血中にでるなんとかという物質の量が
筋肉の多さを証明してくれているということで、
怒られずに済む。
(去年までは「痩せなさい」と怒られていた。)
そして血液のことやら、なんやらかんやら、
なにも問題ないと言われたあと、
「しかし、驚いたのが、これなんですが‥‥」
と、内臓エコーの写真を見ながら、含みある一言が!
ななななんですか、
異状があるならはっきりと言ってください!
「いや、あなたの体形でこれは‥‥ふしぎなんです。
なぜ、こんなに、内臓脂肪がないんですか!?」
一瞬、褒めているのか貶しているのかわからなかったんだけど、
それは褒め言葉ですよね?
ぜんぜん内臓脂肪がついていないんだって!
へーーーーーえ!
じつは自宅の体組成系では「内臓脂肪レベル10」とか
でちゃってて、これは「やや過剰」というレベルなので、
「ああ、いくらやっても、内臓脂肪というのは落ちないのだ」
と半ばあきらめていた身としては、たいへんうれしいお言葉。
考えてみると一般家庭にあるような体組成系というのは、
体重と体脂肪率と身長と年齢から
「統計的に導き出した推定式を基にコンピュータが計算」して
「ま、このくらい?」という値を出しているだけなので、
じっさいに内臓をスキャンしているわけではないし、
正しいとは限らないわけだ。目安になるけれど。
面談の先生によると、
「内臓脂肪というのは、この年齢になれば、
少しずつ着実についてしまうものなんです。
そして、すぐには消えないものなんです。
ほんとうの空腹が続いて、ようやく体が
その脂肪を使い出すので、
減らすのはほんとうにたいへんなんですよ」
とのこと。
ここ数年、トレーナーがついてトレーニングしているので、
85キロから70キロまで減らす過程で
内臓脂肪も落ちたんだろうなあ。
「ぜひ“5年後”にもこうあるように、がんばってください」
と、たぶん、中年以上にはかならず言うんだろうなという
一言をいただきました。なるほどなるほど。
あと「内臓の血流がたいへんよい」とも。
内臓年齢というものがあったら
ぼくの内臓はきっと思春期ですね。
しかし腹には、やっぱり余分な肉が
皮下脂肪としてあるわけである。
ぽよよんと。
せめて硬くならないもんかね、思春期のように。