●次のアマンは?
Would you like to know about the next aman?
とだけ書かれた、謎の水彩地図の絵はがきが、
アマンリゾーツのニュースレターとともに届いた。
アマン。このところ、インド、ブータン、スリランカである。
さてさて次はどこ?
はて、この地図はよく知っている。
んだんだ、カリブ海ですね。
で、地図の中央がどこの国かというと
「ハイチ」(のちょっと南)なんだけど‥‥
さすがにそれはないんじゃないのかなあ。危なすぎ。
いまさらジャマイカにというのもなさそうだよなあ。
アマンなら、‥‥あ、そうか、インドネシアから産まれた
アマンである。ということは、オランダ領のどこか?
アンティルとか、アルーバとか???
ま、どこかの領土になる、離島であろうと想像はつくんだけど
確証にはいたりません。
カリブ海の海は、これまで見た海のなかで
いちばん綺麗だった。
食事もおいしいし、難を言えば「遠い」ことと、
あと、ぼくにはどうにも「ウエルカムされてないなあ」な
リゾート地であった。
けど‥‥アマンがつくるんでしょ?
かなり興味があるですよ。
次のニュースレターがたのしみ。
──って、あ! ニュースレター(英文)
ちゃんと読んだら書いてあった!
それは「ターコス・アンド・カイコス」だそうでした。
なまえは「Amanyara」だそうでした。
●突然の電話。
その1)
「きょう7時、さいたまスーパーアリーナ集合!」
‥‥って、そんなの無理に決まっとる!
フレディ亡き後のQUEENを、
さいたまで見るってのは「ない」というのはさておき、
ともかくも誘ってくれてありがとう。
行けないけど。
その2)
「ダウンジャケットがほしいんだけど?」
ハハより。そういえばチチに、
不要になったワイズのジャケットを3着送ったばかりだった。
えーと、ダウンはないんだけど。
ていうか、チチがそう言ってるの?
「ううん、あたし。
買ってくれてもいいのよ?」
チチはいいから、ハハに買えってことね。
「きれいなブルーがいいなあ。
ブルーか、青ね!」
ブルーと青は同じなんだけど。
モンクレールでいいすか。
「どこでもいいけどブランドのがいいなあ。
あとみじかい丈のよ!
きれいなブルーよ!
青でもいいわ!」
は、はい‥‥。
その3)
「あたしあたし。
あのさあたけちゃん、ちょっと聞きたいんだけど、
最近の男の子ってどういうコロンが好きなの?
あとどういう洋服着せればいいかなあ。
もしもーし。公衆電話だから出れないのかなあ。
携帯からかけなおすね。じゃね」
という留守電が。
最近の男の子のコロンって言われても‥‥
あと、公衆電話だから出れないということはないです。
ていうか公衆電話、よくありましたね!
再度かかってきたのできいてみたら、
「こんどの芝居で共演する子の役を
いっしょにつくりこんでるのよ」
ということでした。
アバクロあたりを着せて、
コロンは‥‥困った、でもまあ、
ラルフ・ローレンかトミー・ヒルフィガーあたりで
どうでしょう‥‥若いなら‥‥
「あとどんなレストラン好き?」
私は若くないので参考にならんですが
最近は「ローブリュー」が好きです。
ということで、このコメントが役に立っていれば
こちらの芝居の台詞などになるかもしれません。
●来年の目標。
来年のテーマは登山。ということになった。
ファッションの話じゃなくてほんとに山に登るのだ。
しかしぼくの思い描く登山というのは
「ヤッホーホトランランラン」な、
歌いながら歩いていくとうしろをロバさんやウサギさんが
歌いながらついてくるというようなもので、
あるいはペーターとロッテンマイヤーさんに
挨拶しながらすれ違うというようなもので、
それはどうも間違っているらしいと今日知らされた。
「それはピクニック」。はいそうですね。そのとおりです。
しかし登山。それは30キロくらいの荷物を
背負ってくのがあたりまえというじゃないですか。
一泊や二泊でもそんなですか。
30キロ背負って坂道ですか。
結婚するってほんとうですか。
水は仕方ないかも知んないけど、
食べ物は宇宙食とかなら軽くない?
と言ったら、それは実につまらないのだという。
ちゃんと鍋なんかも持ってこうと。
まあね‥‥そりゃそうだよね。
それにそのほうがぼくの存在価値もあるね。
じゃあほんとにロバさんを連れて荷物を持ってもらおうよ。
え、ダメ? リャマは? いないか。いないよね。
ネパール人のシェルパとか雇わない? いないよね。
じゃあいっそさあ、ヘリコプターチャーターしない?
え、100万円かかる? そりゃアマン行った方がいいね。
ううむ。やっぱりいきなり30キロの荷物は
無茶だろうと思うのだ。
いくら鍛えてるったって、腰も心配だしさ。
ということで最初は日帰りから始めることにしました。
ま、冬山はいきなり行かないんで、春になるまで時間はある。
それまでがんばって「はじめての登山」みたいな本を
読んでおくことにしよう。
●個展をめぐる金土日。
金曜の夜は表参道へ福田利之さんの個展に。
緊張のあまり、なぜかにやにやしている
福田さんをからか‥‥じゃない、はげましていたら
風邪でやつれた山下哲さんが
よたよたと道に迷ってやってきた。
小心者ブラザーズをいちどに見れて感激です。
私は汗びっしょりなのに、
さとしさんはニットキャップに厚手のニットをお召しでした。
ところで福田さんの絵はほんとうにいい。
これね、ぜひ実物を見てください!
製版しちゃうと、原画とはまったく別物になる絵なので、
ぜひ実物を見ていただきたいのです!!
『カワイイもの好きな人々。』単行本の装丁画や
『P.W.Babies Paperback』のカバー絵などもあります。
ほしかったけど非売品でした。
それぞれ、印刷されたものと比べてもらうと
そのすごさがわかります。
えーと、リクエストしていいですか。
「でかいのが見たい!」
‥‥作品の大きさはアーティストの意図であることは
重々承知しておりますが、もうこれはぜひ、
でっかいのが見てみたい!
と、無謀なメッセージでした。
首つり犬、ほしいなあ。と思いつつ、
ごめんねごめんね、迷ったあげくに保留‥‥
なお画廊はこちらです。
土曜、床屋〜パークハイアットのデリ〜ジム〜英語、
といういつもの土曜日をすごす。最後にタカシマヤへ。
オムのシャツを迷ったけど、
「もういいじゃないですか武井さん」と
スタッフのサワグチ女史に諭される。
来たるクリスマススペシャルもあるしね、やめましょう。
って、まだほしいんだけど、あのかわいいシャツ。
日曜、ゆっくり起きてごはんをつくって食べてから、
銀座で行われているshinoさんの個展へ。
チェコのガラスビーズを使ってのアクセサリーの個展です。
こんなのです。いいでしょう?!
ということでひとつ買う。
アクセサリー選びは女子の独壇場ですね。
鏡の前で必死になっておられる女子複数。
お互い「いいわね」「いいわよ」「いいでしょう」
と大声で話すおばさま複数。
「なんでグリーン車とらないの!
あたしはいつもグリーンよ!」
う、うる‥‥けど楽しそうだからいいか。
男子はなんだか所在なさげ。
私もこういう場ではやや小さくなるんだけど
買うつもりで来ているのでがんばって試着。
微妙にすべて色の組み合わせが違うので迷う。
shinoさんにお見立てしてもらい、
赤いチョーカーを買いました。
ところできょうのshinoさんは、
ぼくが着たら大久保清、な、ふしぎなお召し物。
ハンガリーの民族衣裳だそうでした。
ちなみに私はきょうギラギラと光るLEVI'SのGジャン
(デニムではなくって、光沢のあるポリエステル)に
側章のついたLEVI'Sのブラックデニムという
まかりまちがえると「ちょいワルおやじ」な格好。
これに合わせる靴がほしい。黒のぎらぎらのブーツが。
終わって、バーニーズ銀座店をぐるっと流してから
(やっぱ楽しいね、ここは)
新宿に移動、ママンのリクエストの
「きれいな青のダウンジャケット」を探す。
伊勢丹で相談したら、
モンクレールでターコイズブルーの入荷がある、
ということがわかったんだれども
「50人ほど、お待ちです」と言われる。
ママンに電話して諦めさせる。
ていうか値段を言ったら
「とんでもない! そんな高いのいらないわ!
いいのいいの、いらないのダウンは」と
案外まともな反応をしてたので安心‥‥と思ったら
電話を切り際、
「じゃ、探しといてね」って。はぁい。
久しぶりにメンズ館の「CORNER」へ。
ニシムラくんやイシバシくんと
しばらく世界の不条理について話し、
リバーシブルのマフラーを1枚購入。
スクールマフラーです。
マフラーとか手袋とかの冬の小物って
なんだか幸せな買い物だと思う。
それはそうとイシバシくん結婚おめでとう!