●鼻から大量の!
今朝から左の鼻の奥がむずむずしていて
歯茎の上の方が腫れてるような感じでした。
んで、さっき鼻をかんだら、どばーっと、水が、
「締まりの悪い水栓」くらいな勢いで
とぱとぱとぱとぱ‥‥とこぼれ落ちました!
じつは昨晩、寝ているときに、
海で鼻に水がはいったときの「つーん!」、
あの痛みが左の鼻を襲ったのですよ。
夢かと思ってたけど、ほんとに入ってたのか‥‥
でも旅行からもどって約1週間、その水、
入りっぱなしだったってこと?!?!
そんなことあるのか?!
でも、まだ入ってる気がします。
ちなみに、まさしく海水でした。うーむ。
なかなか信じてくれないんだけど。
●ということでバリ雑感。
バリのことは、なんか、うまく書けないような気がするのですが、
「団体でアマン?」「リゾートに、社員旅行で?」
という、大きなふたつの疑問は、見事に現地で
「ああ、こういうことが、やりたかったのか社長!」
と理解するに至り、完全に溶け去りました。
つまりは、とってもよかったのでありました。
こういうメンバーでなけりゃ、できない、ということを
見事にやってのけた旅行で。
たとえば、ビラを貸しきりにして、
ジェゴグの楽団を呼び、豚の丸焼きのバーベキューをして、
踊り、歌い、ジェゴグの下にもぐりこんで演奏を聞き、
さらには演奏までさせてもらい、
プライベートプールに服のまま飛び込む、
それもアマンのスタッフもいっしょになって大騒ぎ、
なんていう、お行儀が悪いけど、許される、
上等、としか言えないようなそんな贅沢は、
個人旅行じゃあ、できないと思いました。
プライベートビーチを貸しきりにして、
松明のもとでケチャを見る、ということも、
やっぱり、できないよなあ。
バリで一番のガムランの楽団を呼んで、
盛装して聴く、なんていうのも、とてもお洒落だった。
「このメンバーだから」
こういうふうにはめを外すことが出来る、ということの価値。
個人でやったら、いくらお金つんでも、
別のものになるにちがいない。
下手をすると、上等どころか、下品になってしまうしね‥‥。
でも、できた。奇跡かもしれないと思った。
そういうわけで今回のバリは、
「こういう旅もある」という強烈な体験でした。
アマンダリとアマヌサ、噂に聞いていたホテル。
初めて泊まりましたが、ほんとうにすごかった。
海を遥か見下ろすアマヌサ、
渓谷と棚田のなかにある村のようなアマンダリ。
どっちもよかった。
別に、部屋が超高級な感じ、とかではない。
(アマヌサは、高級感はかなりあるけど)
「居心地がいい」のはたしかだけど、
なんていうのかな、
「こんなにすごいんだから、使わなくちゃもったいない!」
というような押しつけがましさは、ない。
生活骨董みたいというか、「使える上等さ」にあふれている。
サービスというものも、こういうものか! と思うことばかり。
食欲がないといえば、
ライムをたっぷりしぼったソーダを飲むと楽ですよと
すぐに持ってきてくれる。
プールエリアに足を踏み入れると、
大判のバスタオルをかかえたスタッフが同じ歩調で
そっと来てくれて、デッキチェアをセッティングしてくれる。
うとうとして目が覚めると、冷たいライム水とフルーツ、
きんきんに冷えたおしぼりが枕元にある。
ちょっと日に焼きすぎたかなという人には
エビアンのスプレーやSPFの高いローションが来る。
ちょっと部屋を出ただけなのに、
ほったらかしてあったタオルが畳まれている。
言い出すときりがないんですが、
「どこ見てんのよ!」‥‥じゃない、
「どこで見てるんだ!」な、でも監視されている感はない、
スタッフが楽しそうなんですよ。
ほんとうに居心地のいい天国。あいつら、天使に違いないな。
ちょっと街に出よう‥‥なんて外へ出たら、
たった1時間で、くったくたにつかれちゃった。
世俗から、いかに離れた場所にいたのかがわかりました。
そうそう、話題は変わりますが、
アマヌサから、シュノーケリングツアーに出たんだけど、
船で1時間も行くと、バリのまわりも珊瑚礁があって
ほんとうにきれいなのですね。びっくりした。
体脂肪率が下がったのを忘れてて、
ライフジャケットを着ないで頭からもぐったら、
すっとーん、と、かなりの深さまで落ちちゃって、
水面がはるか上空(ってのも変か、でもそんな感じです)。
●静岡おでんの会@渋谷。
月曜、美女‥‥しかしどうやらオタクらしい美女二人と、
おいしい料理の出る居酒屋。
キジハタの酒蒸しの旨さを「豚足みたい!」と表現し
同席者に失笑を買ったわたくしです、
ほんとに豚足みたいだったのよ。いやほんと。
皮が、むちむちしててさ、ぷるぷるでさ、
唇にはりつくような感じや、
肉質はそりゃちがうけどさ、
豚足みたいだったんだよ。魚なのにさ。
ほんとうにおいしかったよ。
三宮さん、ありがとう。
そして翌日は火曜は、おでん。
静岡おでんを、静岡人があつまって食べるという
それだけで「くたぁ〜」とした会。愛すべき会。
背中に富士山を背負ってるので
なにをしても深刻にならない、と言われる静岡人ですが、
ええ、まさしく、そんな感じでした。
見えない富士山が見えました。
とある漫画家のかたと、その弟さん、私、この3人は静岡人。
さらにお母さんが静岡という人、
静岡が好きだと公言する音楽家、
静岡の隣の県出身の編集長。
って、ようするにめちゃくちゃなんだけど、
志はひとつ、静岡おでんを食べるのだ!
さて静岡おでんとは何かというとですね、
私見ですけど、5つの条件がありまして。
・かつおぶしとこんぶのだし
・しょうゆ味
・黒はんぺんが入る
・じゃがいもが丸ごと入る
・牛すじ、アキレス腱か、モツが入る
・だし粉と、青のりをかけて食べる
細かく言うと「店では、串に刺さってる」
「店によっては、甘めの味噌だれをつける」
など、あるんですけどね。ま、ゆるめの条件。
静岡だからね、ゆるゆるです。
ちなみに静岡おでんは、駄菓子屋で食べられる。
学校がえりの小学生(ワンカップのグラスに水)と、
仕事がえりの労務者(ワンカップはもちろん酒)が
肩を並べておでんをつつく光景が見られるのは
静岡くらいじゃないの?!
ぼくもそうやって育ちました。
さてその店は「6」(ろく)といい、
渋谷ビデオスタジオの裏手にひっそりとある。
なかなか謎の飲み屋だけど
静岡産の日本酒(磯自慢、喜久酔、初亀など)もあるし
静岡おでんのほかに、「かつおのへそ」もあって感動。
かつおのへそというのはですね、
かつおの心臓なんですわ。
強烈に硬いレバーみたいな三角錐状のところに
うんとちっちゃいおちんちんみたいなかたちの
えーっと、ミノみたいな食感のものがついている。
生姜じょうゆか、味噌で煮るんだけど(わが家は生姜じょうゆ)
ぼくは小さい頃これが大好物でした。
(あとうなぎの肝も好きだった。)
夏だけどおでんはコンロに乗せられて、ぐつぐつ。
それを肴にだらだらと飲む。楽しい‥‥。
このメンバーでスポーツだ! 旅行だ! 富士山だ!
と、わけのわからない誓いを立てる酔っ払いでした。
二軒目はエジプトバー。
わけのわからないコンセプトのバー。
そこで「ガンジャ・ハイ」という謎のビールを飲む。
原材料に「大麻」って書いてあるんだけど‥‥
しらべたらこんなところで売ってました。
味は、けっこううまかったです。