●iPodこわれる。
iPodのハードディスクがクラッシュ。
初代だから5Gなんですけど、
もうすっごく古いんですけど、
バッテリーも交換して大事に使ってたので
どうにかならないものですかねえ。
と、ちょうど会社に来ていた、
Nくんがいるではないか。
この人は、ぼくのともだちの賢太郎んとこのスタッフで、
社長とはぜんぜんちがうキャラクターの、
とても器用でいい人だ。
いや、きみが不器用で悪いやつだとは言ってません。
不器用でちょっと強面なだけでほんとうはちがうんだよね、
ぼくは知ってるよ。
それはともかく、会社には、壊れた(けどHDは無事な)
iPodを持ってきている人がいた。
この人は、おおらかでいい人だ。
早とちりでおっちょこちょいではあるがいい人だ。
いい人! HDだけ、ください!
交渉成立。HDを交換してもらうことに。
果たして、古いけど壊れてないHDを入れた
ぼくのiPodは、ばっちり動くようになりました。
もちろん曲のデータは飛んじゃったけど。
夜、ふくいくとした笑顔のすてきな美女とともに、鹿を食べる。
夏の鹿って、初めて食べた。
気持ちのいいごはんだった。
●OSと、メーラーを変える。
私は怒りを溜めて、別のところで愚痴を言う
いじいじしたタイプなんですけど、
とある日、夜、ワークアウトに行ったら、
いつもより重いのが、がんがん上がっちゃったよ。
ふうむ、怒りが暴力に変わる理由がわかった。
愚痴を言うより人を殴るよりワークアウトだな。
これからもそうやってカラダを鍛えよう。
ストレスはカラダを鍛える原動力!
さて、それとはぜんぜん関係なく、
マックOSをtigerにしました。
そしたら、使ってるメーラーの「arena」が不具合!
1通送信したつもりが、3通くらい送ってたり。
謎に私から同じ内容の複数のメールが届いた方は
それが原因です。ぼかぁ、わるくないよ。arenaのせいだ。
ていうかtigerのせいだ。
しかたがないのでOS標準装備の
「mail」というソフトに切り替える。
そしたらこれが案外快適にできている。
そもそtigerっていうのが、そうとう快適で、
「こうだったらいいのに」がかなり実現されている。
その感じで、mailも、よくできているのでした。
もちろん、arenaのほうがいいところはいっぱいあるし、
なにしろ愛着のあるソフトなんだけど、
もはや、開発終了と発表されている。
新しいOSに対応しなくなるのは、わかっていたことだ。
こういうのはもう、愚痴を言ってもしょうがないよな。
愚痴を言うならカラダを鍛えたほうがいいよな。
というわけでこつこつとアドレス帳や、
振り分け設定をしております。
●素肌にシャツ。
ふと思い立って久しぶりの友人
(やつの恋人は19歳下)を誘って
近況を聞きつつ中国料理。
魚の麻婆うまかった。
友人はテニスで真っ黒け、私はバリ焼けでやはり真っ黒、
ものすごく喰ううえに(といっても計9品)、
話題は「どこの何がうまかった」ということばかり、
しかも(ぼくが)片手でスプーンとフォークを操って
器用に取り分けたりするものだから、
会計のとき「料理人のかたですよね?」と言われた。
「いえ、ちがいます」と言ったら
「ではスポーツ関係ですね」と言われた。
ううむ、たしかにぼくはハンドルネームが「chef」で
まいにち自炊しておりますし、
ワークアウトは週3回行っておりますんで
当らずとも遠からず? と言えなくもない。
でもそもそも料理人とスポーツ関係者って同列なんだろうか?
ところで、友人の話であるが、
初対面の人に「いくつに見えますか」と馬鹿なことを訊いて、
「ポロシャツを素肌に着てらっしゃるから、35より上ですね」
と言われたという。
えっ! 若い人はポロシャツの下にTシャツとか着るの?!
若い人、っていう言葉がいま自分から出たのにも驚愕ですが、
まあそれはともかく、32より下くらいの人たちは
ポロシャツの下にTシャツを着るんだそうですね。ほんと?
ちなみに、ふつうのシャツも、
実用的にはTシャツを下に着た方が
汗ばんだりすることを考えたら快適かもしれないけれど、
オシャレ的には素肌に着た方がかっこいいと思う、のは、
やはりおっさんの考えなんでしょうか。
●ここの蕎麦が好きだ!
江戸博に行った。用事は2時45分で終わった。
そして私はハラが減っていた。
両国でこの時間といったら、
「ほそ川」に行くしかないでしょう!
昼は3時がラストオーダーだったはず。
やってましたやってました。
しかも貸し切りでした。
迷って迷って、穴子の天せいろ。
穴子、穴子の骨、ベビーコーン、ペコロス。
いんげん、そして谷中生姜の天ぷらに、
茨城産だという蕎麦。
ぺろり!
おかわりをいただいたら、
こんどの蕎麦は福島産だそうだ。
おお、茨城産に比べて、ちょっと香りが青い。
こちらもとてもおいしい。
ほんとうはもう1枚‥‥あるいはそばがき?
でも3時をすぎていたので自粛。
蕎麦湯もあるしね。
ここの蕎麦湯は、もう、それだけで
蕎麦のポタージュなのですよ。
ほんとうに。
3杯飲み干し、ふくふくと、帰りました。
ひとり蕎麦、なかなか幸せな昼食なり。
●母よ!
母から電話、
「タカダくんていう同級生だっていう人から電話があってね。
あんた知ってる?
クラス会があるから連絡先をっていうけど
この御時世、個人情報がどうとかってコワイじゃない?
だから『さあ? どこでなにをしているのやら!
もう、出てったきり連絡もよこさないし、
そんな息子の居場所は私も知りません!!』って切ってやったわよ。
それでいいでしょ?」
って‥‥。それじゃ勘当されたか、行方不明だよ‥‥。
タカダくんという人は、いましたよ確かに。
ふつうそういうときは、
こちらから連絡をさせますので、
ご連絡先を教えてください、って言うもんじゃないの。
ほんとにもう‥‥
ま、いいけど、どうせ行かないと思うからさ〜。
「それはそうと痩せたの? どうなの?」
あ、体脂肪率低いですから大丈夫です。
「そういう問題じゃないのよ! 見た目よ!」
‥‥まったくもう。
ちなみに母は「福山雅治」のような息子が欲しいそうです。
それはつまりTVで福山雅治が出てくると
ぼくのことを思い出しているということ?
叶わぬ夢は不幸だと思うのだが。
●悔い改めよ、物欲者よ。
年に2回、新作だ新作だとかこつけて
服を買うのは、いかがなものか<自分よ。
買ったあとに「満足感」というより
言いようのないような「微熱のような後悔」というか、
いや、手に入って嬉しいし、
このためにお金とっといてよかった! と思うんだけど、
「あんたには、そんなものは要らない」という
見えざるゴッドマザーの声がする、ような気がする。
「あるじゃないの、ジーンズも、シャツも、
もうじゅうぶんなくらいに」と。
しかし恐れる声は実際の母ではなく、内なる者の声である。
うーむ、お前は誰だ。誰なのだ。わからないが、
それにビクビクしている自分がいる。
散財する(もうすぐ)四十男に誰が文句を言うのかというと、
実際には、だあれも、いないんですけど、
その内なる者の声を「あーあーあー、聞こえない聞こえない」
と、耳を塞ぎ、俺は行くぜ俺は行くぜ、
止めてくれるなおっかさん、と、
なぜか大股で店に向かうのである。
なんでこうなんでしょうね。
「新作が出た日に飛んでって、買い物をする」
ということを、決してスマートなやり方だと
思っていないからでしょうか。
なのに、がまんできなくて、行っちゃう。
別に初日に行かなくたって、
いちおう「プチお得意様」扱いをしてくれているので
(特A扱いではないけど、
Bマイナスくらいの扱いはしてくれる)、
「言ってくだされば、取り置きしておきますよ」
というようなことも、言ってもらえるのであるが。
オトナなんだから、もちょっと余裕をもって、
「ふらっ、と寄ったら、いいのがあったんだよ」
というような演出をしたいものだ。あ、演出じゃダメか?!
「へえ、そんなアイテムがあったの。完売?
いいじゃない、欲しい人が買えたんでしょう。
そういうのも縁だからさ」なーんて会話?!?!
「あ、今日が初日なの? ラッキーだなあ」なんて。
ダメか。
ということで、行ってまいりました。初日。
今シーズンは、「アウトドア」と
「スポーツ」がテーマのようで、
そして、もの作りにおける「偉大なる先輩」と
しっかり組むということ(コラボ)を
今期もたっぷり実験している。
自社の技術や信頼では乗り越えられないことが
一流の他社と組むことで倍になって返ってくる。
ブランド×デザイン×ブランド×技術。
それにしてもこれから梅雨明けだというのに
ニット帽を買うのって思いきりが要りますね。
買ったんだけど。
●美しいケーキ。
著者であり友人、のお宅にお邪魔するのに手みやげのケーキを。
とあるお祝いの会だったので、お祝いらしい華やかなケーキなら
やっぱりここはサダハル・アオキでしょう!
10人くらい集まるので、ホールで買っていこうと
前日に電話をしたんだけど、残念なことに
「2日前までに予約と入金を
していただくことになっているんです」なんだそうです。
「でも3〜4人ぶんの、中くらいのものを、
毎日用意していますので、
お取り置きはできませんが、ぜひどうぞ」
ということで有楽町へ。
チョコレートケーキ、栗のロールケーキ、
ベリーのタルト、そしてベリーのムースを買いました。
で、「お持たせ」でいただく。
ぜんぶおいしかったんだけど、
ベリーのムースは格別すごかった!!
「おいしい」に決まっている、その予想できるおいしさが
走り高跳びで飛ぶ高さだとしたら
食べてみての「おいしい!」は、棒高跳びのそれでした。
‥‥いかんな、比喩が下手すぎる。
ま、とにかく、もっと飛躍的に、うまかったです。
それから前回食べてないスポンジ系のロールケーキ。
ものすごく肌理のこまかい、スムースなケーキ。
チョコレートは、ビターを選んだんだけど、
カシスのジャムが入っていて絶妙。
個人的にはチョコレートケーキはエルメのが好みだけど。
タルトは見た目がとにかくすばらしい!!!
フルーツでタルトといえば「K」だけど
あそこにはマネできないだろう、これは。
そこそこ味の安定したタルトを
誰でもつくれるようにレシピを完全マニュアル化して、
かわいい女の子に制服を着せて
客から見える場所でつくらせる、ということで成功したのがKなんで、
サダハル・アオキの、
「一流のパティシエにしかできない芸術的な盛りつけ」
は、できないはずなんである。
同じタルトでも育ちが違う。
マカロンを材料として使っているのも新鮮でした。
‥‥いえ、キルフェボンに否定的なわけではないですが、
あそこをおいしいって言いすぎだよなーと思って。
ところで、苺やさくらんぼ、ヘタとか、枝とか、
取ってないんですよ、ここのケーキ。
つまり「美味しさだけでなく、美しさも考えてこうしました。
見えるもので、食べられないものは、
オトナなんだから、わかるし、取れるでしょう?」
ということか。
でもチェリーの種は除いてある!!
(枝はあっても、種はない!!)
「これはオトナでもわかりませんからね。
思いっきり噛んでしまったら申し訳ない」
ということでしょうねー。
そこらへんの割り切りがすばらしいと思いました。
かっこいい。コム デ ギャルソンみたいだ。