夜は10時に寝た。
まわりはすっかり静かだったので油断していた。
がらがらがら、と
なにか大きなものを引きずるような音で目が覚めた。
隣室で同行者がトランクか家具でも
移動させているんだろうかと考えたが、そんなわけがない。
夢か。
するといきなりの巨大な爆発音。
つづいて嬌声。
そして歓声。
シンバルの音。
ではなく、シンバルによく似た
たぶん、鍋のフタを叩く音。
バグパイプのような音。
嬌声。歓声。
ふたたび爆発音。
閉じた窓から一瞬漏れる灯。
花火だ。
そうだ、新年だ。
ここはリスボンだ。
と、ゆめうつつから飛び起きて窓を開けてみると、
屋根また屋根のむこうで見えなかったが
たしかに花火のかがやきだった。
暗い部屋でしばらくその音を聞く。
15分ほどつづく。
あけましておめでとうございます。
まわりはすっかり静かだったので油断していた。
がらがらがら、と
なにか大きなものを引きずるような音で目が覚めた。
隣室で同行者がトランクか家具でも
移動させているんだろうかと考えたが、そんなわけがない。
夢か。
するといきなりの巨大な爆発音。
つづいて嬌声。
そして歓声。
シンバルの音。
ではなく、シンバルによく似た
たぶん、鍋のフタを叩く音。
バグパイプのような音。
嬌声。歓声。
ふたたび爆発音。
閉じた窓から一瞬漏れる灯。
花火だ。
そうだ、新年だ。
ここはリスボンだ。
と、ゆめうつつから飛び起きて窓を開けてみると、
屋根また屋根のむこうで見えなかったが
たしかに花火のかがやきだった。
暗い部屋でしばらくその音を聞く。
15分ほどつづく。
あけましておめでとうございます。