運命はあらかじめ決められた道を辿るもの、
宿命は抗うことも許されず背負うもの、
そして、ふたつ、交わるもの。
『ぼくのエリ 200歳の少女』を観てきました。
(なるべくネタバレしないように書きますが
これから観る! 知りたくない! というかたは
ここで閉じちゃってください~。)
予告編情報で「ヴァンパイアの映画」
「そのヴァンパイアが美少女」
「彼女に恋をする12歳の少年」ということはわかっていたのと、
「スウェーデンのスティーブン・キング」という言葉から
なんとなく察しつつ行ったんですが、
しかし、もう明らかにそれらの言葉を上回ってました。
おもしろかった。
スティーブン・キングというのは言いえて妙で、
『小さな恋のメロディ』をキングが書き直したら
こうなるんじゃないか、とも思える。
いろいろ切なくてきゅんきゅんするシーンがあるんだけど
あとから思い出していちばん切なかったのは
主人公エリの世話をしてるおじさんの一言、
「お願いだ、今晩だけはあの子に会わないで」
‥‥ああ切ない。
彼がその台詞を発したときは
じつはなんのこっちゃなんだけど、
先を観ていくとその重みが、ずどーんと。
ああ、そういう気持ちだったんだ。
ほんと切ない。
これぞ宿命。
それからふたりを強く結びつける事件が
ふつうの恋愛映画だったら確実に「性」のところを
この子たち子どもだから、それじゃないんですよ。
でもこれはストーリー的に重要すぎるから、さすがに言えない。
わかりやすい映画だったと思うけど
ひとつだけわかんなかったのがこういう台詞。
「ぼくとつきあって」
「つきあうってどういう意味」
「ガールフレンドになって」
「むりだよ、女の子じゃないもの」
(この「女の子じゃない」という告白は
ほかにも出てきました。)
そして彼女が脱ぐシーンは、局部にボカシがあったので
ついぞ「女の子じゃない」の真意がわからず。
ボカシの形状的には(すみませんね)女性だったから
「女の子じゃない」というのは
「未分化の性」を意味している?
それともヴァンパイアに性はない?
あるいは、ひょっとして男の子だったの?
知ってる人こっそりメールで教えてください。
*さっそくメールで教えていただきました。
あの「修正が入ったぶぶん」が
やっぱりとても大事なところなんだそうです。
それを見れば、「女の子じゃない」という意味が
わかるんだって‥‥。
ぼかしちゃ、ダメじゃん‥‥!
こまかいことは、
パンフレットに書かれているそうです。
ところでこの映画、ハリウッドリメイク決定らしいけど、
これがこんなにいいのに、なんでリメイクする理由があるんだろ。
古い映画でもないし。
クリエイティブの欲求というより
やっぱりビジネスの匂いが強いよなあ、そういうのって。
英語で、アメリカ映画じゃないと世界標準じゃないっていう、
その勝ち気で強気な感じがとても嫌だなあ。
トレーラーはこちらですが、
このトレーラーもそうとう、
肝心なところ全部入れちゃってるんでご注意。
宿命は抗うことも許されず背負うもの、
そして、ふたつ、交わるもの。
『ぼくのエリ 200歳の少女』を観てきました。
(なるべくネタバレしないように書きますが
これから観る! 知りたくない! というかたは
ここで閉じちゃってください~。)
予告編情報で「ヴァンパイアの映画」
「そのヴァンパイアが美少女」
「彼女に恋をする12歳の少年」ということはわかっていたのと、
「スウェーデンのスティーブン・キング」という言葉から
なんとなく察しつつ行ったんですが、
しかし、もう明らかにそれらの言葉を上回ってました。
おもしろかった。
スティーブン・キングというのは言いえて妙で、
『小さな恋のメロディ』をキングが書き直したら
こうなるんじゃないか、とも思える。
いろいろ切なくてきゅんきゅんするシーンがあるんだけど
あとから思い出していちばん切なかったのは
主人公エリの世話をしてるおじさんの一言、
「お願いだ、今晩だけはあの子に会わないで」
‥‥ああ切ない。
彼がその台詞を発したときは
じつはなんのこっちゃなんだけど、
先を観ていくとその重みが、ずどーんと。
ああ、そういう気持ちだったんだ。
ほんと切ない。
これぞ宿命。
それからふたりを強く結びつける事件が
ふつうの恋愛映画だったら確実に「性」のところを
この子たち子どもだから、それじゃないんですよ。
でもこれはストーリー的に重要すぎるから、さすがに言えない。
わかりやすい映画だったと思うけど
ひとつだけわかんなかったのがこういう台詞。
「ぼくとつきあって」
「つきあうってどういう意味」
「ガールフレンドになって」
「むりだよ、女の子じゃないもの」
(この「女の子じゃない」という告白は
ほかにも出てきました。)
そして彼女が脱ぐシーンは、局部にボカシがあったので
ついぞ「女の子じゃない」の真意がわからず。
ボカシの形状的には(すみませんね)女性だったから
「女の子じゃない」というのは
「未分化の性」を意味している?
それともヴァンパイアに性はない?
あるいは、ひょっとして男の子だったの?
知ってる人こっそりメールで教えてください。
*さっそくメールで教えていただきました。
あの「修正が入ったぶぶん」が
やっぱりとても大事なところなんだそうです。
それを見れば、「女の子じゃない」という意味が
わかるんだって‥‥。
ぼかしちゃ、ダメじゃん‥‥!
こまかいことは、
パンフレットに書かれているそうです。
ところでこの映画、ハリウッドリメイク決定らしいけど、
これがこんなにいいのに、なんでリメイクする理由があるんだろ。
古い映画でもないし。
クリエイティブの欲求というより
やっぱりビジネスの匂いが強いよなあ、そういうのって。
英語で、アメリカ映画じゃないと世界標準じゃないっていう、
その勝ち気で強気な感じがとても嫌だなあ。
トレーラーはこちらですが、
このトレーラーもそうとう、
肝心なところ全部入れちゃってるんでご注意。