新宿三丁目の「R」。
御苑前の「C」の料理人が出した店ということで
「姉妹店」というよりも
「親戚店」というかんじになるのかな。
「C」は、上海の上流階級に育った
オーナーであり初代料理長のWさんが
ふるきよき時代の上海上流家庭の味を再現していて
(もちろん母の味ではなく料理人の味の再現)、
そのバックグラウンドは、物語としてだけじゃなく、
味として、ぼくらにも感じられるものだった。
残り香、みたいなことだ。
で、「R」は、
もちろんその味の流れを汲んではいるんだけど、
物語として含まれていた味、
品性としか言いようのないものが、
なくなっているように思う。
それでももちろん旨い。旨いのだけれど違う。
それはもう、上海上流家庭を想像できる味ではなく、
野心的な「日本の中華料理」としての旨さだ。
Wさんの思いは、距離も時間も遥か彼方に来て、
途絶えてしまうのかもしれない。
なんだか切なく思う。 いっそベタベタに、
上海バンスキング(舞台)のような
ムード、デザインの店にしちゃうというのも
あると思うんだけれど。
で、「R」ですが、料理としては「白菜の花の炒め」と
「ネギラーメン」がとてもおいしかったです。
御苑前の「C」の料理人が出した店ということで
「姉妹店」というよりも
「親戚店」というかんじになるのかな。
「C」は、上海の上流階級に育った
オーナーであり初代料理長のWさんが
ふるきよき時代の上海上流家庭の味を再現していて
(もちろん母の味ではなく料理人の味の再現)、
そのバックグラウンドは、物語としてだけじゃなく、
味として、ぼくらにも感じられるものだった。
残り香、みたいなことだ。
で、「R」は、
もちろんその味の流れを汲んではいるんだけど、
物語として含まれていた味、
品性としか言いようのないものが、
なくなっているように思う。
それでももちろん旨い。旨いのだけれど違う。
それはもう、上海上流家庭を想像できる味ではなく、
野心的な「日本の中華料理」としての旨さだ。
Wさんの思いは、距離も時間も遥か彼方に来て、
途絶えてしまうのかもしれない。
なんだか切なく思う。 いっそベタベタに、
上海バンスキング(舞台)のような
ムード、デザインの店にしちゃうというのも
あると思うんだけれど。
で、「R」ですが、料理としては「白菜の花の炒め」と
「ネギラーメン」がとてもおいしかったです。