バスチーユ駅からブレゲ・サバン駅までのあいだの
リシャール・ルノワール大通りに日曜と木曜だけ立つ
青空市場にでかける。
部屋から歩いて3分。
雨があがって、日が差して、あたたかい。
生鮮品が8割、あとは衣類とか雑貨。
生鮮品は、八百屋6、肉屋、チーズ屋、魚屋が各1、
その他1という感じ。
魚屋は、いわゆる魚よりも、甲殻類や貝類が多い。
うわぁ、牡蛎、箱で売ってる。
帆立もオマールもうまそう。
しかし、一人旅ゆえ、そんなに買ってもなあということで、
はまぐりをひと盛りもらう。
けっこう高いんですが。1キロ2000円くらい。
八百屋では、スペインのみかん、レモン、
にんにく、たまねぎ、二十日大根、青菜、など購入。
さらにチーズ屋で、バスクのチーズを1/4かけ。
たまごも6コ。パンチェッタとサラミの盛り合わせ。
ことばが通じるか心配してたんだけど、
「こんにちわ、マダム」
(こんにちわ、ムッシュー!)
「これください」
(はい、ほかには?)
「それで全部です」
(そう、ぜんぶで5ユーロよ)
「はい、これで」
(プラスチックバッグは、いる?)
「いりません、どうもありがとう」
というくらいだけなので、
なんとかなるものでした。ほっ。
部屋にもどり、スコーンとコーヒーで
かるい昼食。
ちょっと休憩してから、マレまで出て、
リコさんに「柚子胡椒」を渡す。
いっしょにPain de Sucreへ。
これから会う写真家のマツイ君夫妻に
手土産のチョコレートケーキ購入。
市庁舎駅からコンコルド駅乗り換えで
La Motte Picquet Grenelle駅へ。
ラモットゥピケグルヌイユ?
読みづらいったらない。
車中は、銀座線なみの混雑。
目の前の子どもがNintendo DSをやってた。
ものすごく乱暴に扱ってて、
これは日本の比じゃないような気がしました。
よほど丈夫につくってるんだなあ。任天堂。
まずマツイ君の事務所に遊びに行く。
赤ワイン、サラミ、ついでビオ(自然農法)の白ワインで
もてなしてもらう。
ビオの白ワイン、衝撃的なうまさ。
なんでも、Nicolas Jolyという、
ウォール街で成功したフランス人が、
農業にめざめ、つくったものだそう。
CLOS de la Coulée de Terrantという名前らしいです。
おつまみがいらない、幸福感にみちた味。
男性的で、酸いも甘いもかみ分けたというか、
大人の味の白ワインでした。
地下鉄でモンパルナスに出る。
Le Dome‥‥ではなくて、
向かいの、le bar á huîtresへ。
「牡蛎バー」って、そのままな名前。
牡蛎は、Fines de Clareと、Belonsをたっぷり、
さらにアサリを生で食べ、
ココットで蒸し焼きにしたムール貝とエビを食べ、
帆立の4種ソースあえと、えびのリゾットも。
うまかった‥‥。
肉よりずっしり腹にたまる感じがします。
よもやま話が尽きず、サンジェルマン・デ・プレまで歩き、
コーヒー。
地下鉄でもどってきました。
ぐるじい。きょうも食べ過ぎです。