パリの友人(教授)が出てきているという連絡。
ちょっと顔を出さないかというのでお茶。
筑波で学会があるので来日して、ついでに、
松本だの京都だの萩だの広島だの福岡を
ひとりで旅行してきたんだそうだ(すごい旅程だな)。
「ぱりニハイツキマスカ」
ええと‥‥行けたら年末? でもユーロ高いし、
ホテル代も食事代も高い! と、ぶつぶつ言ったら、
「ウチノキンジョハ65ゆーろチョウショクツキ」
でも教授の家ってナシオンのほうですよねえ。
もちょっとマレ寄りとか、せめてバスチーユとか。
旅人にはうんと町中のほうが魅力なんですよ。
と、生意気なことをいってみる。
それに、朝食つきって、
ホテルの朝ご飯って甘いパンとコーヒーでしょう。
しょっぱいもの食べたい。できれば自分でつくりたい。
「ジャアしたでぃぬデケンサクシタラ」ということで
「citadines」というメモをくれる。
パリにある、キッチン付のホテルチェーンのことだそうです。
ありがとうございます、ネット探してみます。
キッチンとWi-Fiがついてれば文句なしなんだけど。
フランス語は「Wi-Fi」を
「ウィッフィー」と発音するのでとてもカワイイです。
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‥‥と、こういうのはさっさとやっちゃったほうがいいので、
年末年始の休暇を調べたら、
12月28日から1月6日ということがわかる。
‥‥行っちゃいますか?
むかしだったら旅行会社に行って、
あれこれお願いして、というところだけど、
いまは資料収集から予約までネットで終わっちゃうのが
旅支度のかんたんでおもしろいところ。
年末年始、8泊10日でパリに行くことに。
決めましたよ、ええ決めました!
飛行機は下調べをしておいてから
カード会社のトラベルサービスデスクから予約。
なにかあったとき助けてくれるんで、
直接航空会社に予約するよりいいかなーと。
そしてちょっと早いかもしれないけど
年末年始だと、格安航空券が出るのを待ってると
満席になってたりすることもあるんで
予約だけしちゃえというわけです。
A社の直行便のエコノミークラスと
B社の経由便のアッパーエコノミークラス、
ともに正規割引運賃で比較すると
4万円ほどB社が高額。
だけど席はずっといいわけです。
経由便でよいでしょう。
次に宿。今回はキッチン付きを探す。
これもカード会社に訊いたら、
「弊社で予約できるアパートタイプのホテルは
限られておりまして‥‥
Citadinesがオススメなんですが、
御希望の日程は満室でございます」という。
やはりCitadinesですか!
しかし満室? こないだCitadinesの公式サイトに
行ってみたら、あったけどなあ。
年末年始におしかける自炊君が
そんなに多いのでしょうか。
ともあれ自分で探しますねと電話を切る。
すぐ公式サイトにつないでみたら、
なんのことはない、予約できました。
なんだったんだろう。
旅行会社枠がいっぱいになったということかな。
バスチーユ・マレのCitadine。
65ユーロというわけにはいかなったけど
(たしかに、中心部から離れるほど
距離に比例して安くはなる。
でもまあ、マレ徒歩圏内ってことで)
キッチンもWi-Fiもついてる。ばっちり。
もっとアパルトマンらしいアパルトマンも
探したことは探したんだけれど、
ホテルタイプじゃなくて、
いわゆる短期貸しのアパルトマンは
契約やら鍵の受け渡しがとても面倒。
たとえばこんなかんじ。
この手続きは、初心者にはちょっと敷居が高いですよね。
大家と直接やりとりって‥‥。
次回の宿題といたしましょう。
ということですっかり旅行の準備だけは完了。
いっしょうけんめいお仕事いたしましょう。
がんばります。