大貫妙子さんのアコースティック・コンサート、
@オペラシティコンサートホール。
2Fの舞台袖の席で拝見。
すばらしかったです。
最初の数曲、ちょっと様子見っぽく、
のどを開きにくそうにしていた大貫さん
(うまく言えないんですけど、のどがつめたい感じ)。
何曲目だったかな、「黒のクレール」から
突然声がすこーんと抜けはじめて、
どこまでも届きそうなくらい、
ホールをつつむように広がっていきました。
そのあとの「風の道」からはすっかり自由に。
中盤からは両手も自由に動き出し
(最初はずっとマイクスタンドに添えていた)、
からだぜんたいが楽器、というふうになっていって、
「ベジタブル」「メトロポリタンミュージアム」まで
一気にひっぱっていった2時間でした。
きもちよかった。
終わってちょこっと楽屋にお邪魔して御挨拶。
終演後はすっかりリラックスしてかわいい大貫さん。
ネックレスがあまりにすてきなのでどこのですかと聞いたら
アニエスbだそうです。
その後、同行した「大食い友の会」の相棒とふたりで
前々から行ってみたかった新宿御苑の中華料理店
「礼華」(ライカ)へ。
犬養裕美子さんという、レストラン・ジャーナリスト
(っていうのかなあ)のかたがいて、
このかたの評というのをぼくはとても信用しているんですが、
その犬養さんがとても褒めていたので、
「そのうち行く心のリスト」に入れていた店。
連休中で行きたい店がどこも閉まってるなか、
ここはやっていてよかった。
大食い友の会なので、プリフィクスのCコース、
つまり最大品数8品のコース。
ラストオーダーの時間ぎりぎりに行ったので
足りなくても追加できないというスリリングなオーダー。
しかもオーダー時間は5分しかない!
で、相談しつつこんなメニューになりました。
●フカヒレのお刺し身・山椒ソース
●フカヒレの姿煮込み・四川風
●クルマエビのチリソース
●帆立貝の炒め物
●鶏の唐揚げ・黒胡椒風味
●鮑と牛のアキレス腱の四川風煮込み
●花山椒入り麻婆豆腐とごはん
●フカヒレの姿煮込み麺・上海風
●マンゴープリン(これだけ追加)
はい、たいへんうまかったです。ぜんぶうまかった。
ちょっと甘め、そしてくっきり辛(から)くて、
塩味は強すぎない加減。盛りつけも美しい。
きわだって個性的な味なのに、誰でも楽しめる味でもある。
不思議。
サービスもとてもいい。
総合的にすばらしい店。
中国茶もすごくおいしかったです。
ちなみに、これはいちおう大食いの相棒の誕生祝い。
またバイクに乗りはじめたというので
(前に事故って半死の目に遭ってるというのに)
たいへん心配するが、
まあ、止めても止まらんので、ほっとく。
死ぬなよ。
うまいものが、食べられなくなっちゃうじゃないか。
満腹のハラをさすりつつ、
メニュー選びで喧嘩しない、
好き嫌いがない(あるいは同じ)、
同じ量を同じスピードで食べられる、
同じ味をうまいと思う、
「あとこれもう一コ食べない?」という共感が得られる。
そういうのはすごく貴重だよなあと思う。
もう一回言いますが、
ぜひとも死なないでいてほしいもんです。